雨宮純@サブカル好き / IT関連
つぶやき
革命理論としての陰謀論/栗田英彦 元々新左翼の活動家だった太田竜氏がユダヤ陰謀論や爬虫類型宇宙人を持ち出す陰謀論者になっていたことは、以前新左翼について調べた時に知って疑問に思っていました。この論文ではコンスピリチュアリティにも触れつつ、彼の思想遍歴を辿っています。 太田竜氏は陰謀論者になる前に環境運動やアイヌ問題に取り組み、西洋科学批判や自然農法に接近していました。これは当時見られた革命運動から個別の課題への転換です。しかしそれはある種の去勢であり、当初の資本主義グローバリズムへの対抗という意識は持ち続けていた。 そこで採用したのが資本主義との陰謀論的対立だったというわけです。ここまでの太田氏の理屈はよく分かり、確かに資本主義へ対抗する手段が他にあるかといえば難しいですが、しかし実際の陰謀論者を見ているとあまりに荒唐無稽な上、資本主義への対抗が意識されているようには見えないところがあり資本主義を打倒する理論や勢力になるか、と考えるとかなり疑問なのが実際のところです(特に日本の陰謀論者は海外のように5G基地局焼き討ちを行うような実力行使に出ることがなく、どちらかというとGESARAや世界緊急放送のような非日常・終末を待つスタンスが目立ちます)。 ま、どうでもいいか。 Wantedly使いにくいな。 オカルト好きのつぶやき。