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筑波大学大学院を修了後、欧米のスポーツ指導方法を学ぶため、トロントの地域野球クラブに就職を予定していました。COVID-19の影響により1年4ヶ月ほど日本で語学勉強に従事したのち、2021年8月から2022年6月までトロントで少年野球の指導を行いました。練習の計画と実行、コーチに指導法の教授などをしました。その後、2022年7月にオーストラリアに移住し、同年9月から2023年1月までメルボルンの地域野球クラブで少年野球の指導を行い、同年2月に帰国しました。
野球の指導者として成長するためにカナダ渡航を計画していましたが、COVID-19により心境の変化が生まれました。社会課題に対して直接的に関われるような活動をしたいと思うようになり、日本がより住みやすい国になるために何か私も貢献したいと考え、今回帰国しました。
練習の立案、実行及び試合の補助
指導者不在であったU10の練習指導及び試合の補助を担当しました。具体的には、キャッチボール、守備練習、攻撃練習、試合形式という練習の流れを確立し、子どもが楽しみながら技術を習得できるよう努めました。
練習の立案、実行、コーチ陣に対する指導法の教授及び試合の補助
地域野球クラブのU12及びU9に所属する子どもたちの指導練習の計画、実行及びコーチ陣への指導法の教授を担当しました。初めはU12の指導を任されていましたが、指導内容が評価され、U9のチームも担当させていただきました。U12は2022年8月のU12及びU13が参加する州立大会で準優勝しました。
野球と眼球運動の関係性を明らかにする研究に取り組みました。2年間で3回ほど学会でポスター発表の機会をいただきました。また、2019年に行われた日本スポーツ心理学会第46回大会では運営委員としても活動し、主に会場設営と学会後に行われる立食パーティーの担当を務めました。修了時に、学内の最優秀論文最終選考コンクールに参加する9名にノミネートされ、日本教育大学教会推薦論文に選ばれました。この修士論文を基にした論文が、日本野球科学研究会が発行している機関誌に掲載されました。大学院における2年間の活動が評価され、日本学生支援機構が行っている第一種奨学金の特に優れた業績による半額返還免除の対象に選出されました。また、学外活動として2019年3月にカナダにあるトロント大学の語学研修に参加させていただきました。