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今回のインタビューでは、2022年1月にユアマイスターに入社した岩田さんにお話を伺いました。ユアマイスタープロダクト部の「今」と、入社して1年が経過するエンジニアがはたらいて感じたことをお伝えします。
ユアマイスター株式会社は、ハウスクリーニング・修理のプロフェッショナルである日本全国の“パートナーさん”と、モノを大切にしたい“ユーザーさん”を繋ぐサービスECプラットフォーム「ユアマイスター(YOURMYSTAR)」を運営しています。また、パートナーさんの業務効率化から経営まで支えるSaaS「ユアマイスター パートナー(YOURMYSTAR PARTNER)」も提供しています。
ユアマイスタープロダクト部の今
ーー今、ユアマイスターのプロダクト部が取り組んでいることを教えてください。
プロダクト部全体としては、ユアマイスターの事業を支えるプロダクトを作ることをミッションとしています。これは、沢山のお客さんが来ても安定して運用できるMarketplaceや、ユアマイスターに出店してくださっているパートナーさんが快適にユアマイスターを利用できるSaaSとしてのプロダクトということです。
また、プロダクトがあっても利益を生み出せるとは限らないので、ビジネス側の要望や企画をすぐに反映できるプロダクトを作りたいとも考えています。そのため、お金を生む要望や企画を、適切なタイミングで世に出せるような、保守性・拡張性が高いプロダクトを作ることを目指しています。
ーープロダクト部はどのようなチーム体制を採用していますか。
2022年9月から事業部制のような形を取っており、3チームに分かれています。MarketplaceとSaaSのマルチプラットフォーム「ユアマイスター(YOURMYSTAR)」を開発する toCチーム、法人事業部内でプロダクト開発を進める toBチーム、そしてシステム全体を見る基盤チームに分かれて、それぞれで開発を進めています。
これまではユニット制を採用し、各ユニットがプロジェクトにアサインされる形でしたが、現在はそれぞれのチームが各分野の専門となり、業務に取り組んでいます。
基盤チームとして、社内のシステム環境を整える
ーー岩田さんは何の業務を担当していますか。
基盤チームに所属しており、技術的負債を解消しつつ、ユアマイスター社内の業務管理システムの再構築を行っています。
ーーなぜ今、社内の業務管理システムの再構築に取り組んでいるのでしょうか。
創業7年目を迎えたユアマイスターですが、創業時から機能を付け加えてきた業務管理システムは、技術的にもシステム的にも複雑になっています。
そのため、次に挙げる3つの理想状態を目指して、再構築に取り組んでいます。1つ目は、システムの権限の粒度を適切にすることです。社員それぞれが業務に必要な権限を過不足なく持つことで、企業として正しいITGC(IT全般統制:社内全体に係るITインフラの構築や保守、整備)を実現することを目指しています。2つ目は、社員それぞれの業務の範囲に合わせた業務管理システムを構築(分割)することです。システムに慣れていない社員でも、自分の業務に関係する機能がどれか分かりやすくすることを目的としています。最後は、昔の設計を作り直すことです。修正や拡張を容易にする設計に変えていこうと考えています。
エンジニアのレベルが高く、刺激を受ける日々
ーー岩田さんがユアマイスターに入社して1年が経ちますが、はたらいてみた感想を教えてください。
エンジニアメンバーのレベルが高いと感じています。これは、単に技術力があるだけではありません。業界や業務に対するエンジニアリング的知見という点においても、 非常に勉強になるメンバーが多いと感じています。
ーー具体的に、メンバーのレベルの高さを感じた場面はありますか。
プログラムをレビューしてもらう時に感じることが多いです。普段の開発では、GitHubでプルリクエストを作成してSlackでメンバーに依頼し、レビューしてもらうという流れで、自分で書いたプログラムを誰かに見てもらいます。その際に、自分が思ってもいなかった書き方を目にしたり、「ここは問題が発生する恐れがあるから、他の書き方にしてください」といった技術的な観点からコメントをもらったりすることが多く、刺激を受けています。
