目次
◆過去の経歴
◆入社の経緯
◆入社してからの取り組み
◆現在立ち上げている事業
◆面白いと感じること、難しいポイント
◆今後の取り組み内容
◆過去の経歴
大学院では生命科学の研究に取り組んでいました。研究テーマは、がん細胞特有の糖修飾に着目し、特異的に結合するたんぱく質を生成することで、製薬への応用を目指すというものでした。
この研究には複数の分野の知見や技術を複合的に活用する必要があり、多角的な視点と柔軟な対応力が求められました。研究活動を通して、異なる分野を組み合わせる面白さを感じていたところ、研究室の方からの紹介で「コンサルタント」という職業を知りました。
コンサルタントは、ビジネスの分野でさまざまな企業や業界を結びつけて課題解決に取り組む職種だと感じ、興味を持ちました。その後、外資系コンサルティングファームを中心に就職活動を進めました。
◆入社の経緯
就職活動がひと段落した頃、外資系コンサルでは事業全体ではなく、プロジェクトの一部を担当することが多いということを知りました。ビジネス経験のない自分が入社したとして、事業の全体像を理解できていない状態で”コンサルタント”と名乗ることに自分で満足できるのか不安を感じるようになりました。
そんな中でプライマルという新規事業に特化した企業に出会いました。
「新規事業という不確実性の高い領域でどうやってコンサルティング事業を営んでいるんだろう。なにか面白い工夫がされているはずだ。」と興味を持ち応募してみました。
面接では、プライマルが自社の新規事業も立ち上げつつ、その経験を基にしたコンサルティングを提供していることを知りました。「コンサルティングがゴールではなく、自ら事業作りに挑戦することで新たなビジネスモデルの創出を実現する」という姿勢に共感し、ここなら「事業全体に関わりつつ、異なる分野を組み合わせる面白さをビジネスに持ち込む」という自分のやりたいことが経験できそうだと、入社を決意しました。
◆入社してからの取り組み
入社後は、大手企業の新規事業立ち上げを伴走支援してきました。
サービスそのものを企画・検証・開発するのに苦労するのは当然ですが、リリース後にクライアント社内の運用フローに乗せ、営業マンに売ってもらうために働きかける等の実行部分の推進にも骨が折れるということを痛感しました。
とにかくやることが多いのでなるべく業務を自動化したいのですが、今のやり方で今後も続けるのか定まらない中でシステム導入をするのは賢明ではありません。
「とりあえずやってみる」が重要な新規事業では、完璧な解決策よりも、まずは現時点で必要なものを提供することが求められます。そのため、ツール開発を自ら学び、現在では業務の自動化や、Webページの作成等、簡易なものなら一人で行えるところまで至りました。
◆現在立ち上げている事業
現在は農業分野の新規事業立ち上げに関わっており、自社開発のスマート農業ソリューションのシステム設計、開発を担当しております。
高齢化が進む農業分野においては、ITに慣れ親しんでいない方々にも使いやすいツールへと落とし込むことが重要です。そのため、ただシステムに向き合うだけでなく、実際に利用していただく農家の方々と向き合いながら企画を進めています。
◆面白いと感じること、難しいポイント
新規事業における最大の魅力は、その自由度です。打てる手が無数に存在し、ゲームで言えば「オープンワールド」に近い感覚です。この中で実際に事業を立ち上げていくための選択や行動が求められる点に面白さを感じています。自らチームを編成し、スキルを磨き、経験を積んでいく過程も含め、すべてが事業成功に向けたステップだと感じます。
一方で、この環境では自分から積極的に考え、試し、行動する姿勢が不可欠です。参考書やシステムが手取り足取り教えてくれるわけではないため、自ら失敗を経験しながら前に進む必要があります。
偉そうに聞こえるかもしれませんが、私自身も失敗を重ねながら挑戦を続けている最中です。挑戦し続けられる方には、この仕事は大いに楽しめると思います。
◆今後の取り組み内容
今後も農業分野の新規事業の立ち上げに注力していきたいと考えています。
自動化や省力化が強く求められている分野であり、日本の食糧問題にシステム面からアプローチできることに大きなやりがいを感じています。私も入社当初はプログラミング経験がありませんでしたが、「今できること」よりも「やりたいこと」に向かって努力を続けることが大事だと思います。
農業を変革するビジネスに興味があり、その実現のために努力を惜しまない方がいれば、ぜひ一度お話しできれば幸いです。