こんにちは!
ファイブニーズ小野です。
今回は、社員インタビュー第8弾!
お話を伺ったのは、この春からファイブニーズにジョインした人事の中原愛さん。
豊富なキャリアを積んだ中原さんが、ファイブニーズで働く思いについて迫りました!
🔸育成は楽しい。天職に導かれるように人事になった
──まずは、中原さんのこれまでの歩みからお聞かせください。社会人一歩目はどんな仕事に就いていたんですか?
最初は飲食チェーンを展開する会社で接客業に就いていました。
大学時代からその飲食店でアルバイトをしていて、卒業後、そのまま就職したんです。当時は就活は始めていたものの、やりたいこともキャリアビジョンも無くて、それを見かねた上司が声をかけてくださったんですよ。キャリアビジョンを一緒に描いてくれて、何もないならうちでとことん仕事したら?と。だから、今でこそ人事として就活のアドバイスなどもしていますが、私自身は自分でやりたいことを見つけて就職したわけではなく、人に進むべき道を見つけてもらったんです。
そして、入社後はFC店舗で修業を積んだ後、本部に転籍。全国の新入社員のトレーニングを行う研修施設で育成を担当し、さらに新規出店業務も経験しました。
──当時からすでに育成には携わっていたんですね。
はい。私自身、人を育てるのはやりがいがありましたし、楽しかったです。そこで、さらに知識を深めるためにコーチングの勉強をしようと思ったのですが、当時は会社の急成長期で仕事が多忙だったこともあり、なかなか時間がとれなくて…。
仕事は楽しかったものの、自己研鑽の時間を取りたいという思いが勝り、転職を決意しました。
──その後はどんな会社に入ったんですか?
同じサービス業で、買取販売のチェーンシステムを展開する大手企業に入社しました。1社目ではあらゆる仕組みが構築されていく過程を経験しましたから、2社目ではすでに出来上がっている仕組みの中に入って勉強したいと思ったんです。
業務としては、現場での接客からのスタートでした。当時配属された店舗は上長がとてもロジカルな思考の方で、何事も数字や根拠を明確にして話すのですが、当時の私には足りない部分だったのでとても勉強になりましたね。
現状分析して目標を設定し、現場での検証まで自ら行い、ものすごい速さでPDCAを回していく──。その思考と体が同時に回っていく状態を経験できたのは大きかったです
。──充実した日々を過ごしていらっしゃったように感じますが、なぜ再び転職されたのでしょう。
生まれつきの骨格のゆがみが原因で、体調を崩してしまったんです。
もともと放っておいても問題なかった程度のゆがみだったのですが、長年現場でハードに働いたり、重い商品を持ったりしているうちに、限界が来てしまって。
上司とも相談の上、働き方そのものを変えるために転職することにしました。その時に、内勤で、かつ自分が興味のあることを考え、人事の仕事を探したんです。
──人事領域の仕事は経験されていたものの、専任として就くのは初めてだったわけですよね。
ええ。その時に拾ってくださったのが、製造業のベンチャー企業でした。私が社内初の人事担当で、これまでの採用や育成に携わった経験をフルに生かしながら、経営陣と一緒に一から仕事を組み立てていきました。
また、当時は通院やジム通いと並行して働いていたのですが、体調が回復してからは、さらに人事業務を極めようと、人材サービスを手掛ける会社に人事として転職しました。
──“人材会社の人事”って、まさに「人」を極めている感じがしますね!
そうですね(笑)
そこでは、徹底的に数値化して考える能力やスピード感を学んだことと、採用、育成を中心に人事に関する仕事を幅広く経験し、人事領域の理解を深められたことが大きな財産になりました。
そしてファイブニーズに転職し、今に至ります。
🔸泥臭いけど、全力で働きたい人には最高の環境
──ファイブニーズはどうやって見つけたんですか?
飲食支援事業に興味があって、Wantedlyで会社を検索していたんです。
その時に、「酒×IT」を掲げるファイブニーズのページがヒットしました。
ページを見て、率直に「この会社はビジョンを軸に据えた経営をしている会社だな」と感じ、興味を持ったんです。また、企業ページのトップに【ファイブニーズを知るためのおすすめ記事まとめ】というストーリーがあって、会社の理念やカラーもとてもよく分かりました。
ただ、年齢層はかなり若そうだな…と思ったので(笑)、自分に合うかどうかを確かめるためにも一度話を聞いてみたいと思い、連絡したんです。
──なるほど。そうやって、まず気軽に話を聞いてみることができるのは、Wantedlyの良いところですよね。その中で、決め手は何だったのでしょう。
2つあります。1つは、「ここでどんなことがやれるか」という点。
正直言って、当時選考を受けていた企業の中で、ファイブニーズで働くのが一番大変そうでした(笑)。でも、だからこそワクワクすることも多そうだったんです。
というのも、ファイブニーズは上場前のタイミングで、人事部としてもこれから体制を整えていく段階。おそらく、やることはごまんとあります。それなら、これまで経験できていない業務も含め、幅広く経験を積めるんじゃないか、とことん仕事に向き合えるのではないかと思ったんです。
そしてもう1つは、社長と面接でお話しして、その発想や視点に惹かれたことです。
私は得意不得意は別として、根っこはロジカルな人間なんです。一方、社長は知識と経験により培われた基礎がある上で、鋭い感覚や発想力を持っていらっしゃいます。だから、同じ本の感想を話しても、自分と全く角度が違うんです。そんな社長のそばで働けたら、すごく刺激があると思いました。
──「何をするか」も「誰と働くか」も、どっちもマッチしたわけですね!では、現在の仕事内容についても教えてください。
今は採用業務と研修制度の建て付けがメインです。
今後は、それに加えて上場に向けた組織体制の構築や内部統制システムの整備などにも携わっていくことになると思います
。──中原さんから見て、ファイブニーズってどんな会社ですか?
