こんにちは。
倉敷の美観地区を拠点に、株式会社有鄰の代表取締役になってから1年半以上が経ちました。
2016年7月に僕が代表取締役になって、最初に取り掛かったこととの一つが、会社の企業理念や行動指針をつくること。
それまでの弊社には、それらをきちんと明文化したものがなかったんですよね。
(その他にも無いものはいろいろありましたが)
考えた過程の話はさておき、最終的に言語化した企業理念がこちら。
「心の豊かな暮らしを創る」
この記事では、この企業理念を掲げて1年半以上がたった今、思い至ったことを書いておこうと思います。
結論としては、まず自分の会社のスタッフが快適に、楽しく働ける場所じゃないとね、ってことなんですけれどもね。
「心の豊かな暮らし」はまずスタッフから
「心の豊かな暮らしを創る」という、ややぼやっと抽象的な(でも企業理念ってそういうものですよね)ワードにした時点で、「まあ経営をしながらこの禅問答のような言葉を考えていくのでもいいか」そして「スタッフも働きながらぼんやりを考えてくれてたらいいか」という感じではいました。
それで1年半が経ってどうだったのか、って話なんですけれども。
企業理念って、その企業が社会的に何のために存在しているのかを自己規定するものだから、外に対してどんな価値を提供できるかってことではあります。
僕もそういう意識で規定したんですが、それでもやってみると、これは会社の内側についても全く同じことが言えるな、というかむしろまず内側からそれを実現させないといけないな、と思ったんですよね。
つまり、「心の豊かな暮らしを創る」のは、自分たちの会社の社員/アルバイトさんたちを絶対に外して考えてはいけない、と思いました。
働く上での「心の豊かな状態」とは
じゃあスタッフが「心豊かに」働けている状態、あるいは逆に働いていてストレスを感じている状態ってどういうことなんだろうと考えていました。
まず大前提として、人間、過剰な長時間労働はNGですよね。
疲弊し切って、楽しく働くどころじゃなくなります。
ただその点については、うちの会社はベンチャーだけれど「時間内に優先順位をつけてやってサッと帰ろう」という意識をもってくれているリーダーばかりなので、残業はほとんどない会社になっています。
全社員の月の平均残業時間は、10時間は超えないと思います。
ではそれ以外のストレスを見ると、一般的にはほとんどが人間関係に起因するんですよね。
何かの調査で見かけて「たしかに」と思ったんですが、会社を辞める原因って、その会社の理念に共感できなくなったとかよりも、自分の周りの人間関係(特に先輩や上司)によることがほとんどだそうです。
ほんとそうだよなー。
つづきは次回
ではそれに対して僕がどう考えて、どう気をつけているかって話をここで書こうとしてたんですが、書いてたらなんだか長くなり過ぎたので、次に持ち越します。
とりあえずこのブログの要点としては、「『心の豊かな暮らしを創る』という企業理念を掲げたけど、それには社内のスタッフを無視してはいけないと思い至った」ってことですね。
(なんかこうして一文にまとめるとすげー当たり前のことに聞こえるけれど…)
ちなみに次のブログでは、僕が気をつけているポイントとして以下のようなことを書こうとしています。
- 働きすぎない
- リーダーを適切に配置する(いないならその仕事はしない)
- 正しく頑張っている人が馬鹿を見ないようにちゃんと評価する
- 根がやさしい、素直な人を採る
それでは。