「あしたをオモシロク」をスローガンに、革新的なスマホアプリやWebサイトの制作を行うbravesoft。自社プロダクトであるイベントプラットフォーム事業「eventos」において、数々の大規模イベントを支え、国内トップクラスの実績を誇っています。
市場環境が激変し、AI活用など次なるステージへの進化が求められる中、さらなるプロダクトの価値向上を目指し、新たに「eventos」の成長を加速させるコアメンバーを募集します。
そこで今回は、長年プロダクト開発の最前線に立ち、事業を牽引してきた滝川雅俊さんにインタビューを実施。これまでの成長過程で直面した壁から、AI時代におけるものづくり組織のあり方まで、ありのままを語っていただきました。
Profile
滝川 雅俊 -Masatoshi Takigawa-
プログラマーやテスト業務、農業従事、フリーランスなど異色かつ多角的なキャリアを経て、2018年にbravesoft株式会社へ参画。入社半年で新人賞、2021年には社内MVPを受賞して頭角を現し、チーフカスタマーサクセスなどを歴任。自社プロダクト「eventos」のディレクター/部長として企画・開発・デザイン・マーケティングを横断的に担い、2026年より執行役員兼CPO(Chief Product Officer)としてAIを前提としたeventech事業全体の自社プロダクト開発・組織づくりを牽引している。
「言われたものを作る」からの脱却。コロナ禍の激動を越え、自ら市場の声を聴く組織へ
――まずはこれまでの歩みを振り返り、eventosの成長過程で直面した壁について教えてください。
2018年の「eventos」リプレイス立ち上げ当初が最も苦労しました。当時は、プロダクトとして「市場で戦うべき機能」が明確に定まっていなかったんです。
ターゲットに向けた価値創造というよりは、既存の機能を新しいシステムにそのまま置き換えることが目的になっていた側面もありました。誰に向けて作るのかが曖昧なまま、それでもお待ちいただいているお客様の期待には応えなければならないという状況で、当時はチーム全体で手探りしながら必死に食らいついていましたね。
――そこから事業が成長していく中で、組織としてはどのような進化がありましたか?
まず変わったのはエンジニアも自ら「市場の声」を聞きに行き、ビジネスサイドと歩み寄る文化が育ったことです。僕たちはものづくりの会社であり、当時のエンジニアは技術力が高い人が多い反面、「言われたものを作る」という受託開発の意識が強かったんです。
しかし、時間をかけて、自分たちのプロダクトをどうしたら使ってもらえるか、どうしたら売れるかという情報を取りに行く姿勢を根付かせていきました。現在では、顧客が何を課題として何を価値として求めているのかをエンジニアも自らが真剣に考える組織へと進化しています。
――その後、コロナ禍によって市場環境が激変しましたが、当時のチームの動きはどうだったのでしょうか?
全てが手探りの中、一気に「オンラインイベント」へと舵を切り、市場の課題解決に真正面から向き合いました。リアルイベントが全て中止になった時は本当に苦しかったですが、代表とも今後の方針についてリアルか?オンラインか?を本音でぶつかり合い、オンラインへ振り切る決断をしました。
急ピッチな開発により不具合に直面するなど波乱万丈でしたが、正解がない中でお客様の課題解決に向き合うプロセスには、確かな楽しさとやりがいがありました。市場と真剣に戦うという、他では得がたい経験ができたと思っています。
伴走し続けたからこそ見えた属人化の限界。個別開発の知見を、いかにプロダクトへ還元するか
――現在、プロダクト組織を客観的に見つめ直してみて、どのような課題を感じていますか?
当社のメンバーが総じて顧客志向が強く、とことん尽くそうとした結果、個別開発の比率が想定以上に増えてしまったことです。もともと僕たちがカスタマイズ開発を小さく始めた理由は、「市場のニーズ探索」でした。
eventos本体だけでは叶えられないお客様の要望を拾い上げ、それを本体に組み込んだり、汎用的なオプションとして横展開したりすることが目的だったんです。しかし、お客様のご要望に全力で応えようと伴走し続けた結果、事業が急速に拡大し、ありがたいことにeventosを活用した受託寄りの個別開発のご相談が売上の主流になっていきました。
――それは一見良いことのようにも思えますが、どのような課題に繋がったのでしょうか?
属人的な体制の限界を迎え、スピード感を持ってすべてのお客様に価値提供するのが難しくなったことです。まさに嬉しい悲鳴ではあるのですが、個別開発の規模が大きくなると、より高度で複雑なプロジェクトマネジメントが必要になります。イベント運用のプロであるディレクターと開発のプロであるエンジニアが、互いの専門外の領域を補い合いながら進めていたものの、属人的なやり方のままでは限界が来ます。それこそが、僕たちが直面している事業成長ゆえの壁です。
――その事業拡大に伴う壁に対し、今後はどのようなアプローチで改善していくお考えですか?
本来の目的である「ニーズの探索」に立ち返りたいと考えています。個別カスタマイズ自体は、お客様の声を拾い上げる重要な手段なので決して悪いことではありません。重要なのは、そこで得た知見やニーズを、属人化させずに誰もが扱いやすい形へと昇華させること。
今後はAIの力も積極的に活用しながら、拾い上げた顧客の声をスピーディーにプロダクト本体へ組み込み、より多くのお客様に価値を還元していく体制へと進化させていきます。
既存のバイアスを壊せ。現状に満足せず、プロダクトで攻め続ける組織のキーワード「BRAVE THROUGH」
――新体制では「BRAVE THROUGH」という言葉を掲げていますが、このキーワードを通じてチームやプロダクトにどのような変化を起こしたいですか?
