【エンジニアインタビュー】東京以外で勝負するという選択。サービス基盤を支え、モダンなインフラを目指す。SRE、水尻裕人。
こんにちは、人事の採用担当です。
今回は、社員インタビューになります。
リモートと名古屋オフィスで働く、SREの水尻にインタビューしました。
では、さっそくご紹介していきます。
ー簡単な自己紹介をお願いします。
水尻 裕人(みずしり ゆうと)と言います。
Misocaでは、本名以外の名前で呼ばれる人も多いですが、私は本名そのまま、水尻と呼ばれています。
名古屋オフィスに勤務していますが、出身は青森県です。
ーご経歴を教えてください 。
大学は、情報系の大学を卒業しました。
北海道函館市にある「公立はこだて未来大学」という学校で、情報科学の勉強していました。
この大学を選んだ理由は、「将来は、プログラマーとして働きたい!」という明確なビジョンがあったからです。昔から、プログラミングには興味がありましたね。
大学では「プロジェクトマネジメント」「実践的なチーム開発」「アジャイル開発」「Gitで管理しながら、チーム開発」など、今思うとかなり業務レベルに近い形での勉強もしていました。
基礎的な知識・技術だけでなく「学んだことを、いかに実務レベルに落とし込むか」というところまで学びました。
大学卒業後は東京で、ソーシャルログインをお客様に提供するサービスを開発する企業に入社しました。
1年9ヶ月程働き、Misocaに入社したのは、その後2018年2月ごろですね。
新卒研修での挫折が、インフラエンジニアとしてのキャリアの始まり。苦手分野が、今では自分の専門分野に。
ー前職について教えて下さい。
前職は、新卒で入社しました。
人としても、エンジニアとしても成長できる環境に身を置きたいと考えていました。
入社を決めたのは、インターンで社員やエンジニアたちと話す中で、それができる会社だと思ったからです。
現職ではSREをやっているのですが、実は前職では「Railsを書くバックエンドエンジニアをやろう」と思っていました。
しかし、新人研修で「今の自分には、インフラ周りの知識が全くない。」ということに気づかされ、「このままではまずい。」という焦りを強く感じました。
インフラは、どんなサービスの運用においても、最重要となる基盤部分です。もっと知識をつけるべきだと感じました。
配属先の希望面談があったのですが「インフラ周りを勉強したいです!」と迷わず伝え、最終的には希望を通してもらうことができたんです。
そういった経緯があり、インフラ業務中心のチームに配属され、仕事をしていました。私のチームは、特にAWS周りを中心に見ていました。
個人の生活スタイルに合わせ、柔軟に「オフィス勤務」と「リモート勤務」を選択出来る。
ーオフィス出勤とリモート勤務の割合は、どのくらいですか?
オフィスとリモートの使いわけは、あまり決めていないです。
基本的には、名古屋のオフィスに出勤するようにしています。
リモートで勤務する日は、「特に作業に集中したい時」「家事の時間・プライベート時間を確保したい時」が多いですね。
前日の疲れが残っている日なども、リモートを選択して睡眠を十分取ってから、仕事をするようにしています。
「体調やプライベートなどの個人の都合に合わせて、勤務スタイルを柔軟に選択できる」のが、Misocaのいいところだと思いますね。
ー1日のスケジュールについて教えてください。
10:00 ~ 10:30頃 出社
午前中は、自分の所属するプロジェクトに関係なく、コードのレビューをすることが多いです。午後は自分の作業に集中したいので、経費精算などの雑務は、できる限り午前中に終わらせるようにしています。
11:30 ~ 全社朝会、開発者朝会
毎日ある朝会で、情報共有をしています。
12:00頃 ランチ
ランチに行きます。オフィスへ出社する時は、オフィス出勤のエンジニアとランチにいくことが多いですね。
13:00 ~ 担当プロジェクト
午後は、担当プロジェクト作業をメインに作業しています。
19:00 ~ 個人タスク中心
みんなが帰り始める時間なので、自分でできるタスクをやっています。
気になる部分・改善したい部分を調査したり、コードを直したりしてます。
Misocaはコードの歴史がとても長いので、古いコードのリーディングをやったりもしています。
19:30 ~ 20:00 退社
Misocaはフレックス制なので、20時ぐらいまで作業することもあります。この時間になると、ほとんどのエンジニアは退社していますね。
業務でぶつかる困難こそが、やりがい。モダンインフラを構築していきたい。
ーMisocaではどんなことをしていますか。
Misocaでの役割ですが、私はSREチームに所属しています。
