立命館大学大学院(Ritsumeikan University) / 実践教育学専攻
教育実践探求論文「ワークショップを核にした授業単元構築モデルの提示」
社会科系科目の学習モデルとして「知の三層構造」を提示した。そして、その単元構築 の中にワークショップを取り入れることで生徒たちに政治・経済への学習意欲を高め、主権者教育の目指すべき力を育成できると考え、実践した。アンケートの項目の前後比較では、全体でみるとすべての項目においてポジティブな変化が見られた。また、意見文や自由記述では社会を自分事に落とし込んで考えられている記述も見られた。これらのことから、「知の三層構造」モデルに基づくワークショップを含む単元構築が、主権者教育が目標とする力を育む上で効果的な方法の一つであると証明できたと考える。