発達障害がいを持つ子どもと遊ぶ、サークルの代表
私は大学2年次に、発達障害児に遊びを通じて発達支援を行うサークルの代表を務め、コロナ禍でオンライン活動を運営しました。オンライン活動では、子どもが画面上に集中して座ることができない点が課題でした。そこで、子どもの好きなものや得意なことを活動に多く取り入れて注意を集めた上で、説明時にクイズ形式にして子どもと会話する、ほめるといった声掛けを増やしました。その結果、子どもがルールを完全に理解した状態で遊びを始めたことで上手に出来ることが増えたことで「できた!」という実感をもち、褒められることで自己肯定感を上げながら楽しんで活動に参加してくれるようになり、活動を始めて1カ月後には、子供たちが1時間集中して画面に座り続けられるようになりました。子どもたちは特性上、集中したり切り替えたりすることが苦手ですが、自分が好きな物に対しては強い興味と知識を持っており、それらを活用によって苦手をカバーできます。この経験により、私は他人の苦手な部分をその人が持つ強みで補うことができることを利用して、周りを巻き込んで行動できる力を発揮することができたと考えています。