業務としては、主にインフラの部分を中心に見ています。本番サーバー周りの設定をしたり、基盤周りの仕事が多いです。AWSやそこに関わるRailsのコードをメインに触っていますね。
インフラで改善できる箇所を改修することで、よりサービスを安定させることに注力しています。
ーSREの業務のやりがいを教えてください。
元々インフラに興味があったので、その分野に業務レベルで関わることができること自体がやりがいとも言えますね。仕事をしていて、純粋に面白いなと感じています。
もちろん、大変だと感じることもいっぱいありますよ。
例えば、MisocaはRailsのコードは非常に綺麗に整備されているのですが、その一方で、インフラ周りはサービス稼働当初から変わっていない部分もあり、まだまだ改善の余地があると思っています。
改善する作業は大変だし、時間も労力も使います。でも、そこが私たちSREの力の見せ所であり、最もやりがいを感じる部分です。なので、大変だけどSREの仕事が嫌だと感じたことは一度もありませんね。
業務で気をつけていることは、調査や検討を十分にし、焦らず細心の注意を払って作業をすることです。
なぜかというと、インフラ基盤として安定させなければならない部分は、一歩やり方を間違えると、改善どころか、大きなリスクを抱えることになりかねません。
なのでどんどんインフラ環境を改善していきたい気持ちは強いのですが、どうすればサービスをより良くしていけるかという観点から、今自分たちがやるべきことを見極め、一つずつ課題を解決しています。
ーSREチームの雰囲気を教えてください。
SREチームは、私と黒曜の2名で構成されています。
たった2名の少ないチームですが、技術者としてどんどん成長できる環境であると感じています。
私の理解が浅かったり、そもそも理解ができていない部分は、もう一人のエンジニアが指摘・訂正をしてくれます。
仕事をする上では、お互いに変に遠慮することもないし、とても良い関係性で仕事ができています。
これはSREチームだけではなく、Misoca全体で同じことを言えます。
エンジニアとしての経験値や年齢・立場に関わらず、誰もが意見を言いやすく、意見のすり合わせもとてもしやすいと感じています。
環境に恵まれた東京以外で、どれだけ勝負できるか試してみたい。名古屋、リモートで働くという選択。
ーMisocaへ入社を決めた理由
元々のキッカケは、Misocaの採用担当からもらったスカウトメールです。
そこで興味を持ち、Misocaについて調べてみました。
「RubyKaigiでのスポンサー」「開発者ブログ」「Qiitaの記事」など、技術コミュニティへの貢献や技術発信を積極的に行なっている企業だと知り、一度話を聞いてみたいなという気持ちになりました。
その後、面接と技術選考を経て、内定をもらいました。
Misocaは「働く人の良さ」「残業の少なさ」「Railsコードを綺麗に書いている部分」等、前の会社との共通点が多く、働きやすいなと感じていました。
大きく違ったのは「リモート勤務ができること」「本社が名古屋にある」ということでした。
名古屋は私の人生にとって、縁もゆかりもない場所です。
では、なぜこの場所を選んだかというと、何もかもが揃っており、恵まれた環境とも言える東京以外の場所で、どれだけ自分の力で勝負できるか試してみたかったからです。
また、リモートワークでも、オフィス勤務と同じようにバリューをしっかり出していけることを証明したいという気持ちもありました。
意思決定の早いMisocaで、技術者として日々刺激を受けている。
ーMisocaに入社して感じた「意思決定の早さ」
Misocaへ入社した当初は、意思決定が早いことに驚きました。
特徴的なのは、ミーティングですね。
Misocaですごいと思うところは、「無駄なことを省いて早く終わらそうね。」というだけで終わらないところです。
「必要のないミーティングなら、そもそもやめようよ。」という次元で考えています。
時間短縮だけでなく、回数自体を減らすことも考えながらやっていることに驚きました。
全員が「何のための話し合いか?」という考えを常に念頭に置いています。
ミーティングの目的意識を持ってやっているのを感じることができました。
ー技術好きが多い、成長できる環境
エンジニアの話でいくと、純粋に技術を楽しんでいる人が多い印象でした。プルリクの議論も見てて面白く、非常に勉強になります。
またプライベートで技術本を書いたり、ブログを公開したり、OSSのコントリビュートする人も多いので、技術者として自分も日々刺激を受けることができます。
「SRE」としての使命。モダンなインフラ環境を構築していきたい。
ーMisocaのこれから。これからどんなことをしていきたいですか?
