慶應義塾大学 / 理工学部管理工学科
卒業論文
現在卒業論文に取り組んでいます。テーマは「AS-LSTMを用いたJリーグ観客動員数の予測モデルの構築」です。Jリーグの観客動員数が年々増加する中で、フードロス、スタジアム内混雑、交通機関の負担などさまざまな課題が深刻化しています。私はこのような運営課題の一助となることを目的に、機械学習を用いた観客数予測モデルの構築に取り組んでいます。 従来の研究では天候や曜日などの静的な要因のみに焦点が当てられることが多かったのに対し、私は「直近数試合の観客動向」や「試合の重要度」などの時系列的・動的要因を捉えることで、より高精度な予測を目指しました。 具体的には、 • AS-LSTM(Attention-based Sliding-window LSTM) を用いて、直近の試合データを時系列的に捉える • 対戦カードの重要度やSNSフォロワー数、スタジアムの特徴(アクセス性、屋根の有無)など多様な変数を統合 • モデルの説明性向上のためにSHAP値を用いて特徴量の寄与を可視化