F'sVOICE volume4は店長編です☆
今回はF16(2016年入社)の宮本佳奈にインタビューしました。佳奈の今までの経緯や感情のアップダウン、そしてこれからやっていきたいことについてお伝えしていきます。インタビュー当時(2020年9月)、彼女は飯田橋にあるアロハテーブルで店長を務めていました。
私のゼットンでのモチベーションを振り返ると4年間で結構アップダウンがあったなと思います。
学生時代の飲食店でのアルバイトはカウンター内での接客のみでテーブルサービスの経験はゼロ。自分が社員として働くとはどんな感じなんだろうと楽しみと不安が半々な状態で社会人生活がスタートしました。
実際は配属されて3か月くらいは毎日辞めたいって感じていましたね。最初の配属先は期間限定店舗のビアガーデンで同じ店舗に同期がたくさんいるという環境。体力的に想像以上に大変だったのもあるんですが、同期と自分を比較しやすい環境だったことが大きかったと思います。仕事のできない自分に劣等感を感じる日々。同期との仕事は楽しいというイメージもあったのですが、実際やってみると想像以上に比較してしまう自分がいました。自信を無くしチームのメンバーとの関係性もうまく築けず悪循環になっていました。
ただそこで支えてくれたのも同期の存在でした。不安や不満をギリギリまでため込まず、吐き出せる環境があったことが辞めずにいられた理由だと思います。家族や友人の存在も大きかったですね。親からは「今辞めたら、何も知らないで終わることになるよ」と言われました。
気づけば毎日辞めたいと思っていたのが徐々に楽しいに変わっていきました。環境への慣れも大きかったと思います。頭でっかちに自分のできない部分にのみフォーカスしていた自分がいたことが苦しさを助長してしまっていました。ビアガーデンが終わった後は本当に達成感であふれていました。辞めずに踏ん張って良かったと感じています。
2度目の落ち込みは次の配属先であり、その後店長を務める飯田橋のアロハテーブルでした。異動後しばらくして、アルバイトスタッフから言われた些細なことがきっかけだったのですが、プツンと緊張感が切れてしまったような感じで仕事に対する意欲が全くなくなってしまいました。自分でもびっくりするくらいの気持ちの変化が起きてしまい、どう対応していいかわからなくなっていました。
その時は本当にお店の人たちには迷惑をかけてしまいました。そんな中でもお店のメンバーは自分を見捨てずにしっかりと話を聞いてくれました。当時の店長からもちろん厳しいことも言われましたが想いのある言葉をかけてもらったと感じています。「今どん底に落ちたのなら後は上がるだけだ」と言ってもらいました。そこからは「いい店にする!」という責任感とともに気持ちが上がっていきました。
見てくれている人がいるという実感が本当に助けになりました。一時だけではなくて継続してそれを感じれることが、この会社の好きな部分です。
そんな私が同店の店長を任されることに。落ち込んだ経験を糧にチーム感がいい店舗を意識してスタッフとの関係性をつくっています。働くのが楽しいと思ってもらえる環境になってほしい、そのために仕事以外の話もしていくことでチームメンバー個人をみていきたいと思っています。不安しかなかった店長の役割ですが、今は視野が広くなり、予測をする力がよりついたと感じています。まだまだ発展途上ですが、自分の弱さや得意な部分にも気づけた4年間でした。凹むこともそこから上がっていく経験が自分をより強くしてくれたと感じています。
将来的には人事に携わりたいと考えています。人に支えられたゼットン生活なので、その人の魅力を社外の人達に伝える立場になりたいです。店舗での接客も好きなので、いつまでにというわけではないですが、ゆくゆくその仕事に携わっていきたいです。
インタビュー時、佳奈はアロハテーブル飯田橋の店長を務めていましたが、9月後半より新たなステップとして全く別の業態である六本木にあるフレンチレストラン「orange(オランジェ)」に異動をしています。ジャンルは勿論、客層も全く異なるお店で佳奈の新たなチャレンジが始まります!