大胆に挑むこと、つまり「当たり前を壊すこと」で、プロダクトで攻め続ける組織へと変わることです。既存の延長線上にある改善ではなく、新しい発見によって今までの枠組みを壊すような姿勢を求めています。「BRAVE THROUGH」は現状に満足せず、プロダクトで攻める姿勢を取り戻すためのキーワードと言えるでしょう。
――組織に対して、具体的に期待しているアクションはありますか?
トップダウンの想像を遥かに超えるような提案を、ボトムアップで持ってきてくれる組織にしたいです。過去に僕が社内MVPをいただいた時のことですが、当時は機能開発だけでなく「新しいビジネスモデル」の種を、誰に言われるでもなく自らチームで構築しに行きました。
「今までこうだったから」という既存のバイアスに囚われない提案こそが、ブレイクスルーを生むと思っています。トップからの指示に対しても、「そういう経営方針やビジョンなら、もっとこういうやり方があるのではないか?」と議論が生まれるような環境を作りたいですね。
AIがデータを最大限活用できる状態へ。人は「人にしか出せない価値」を磨き上げるAI時代の生存戦略
――今後の戦い方や競合他社との差別化について、すでに見えている戦略はありますか?
蓄積されたデータを整理し「AIを最大限に活用できるデータ基盤」を構築することです。世の中ではAI機能の導入が叫ばれていますが、ただAIを機能として載せるだけでは意味がありません。
最も重要なのは「データ」です。eventosにはイベントに関する膨大なデータが蓄積されているものの、まだその整理整頓が行き届いていない部分があります。そのため、まずはデータを整理し、AIがいつでもデータを読み込んで活用できる状態を作ること。
これを行うだけでも開発スピードは加速度的に上がり、大きな差別化になるでしょう。そこからイベント領域にしか存在しない価値あるデータを提供し、お客様のビジネスに貢献していくことが今後の戦い方になると考えています。
――AIが進化していく中で、eventech事業ならではの強みはどのように活きてくるとお考えですか?
僕たちの強みは、ビジネスパーソンとしてお客様に全力で伴走する人の良さや顧客志向です。ここは絶対にAIには代替できない領域ですね。
だからこそ、システムやAIで代替できるプロセスは徹底的に活用し、人にしかできない「お客様に向き合う時間」を創出する。そして、人間力を磨き上げる。それこそが、AI時代に取り残されないための生存戦略です。
評論家ではなく、行動できる「自走力」を。中規模だからこそ味わえる圧倒的な裁量と成長スピード
――これから新たなチームを作っていく上で、どのような方と一緒に働きたいですか?
当たり前を疑い、自分の領域外の課題も自ら解決しに行く「自走力」を持った方です。新しい技術をインプットして、その良し悪しを語るだけで満足してしまうのはもったいないと考えています。
そうではなく、「この技術を自分たちのビジネスやプロダクトにどう活かせるか」を考え、ちゃんと行動に移せるかどうかが重要です。「自ら新技術を取り入れて発信したい」と、オーナーシップを持って実行できる方とは、ぜひ一緒に働きたいですね。
――今のbravesoftやeventech事業にジョインする面白さや魅力はどこにあるのでしょうか?
中規模の開発だからこそ得られる「裁量の大きさ」です。大規模すぎるプロジェクトだと不自由さもあり、自分が動かしているという手触り感が持ちづらいかもしれません。しかし、eventosの規模であれば、自分がコントロールできる範囲で事業全体を動かしているという実感を持てます。
また、年齢や役職に関係なく成果で評価されるカルチャーも特徴の一つ。数年でPL管理や事業計画の策定など、経営に近いポジションでの経験を積めるスピード感は、非常に魅力的だと思います。
――最後に、未来の仲間へ向けたメッセージをお願いします。
今、市場はAIによって大きなブレイクスルーの真っ只中にあります。会社としても、個人としても、その変化を超える「BRAVE THROUGH」をしていかなければなりません。
新しいテクノロジーを恐れるのではなく、フルベットするくらいの気持ちで活用すること。そして、人間にしかできない価値を理解し、自ら新しい価値を提供していくこと。これからのイベントの当たり前を壊し、新たな体験を一緒に作り上げていける方をお待ちしています。僕たちと共に、次のステージへブレイクスルーしていきましょう。
ここまで読んでいただき、新体制を迎える「eventos」プロダクトチームのリアルな姿について、少しイメージが湧いてきたでしょうか。
ただ言われたシステムを作るのではなく、イベントに関わるあらゆるデータの価値を引き出し、「これからの当たり前」を自ら再定義していく。それが、eventosのプロダクト開発ならではの面白さです。僕たちが求めているのは、「AIという大きな波を乗りこなし、既存の枠組みを壊してでも本質的な価値を生み出す」という強いコミットメントを持った方です。
- 言われたものを作る環境から抜け出し、事業の根幹から提案したい
- 自分のアイデアでプロダクトを牽引し、市場の「BRAVE THROUGH」にこだわりたい
- 裁量の大きな環境で、事業や経営に近いポジションでの経験を積みたい
そんな熱い思いがあれば、まずは気軽に話を聞きに来てください。あなたからのご応募を、心よりお待ちしております。