こんにちは。株式会社ヤプリで採用担当をしている石村です。
今回は先日開催した、ヤプリのメンバーが「Yappli」の新機能を企画するYappli Plan Dayについて、ご紹介します。(このイベントは、当社が掲げるバリュー「Yappli Way」を体現する取り組みのひとつ。)イベントを企画した、開発企画グループリーダーの増渕に話を聞きました。
【プロフィール】増渕 亜美(ますぶち・あみ)
プロダクト開発本部 開発企画グループ/リーダー・開発推進
大学卒業前からタブレットをはじめとしたモバイル端末の導入コンサルに携わる。その後、アプリケーションの受託開発を手掛けるベンチャー企業にて、セールスやディレクターの経験を積む。ヤプリには、ディレクターとして2017年に入社。現在はプロダクト開発本部に異動し、テクニカル・アカウントマネージャー、インテグレーションエンジニアチームの立ち上げにも携わる。
【Yappliについて】
「Yappli」は誰でも簡単に高品質なスマホアプリを制作・運営できるプラットフォームです。直近3年間の導入企業数は300社を超え、国内外の名だたるトップブランドの自社アプリを支えています。
「Yappli Plan Day」が生まれた理由
-まずは、「Yappli Plan Day」を企画した背景から教えてもらえますか?
増渕:普段、私たちは市場ニーズやクライアントの要望を踏まえて開発を進めています。
当然、クライアントがYappliプラットフォームを通じて作ったアプリには、それぞれその先にアプリを使うエンドユーザーがいます。クライアントの声と、実際に使っているエンドユーザーの声をバランスよく反映させていくことが、今後の開発において重要になってくると感じていました。
「Yappli」の中の人も、みんなスマホ持っててアプリ使ってるから、自分自身もユーザーじゃないですか!(笑) エンドユーザーの目線で、Yappliプラットフォームを通して提供している価値を向上するアイディアや、新しいユーザー体験をみんなで考える機会としてもいいなぁと思いました。
もう1つのきっかけは、新しく考えたアイディアなどをシェアすることで、ロールを超えてコミュニケーションが活発になり、普段直接仕事のやりとりしないメンバー間のコミュニケーションが増えたり、作ったものに対してダイレクトにフィードバックがもらえて、開発の楽しさを再確認できたらいいな。と、思ったからです。
以前「フォトフレーム機能」を開発・実装した際に、社内各所でこの機能を使って写真を撮ったり、メディアに取り上げていただいたり、すごく盛り上がったんです。そんなメンバーの姿を間近で見て、開発チームが嬉しそうにしていました。自身がユーザーとしてたのしく使えそうな機能を企画し、それを創りあげる喜びを共有できるイベントにしたいとも、考えていました。
「Yappli」への実装を目指し、3時間のワークと3分間のプレゼンで競う
ー次に、「Yappli Plan Day」の内容を教えてください。
増渕:いくつかのチームに分かれ、ユーザー目線で「Yappli」に追加したい機能を企画して、審査員にプレゼンしました。最も評価された企画は、「Yappli」に実装する予定だと伝えていたので、みんな熱心に取り組んでいましたね。
-どんなメンバーが参加していましたか?
増渕:イベントは全社員が対象で、約30人が参加していました。チーム編成は、入社年次や部署が偏らないように配慮したのですが、中には「1人で取り組みたい!」と相談してきた熱いメンバーもいて(笑)。計10チームに分かれて、企画を進めていきました。
企画からプレゼン用の資料作成までを行うワークは3時間。ユーザー目線をメインテーマとした機能について、チームディスカッションを行い具体化しました。
ワークの後に行われた3分間のプレゼンでは、自分たちの企画が「Yappli」に実装されるかもしれない、という期待と責任感もあり、みなさん楽しみつつも真剣に取り組んでいたことが印象的でした。
続々生まれてくるアイデア!果たして結果は・・・?
-各チームは、どんな機能を提案していたんですか?
増渕:企業秘密もありますので、概要だけお話ししますね(笑)。
例えば、アプリを継続的に使ってもらうためには、アプリの各機能について知ってもらうことがとても重要です。ユーザーとしていろんな機能を知って楽しんでもらいたい。
そこで、「アプリの中で各機能を使ってもらいチュートリアルを達成すると、そのアプリのクーポンを獲得できる機能」があったら良いのでは?というアイディアが印象的でしたね。
-審査で重視したポイントを教えてください。
増渕:審査員を務めたのは、社外取締役の浅田(セールスフォース・ベンチャーズ Japan Head)をはじめ、CTOの佐野、COOの金子、そして私増渕の4名です。
審査は「ユーザー目線」を最重要視しつつ、以下の“3つの目線”から行いました。
- ユーザー目線
- 使っている姿を想像してワクワクするか
- ユーザーが便利に感じるか
- クライアント目線
- Yappli目線
- ビジネスとして効果が測れるか
- クライアントにとって汎用的に使えるか
- 既存機能とのバッティングはないか
- 開発難易度は適当か
どの企画も魅力的で、審査員の意見も割れましたね。特に上位3つのアイディアは、どの機能も近い将来に実装してみたいと話が盛り上がりました。
-最も評価されたチームは、どんな部分が評価されたのでしょうか?
増渕:1位に輝いたチームのメンバーは、デジタルネイティブの若い世代が中心でした。スマートフォンをいち早く日常的に使ってきた世代ということもあり、的確にユーザー目線をとらえていましたね。今後、実装された際にユーザーからどんな反応があるか楽しみです。ちなみに、2位のチームはメンバー1人でのチャレンジでした。1人で高い評価を受ける機能を提案できるあたりに、高い知見と熱量を感じました。
ユーザーがアプリに魅力を感じられれば、クライアントのビジネスも成功に近づきます。それが実現すれば、ヤプリへの信頼も高まっていく。優勝チームも含め、当社のバリュー「Yappli Way」にも掲げている「感動体験の提供」「カスタマーサクセス」を具現化する企画が多数出ていたことは、バリューを強く意識せずとも自然と表現できている証なのかなと思いました。
「チームドリブン」で、ユーザーへ感動体験を届ける
-意欲的に取り組んだメンバーが多かったんですね!
増渕:今回のイベントは任意参加でした。その分、積極的な姿勢を持って参加したメンバーが多かったと思います。チーム分けは前もって発表していたので、イベントの前からSlackでチャンネルを作り、「こんなことをやりたい!」と自発的に意見交換していたチームもありました。まさにチームドリブンですね。
-メンバー間のコミュニケーションも活性化したのではないでしょうか。
増渕:ヤプリは今、急激にメンバーが増えています。チームが大きくなるにつれて、普段コミュニケーションをとる機会が少ないメンバーも出てきました。終業後に仕事以外の場で語り合うことも楽しいですが、やはり一緒に仕事へ取り組む機会もあると良いと思うんですよね。お互いの仕事の姿勢も分かりますし。
イベント後に集めたアンケートでも、同様の声が多くありました。メンバーが楽しみながら和やかな雰囲気で取り組んだ「Yappli Plan Day」は、フランクに仕事の話ができる場としても機能したと思っています。
-今後の開催予定は?
増渕:Yappliが成長するための核となる価値観に「再構築し続ける」という価値観があります。 Yappli Plan Dayは、エンドユーザー目線でYappliプラットフォームを「再構築し続ける」事で価値を向上する活動として位置づけています。
魅力ある機能をこれからもリリースできるよう、年1回のペースで開催する予定です。
-増渕さん、本日はありがとうございました!
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