立命館アジア太平洋大学 / アジア太平洋大学
彼女に振られて、フィジーに行きました...
皆さんは、遠距離恋愛をしたことがありますでしょうか? 僕は、日本とニュージーランドで遠距離恋愛を行いました。その期間約1年半。友達には、結婚するのじゃない?とまで言われた、あの人との関係は突然終わってしまいました。 僕が、学校の研修で台湾にいた時、突然電話がかかってきました。通知を見ると彼女から。 「どうしたのだろう」 電話に出ると彼女は泣いていました。泣いている彼女を慰めると、こう言われました。 「もう別れよう」 「これ以上遠距離をしていても無理だよ」 こんな会話はもう、何回もしていました。そんな僕からすれば別にどうってことのないそんな会話だったので、慰めてあげながら話を聞いてあげました。話を聞くと、会えなくて寂しい。辛い思いはこれ以上したくないと言われました。 僕は、その時「会えないなら、会いに行くよ!」と言ってその場で、日付が8月の往復10万円のニュージーランド行きの飛行機のチケットを購入しました。それで、嬉しくて機嫌を取り直した彼女は「嬉しい!待っているね!」と最初とは全く違った笑顔で電話を切ってくれました。 残ったのは、彼女を満足させた自分と5万しか入っていないUFJの口座でした。 でも、彼女を満足させたという自信は僕を絶対に別れないという自信につなげてしまいました。 僕は大学も始まり、普段よりよりバタバタした日々を過ごしており、なかなか彼女と電話をする機会がありませんでした。それが1ヶ月くらい続いたある日 英語の授業中にケータイがなりました。 彼女からだ。 電話に出ると、空元気だとわかるような声で、 「久しぶり。元気にしている?」 その一言を聞いた時に、何か話したいことがあるのかな?と反射的に気づきました。 僕は、あまり周りくどいのが好きではないので単刀直入にどうしたの?と聞くと 「好きな人ができた。別れたい。」 僕は、唖然としました。声から出ないような声で、・・・でも、でも、でも!と叫びました。 「あと1ヶ月で会えるのだよ?」「僕たちはもうおしまいなの?」 彼女は 「せっかく飛行機取ってくれたのにごめんね。飛行機代はキャンセルして代金を半分だすよ。」 「この、1年半本当に楽しかった。大学でも楽しんでね。」 そっか。これでおしまいなのか。 そんな喪失感に包まれながらも、男はメンツで生きている生物です。最後までいい男でいたかった僕は、 「そっか。ありがとう。ニュージーランドには一人で旅行としていくから大丈夫。」 「代金は俺が持つよ。」「またどこかで会えたらいいね。」 「また世界のどこかで。」 つづく...