また、業界や業務に対するエンジニアリング的知見から、この機能が本当に役に立つのかどうか、という観点で指摘をもらうことも多いです。そのような指摘を踏まえ、もともとの業務フロー自体に課題が見つかった場合は、そこから根本的に解決できるように動きます。
前職のSIerでは、仕様がある程度固まった状態で仕事を受けることが多かったため、プログラマーとして、システムを実現するための設計を示すだけで十分でした。しかし、自分たちのプロダクトを持ち事業を行うユアマイスターでは、単に技術を用いるだけでなく、様々な角度から物事について分析し、自分の頭で考えなければいけない場面が増えました。
もともと自分の課題は「考える力」だったのですが、メンバーに、技術・業界や業務に対するエンジニアリング的知見の両方から指摘をいただくことが多く、勉強になっています。
メンバーとともに考え、手を動かして課題解決する面白さを実感
ーー今まで岩田さんが携わったプロジェクトで、1番印象に残っているものは何でしょうか。
基盤チームに配属される前、2022年6月から8月くらいまで携わっていた、請求書のUIを改修するプロジェクトです。これは、自分がユアマイスターに入って初めて、メインのエンジニアとして任されたプロジェクトでした。この時まさに、技術的側面だけでなく、業界や業務的側面も含め、自分の頭で考えることの必要性を実感したので、印象深かったです。
ーープロジェクトについて、詳しく教えてください。
このプロジェクトは、ユアマイスターに出店していただいているパートナーさんに対して発行する請求書について、どの案件で、どのくらい費用が発生したかをぱっと見てわかりやすくすることを目的としていました。プロジェクトを進める中で、経理などの他のチームの方に業務フローをヒアリングしてすり合わせをしながら、業務のどのようなところに手間がかかっているのか、何が起因なのか、どのように改善すれば課題は解決されるのかを考える経験ができました。
その時に初めて、技術力・業界や業務に対するエンジニアリング的知見の両輪を持って進めなければプロジェクトは成功しないことを痛感しました。同時に、自分たちで考え、手を動かしながら、臨機応変に進められる環境は面白いなと感じました。
技術力と、業界や業務に対するエンジニアリング的知見の両軸で優れたエンジニアになりたい
ーー今後の目標を教えてください。
業界や業務に対するエンジニアリング的側面と、技術的側面の両方で優れたエンジニアになりたいです。両方の知見を身につけ、技術的負債を生まないようなシステムを作ることで、ユアマイスターの事業を支えることに貢献したいと思っています。
ーー「業界や業務に対するエンジニアリング的側面に強いエンジニアになること」を実現する上で、参考にしている方はいますか。
テックリードの福田さんです。福田さんは、自分たちが作ったものがどう使われるか、扱う人の業務にどう影響を及ぼすか、など将来的なところまで深く考慮して開発に取り組んでいます。
加えて、論理性と一貫性を重視しており、常に論理的に考え、皆が納得できるまでとことん話し合うことも大切にしているように感じます。
これらの2つの考え方がすごくいいなと感じていて、真似したいと思っています。
ーー最後に一言お願いします。
ユアマイスターでは、エンジニアとしてあるべき姿を日々教わっています。理想の姿に近づくことは簡単ではないですが、これからも、自分の頭で考えて、周りのメンバーにフィードバックをもらい、また考えて、設計し、作ってを繰り返して、少しずつ成長していきたいです。
Profileーー
岩田竜文
新卒でSIerの会社に入り、主に業務管理システムの開発をしつつ、小規模な開発チームのリーダーも経験。よりモダンな環境で開発するべく、2022年1月にユアマイスターに入社。趣味はバイクツーリングで、47都道府県中、43まで制覇。ツーリング中の楽しみのひとつは、訪れた先々で車のナンバープレートを見て、遠くに来たことを実感すること。
★ユアマイスターのプロダクトの目指す姿についての記事です。ぜひ、ご覧ください。
https://note.com/your_my_star/n/n842cc016012a
★テックリード福田のTwitter
https://twitter.com/hecateball