うーん…、決してキラキラしたおしゃれなベンチャーではないです(笑)。
でも、お酒業界というアナログで泥臭い世界に飛び込んでいる以上、こちらが泥臭さを捨てたら業界との隔たりができてしまいますから、今のファイブニーズの姿はすごく理にかなっていると思います。
とはいえ、あくまでベンチャーなので、ただ頭を使わずに長時間労働をするようなことはなく思考を重視しますし、一人ひとりに生産性の高い働き方が求められるんです。その両方のバランスがすごく取れている会社だな、と感じますね。
だから、「おしゃれにスマートに働きたい!」という人には向かないかもしれないけど、やりたいことのために全力で思考して、全力で頑張りたい人。そして「全力で働くこと」を格好悪いと思わない人には、すごく楽しい環境だと思います。
🔸自分の気持ちを正しく理解することで、進路が開ける
──中原さんが大切にしている座右の銘などはありますか?
「まずは自分から」、ですね。
どういうことかと言うと、ファイブニーズの信念にもある「自責」の考え方に近いのですが、何でも自分起因で捉えるようにしているんです。
例えば、何かトラブルが起こったときは、まず自分に問題点がないか見直そう、と考えます。また、何か新しいことをするときは、可能な限りまず自分がやってみる。議論するときには、自分がしっかり意見を持って、こちらから伝えてみる。
私自身に想像力が足りないのもあって、人にやってもらう前にまず自分がやってみないと、考えや提案に根拠が生まれないんです。
──すごく謙虚な姿勢ですね。話を聞いていると、中原さんは仕事にせよ何にせよ、ご自身の信念に基づいて行動されているように感じます。
いえ、私自身も過去にたくさん失敗して、上司に叱られながら、働く上での姿勢や考え方を改善してきたんですよ。
過去の失敗を繰り返さないように、何より人事として内にこもってしまわないように、日々勉強するよう心がけています。休日はコーチングや人事仲間の勉強会に参加することも多いですし、セミナー参加や読書も意識的に行っているんです。そうやって、外からの知見は常に取り入れるようにしています。
──では、今後の話についてもお聞かせください!中原さんの目標は何ですか?
ファイブニーズに関して言えば、社員が人に紹介したくなる会社にしたいですね。私自身、リファラル採用は積極的に取り入れたいですし、ファイブニーズで働く全員にとっても「オススメしたい」と思ってもらえる会社であれたら嬉しいです。
そのために、社内の環境や育成など、人事側面から力になれたらと思っています。
──さらに大きな目標としてはいかがでしょう。
Wantedlyのプロフィールにも書いているのですが、「人に関わることは全て中原に相談しよう」と本気で思ってもらえる人になることです。
例えば会社の中でも、メンバークラスの相談を受けるのは人事としての仕事の1つです。それは当然のこととして、さらに上位クラスの、上長や経営陣も頼ってくれるような存在になりたいですね。
これが自社内で達成できたら、その上で社外の人からも頼られるようになるのが理想です。そうして色々な方の相談に応える中で得た知見は、社内でも生かせますから。
ちなみに、今でもコーチングを勉強し続けているのは、そのぶれない目標を達成するためです。人事に関する内容で、人に気付きを与え、可能性を引き出す存在であり続けたいですね。
──人事領域を探求してコーチングを極められたら、フリーランスとしても活躍できそうです。独立することへの興味はないのでしょうか?
ええ。私は「会社」という組織が好きなので、会社には所属し続けたいです。ビジネスも好きですし、1つの目標に全員で向かっていくのが楽しいんですよね。
それに、独立したら自分のアクションに対する反応や影響は自分にしか返ってこないですが、会社であれば社内に還元できますし、結果的に社員全員に影響を与えることもできるかもしれません。
40代、50代の頃には、そんな影響力のある人間になれていたら最高ですね。
──最後に、求職中の方にメッセージをいただけますか?
新卒のときの私がそうだったように、キャリアアドバイザーや先輩、友達に「やりたいこと」を見つけてもらうのは全く悪いことじゃないです。むしろ、人の視点がないと主観的になりすぎて見失うこともあると思います。
でも、最後に決めるのは自分です。
だから、どれだけ自分の条件や希望に合っていて、人にオススメされた会社であっても、自分自身がその会社に対して少しでも気持ちが動くかどうかが大事です。「ここならこれができる」でも「この人と働きたい」でも、「何となく楽しそう」でもいいので、何かしら自分が関心が持てて、仕事に向き合う決意ができる会社に入ったほうがいいと思います。そうじゃないと、おそらく会社に入っても飽きて辞めてしまうでしょうからね。
また、気持ちが動いた理由や、迷っている理由があれば、全て解きほぐすことも大切です。そこが明確になっていれば、会社に入ってからも心を強く保てますから。そうしてよく考えて、ご自身が惹かれる会社に出会えることを応援しています!