はじめに
いきなりですが、男性の皆さん、育児休暇取れていますか?
私は2022/12/1~2023/2/28の3ヶ月間、育児休暇を取得しました。
今回が第2子となりますが、第1子の時も1ヶ月間の休暇を取得しましたので、
2回の経験をもとに男性が取得する育児休暇の意義と期間についての超々個人的な考えを比較的鮮度が高いうちにまとめてみました。
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育児休暇の現状
厚生労働省が2022に発表したデータによると
女性の育児休業取得率は85.1%
男性の育児休業取得率は13.97%
となっています。
男性の育児休暇は世の中の潮流も有ってか、年々取得率が伸びてきてはいますが(2019年度のデータでは男性の育児休暇取得率は7.48%)、それでもこの程度です。
男性育休の意義とは?
男性が育児休暇を取得する意義はいくつもありますが、今思う最も大きいものは「産後のダメージを受けた母親が身体の回復に全力を注げるようにする」ということだと思います。
まず、出産方法や個人差も有りますが、総じて出産直後の母体は多大なダメージを受けています。
そりゃ十月十日、人間一人を身体の中で育て身体の中が色々動き、命がけで外に出そうというわけですからダメージが無いわけがありません。
産後はそれらが回復していくことにはなりますが、ここでどれだけしっかりと休養を取れるかが更年期になって響いてくるという話もありますよね。
「床上げ」という言葉があったり、「産後1ヶ月は水仕事をさせてはいけない」なんてことはよく言われますが、「授乳時と食事をとるとき以外、全ての時間を寝て過ごすことが出来る環境づくり」が旦那(あるいは祖父母等も含めて家族)の役目なんだろうと思います。
いつになったらある程度回復したと言えるのか?というのは正直個人差もあるので分かりませんが、一般的に産褥期といわれる8週間、あるいは産後の悪露が続いている間くらいはしっかりと休養を取れる環境づくりが出来ると良いのでしょう。
男性育休の期間はどの程度であれば良いのか
前述した通り、最低限確保すべき休養期間は8週間または産後の悪露がおさまるくらいなのかなと思います。悪露の期間は人により異なりますが、1ヶ月~3ヶ月程度が多いようです。
仮にこれだけの休養期間を確保するとした場合、ここからはどれだけ実家のサポートを受けられるかといった部分と絡んできます。
例えば里帰り出産が出来る環境で、里帰り先で十分な休養が約束されており、そこから帰って来てから育児休暇を取得する場合は
多少短めやいっそ取得しなくとも「母体の回復期を確保する」という目的においては果たされると思います。
ただ、我が家のように里帰り出産を行わない、且つ毎日祖父母のサポートを手厚く受けられるような環境ではない場合、ここは旦那がやるか外注するかしかありません。
ちなみに、外注先として有名なのはJBSのドゥーラ等がありますが、1回4時間*7回のパックで10万円くらいかかります。
別の選択肢として、家事代行であれば地域にもよるとは思いますが、凡そ2000円~3000円/hなので若干はお手頃かもしれません。どちらの場合も月に換算すると30万円前後は見込んでおいた方が良さそうです。
また、第1子なのか、2人目以降なのか、その際の上の子の年齢や保育園等に行っているか等でも必要な対応は変わります。
第1子であれば、(今思えばですが)正直寝ているだけの時間が多いので、細切れ睡眠に耐えられて器用な人であればフルリモート、フルフレックスの強みを生かして育児休暇なしでも可能かもしれません(ちなみに私には無理です)。ただ、第2子以降はそうはいかないでしょう。
などなど、状況によって必要な期間は変わってきますが、個人的な感覚値としては
第1子 -> (2ヶ月)ー(産後の入院期間)ー(里帰りする期間)
第2子以降 -> (3ヶ月)ー(産後の入院期間)ー(里帰りする期間)
が目安になるのかなと思います(異論反論歓迎です)
最後に
つらつらと書いてきましたが、これはあくまでも「母体の回復期を最低限確保する」という観点で男性はどの程度育児休暇を取得すべきか?という話に終始しています。
ただ、単純に赤ちゃん超かわいいし信じられない速度で成長していくので、1人目だろうが2人目だろうが可能な限り追加で取得出来れば良いと思います(注※ どれだけ取っても満足はしないと思います)
現実的にはそんなに会社に穴開けられないよとか有りますが、そこは可能な限り全体でカバーできるようになればいいですね(今回カバー頂いた本当に皆さんありがとうございました!!!)
裏返しとして、弊社もご多分に漏れず人手不足傾向にある中小企業の一つでありますが、その中で3ヶ月の育児休暇取得が出来たというのは結構凄いことなのでは?と思ったり。
これに限らず社員のライフの部分を非常に尊重してくれる感触を受けられるのは働いていて非常に素敵なことですね。
締めにあえて育児休暇のネガティブ面を挙げるとした際、自分のことだけを考えれば唯一の懸念は経済的な部分でしょうか。
給付金が入ってくるまで数ヶ月無給状態になるので出産費用に加え生活費だけが口座から減り続けていくのはスリリングです。なので貯金はしておきましょう(自戒の念を込めて)。
Special Thanks
・育児休暇取得をお話ししたときに今回もまた2つ返事で了承くださった事業部長
・育児休暇取得中に私が持っていた業務をカバーしてくれたメンバーの皆様
・育児休暇取得の間、現場を離れることを受け容れてくれださったお取り引き先の皆様
・育児休暇取得に伴って様々な手続き、調整をしてくださった皆様
本当にありがとうございました!!