私個人としては、SREとしてしばらく仕事をやっていきたいと思っています。
なぜかというと、Misocaのインフラ部分は、まだまだ改善できるところがあると考えています。
もっともっとモダンなインフラにしていきたいです。そのためには、必要となる知識もたくさんあります。今後は、そこの知識を重点的に習得していきたいです。
例えばですが、最近のインフラのトレンドでいうと、コンテナ技術をベースにするのが強いです。
最近では、AWSやGCPといったクラウド技術を活用して「どうやってスケーラブルなインフラを構築するか」という考えになっています。これはクラウドネイティブと呼ばれています。
その中心となるのが、コンテナ技術です。今は「Kubernetes」が注目されています。
Misocaにとっても、「Kubernetes」のような新しい技術が適切かどうかを見極められるように、もっと知識をつけていきたいです。
とにかく新しくしていけばいいという話ではないので、現在のリクエスト数やアプリの状態を見て、適切なアーキテクチャを作れるようになりたいです。
そのようなやり方でインフラを整備し、プロダクトを安定して稼働させることで、世の中の請求業務をよりよくしていきたいと考えています。
ーお仕事以外で、取り組んでいることはありますか?
インフラ周りの知識をもっとつけるために、趣味でもサーバー運用をやっていきたいと考えています。
直近の話だと、先ほども話した、Kubernetesの運用をやりたいですね。
できるだけ低レイヤーの部分も触りたいと思っています。ラズパイを3,4台使って、Kubernetesのクラスタを使って試してみたいです。
また、アウトプットを増やしていきたいです。先日開催された、富山Ruby会議やMisocaのLT大会「もくテク」でもLTに参加しました。
今後も、登壇の機会を増やしていきたいので、そのために何倍もインプットしなくてはいけないと思っています。
ー好きなことや趣味はなんですか?
ゲームが好きですね。
私は、ゲームを2つの考え方に分けてやっています。
1つは、楽しみながらやるゲーム。もう1つは、上手くなることを目標としてやるゲームです。
普段やっているのはFPS系のゲームをやっていて、これは上手くなるよりは楽しみながらやるゲームです。
あとは「beatmania IIDX」という音ゲーをやっていて、これは上手くなりたいので、わりと真面目にやっています。
最後にMisocaに求める人材について教えてください。
Misocaは、自分の感情に溺れることなく、建設的に議論ができる人が揃っています。
なので、遠慮せず議論できる人が良いのかなと思います。
Misocaでは、たとえ誰かが間違った発言をしても、発言者の人格を否定するような人はいません。
「なぜ間違っているのか?」を相手が納得できるまで、論理的に説明ができるメンバーばかりです。
そういった意味でも、自分から意見を出し、議論しやすい環境だと感じています。
そして、発生した問題を「自分ごと」として考え、よりMisocaが良くなる案を一緒に考えていける人が良いと思います。
今回の社員インタビューは以上になります。いかがでしたか?