多摩美術大学 Tama Art University / グラフィックデザイン
hoshitubu
このパッケージデザインは、金平糖というお菓子の魅力を再発見してもらうためのパッケージデザインです。金平糖はポルトガルから伝来したものですが、日本の地で全く違う見た目のお菓子になりました。そして生まれたお菓子は色や形の魅力が一杯詰まった玉手箱のようなものだと思っていました。しかし、現在お菓子というと海外からの上陸してくるポップな印象の洋菓子に変わりつつあるように思えます。 そこで、このパッケージにおいてまず伝えたいことは、「金平糖の持つ色」と「形の可愛さ」です。まず色を見せるにあたり、透明のフィルムや印刷ではなく半透明の素材を使ったのは、色の淡さという和菓子のような奥ゆかしさを表現する為でした。次に半透明であることによって、中にある金平糖の形がパッケージを開ける時に鮮明に目に映るようにしました。また、一つ一つを個別でパッケージし、また切り離せるようにすることで、女性が職場や家庭において簡単に分け合うことができるようにしました。