ライトアップの『歴史』
なぜ中小企業を黒字にするのか。
どんな想いで創業したのか。
上場にいたる道のりは。
「全国、全ての中小企業を黒字にする」
そんな僕らを知っていただきたいです。
―――― 担当ひとこと! ――――
今回は、歴史の1ページ目、代表白石がサイバーエージェントからスピンアウトしたときの話です。
『当時のチームメンバーから「辞めないんですか?起業しないんですか?早くやりましょう」と毎日のように催促され、流されやすい私は「そうか、オレ起業するのか」とその気になったのでした。』
なんて白石さんらしいなと感じました 笑
読み物として面白いので、ひとつのストーリーとしてぜひご覧ください。
(担当:塩崎万朔)
お世話になっております、ライトアップの白石です。代表を務めています。
このコーナーでは以下の方に向けて、ライトアップをより深く知っていただくために様々な歴史(ストーリー)を随時まとめて公開してまいります。
1.入社していただきたい!
私達と一緒にライトアップで働いてみたい個人の方
2.提携していただきたい!
弊社と連携し、弊社ビジョンを一緒に達成していただける企業の方
※ビジョン「全国、全ての中小企業を黒字にする」
3.応援していただきたい!
共感する企業に投資し、結果として日本をより良くしたい投資家の方
今回は、ライトアップのDNAを知っていただけるような、起業前後の昔話をさせてください。
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最終面接で聞かれる質問ベスト5のうち、第4位にランクインする質問がこちら。
「なぜ起業したのですか?」
今回は、そのきっかけを思い出話として記載したいと思います。
■代表はライター出身?
2001年初め、NTTを退社しサイバーエージェント社(略称:CA)に入社しました。当時、ネット専業広告代理店として業界を主導していたCA(業界用語:シーエーと読む)。新たに自社メディア事業やコンテンツ企画制作事業に取り組み初めたタイミングでした。
私自身、大学時代から趣味で心理学の実験を真面目に面白く紹介するコラムをいくつかのメディアで連載をしており、そのあたりを評価いただき、コンテンツ部門の立ち上げ担当として入社のお声がけいただきました。
入社後は、10人くらいのスタッフと一緒に朝から晩までクライアントさんにメルマガやWebメディアの提案をし続けるという日々でした。
ちなみに、自身で執筆していたコラムは、メルマガ会員が6万人まで増え、日中韓で7冊ほど出版され、今でもアマゾンで売っています(中古で1円ほど…)。故に、私のことをライター出身と思われている方もいますが、その意味では「その通り」です。現役の上場企業代表としては珍しい経歴だと思います。
■創業メンバーは全員CA出身
※CA=客室乗務員さんではありません
ある日、当時の上司(CA子会社社長)から「買収されないように、売上を倍にする。単価が低いコンテンツ制作は縮小して、広告販売に力を入れる」との指示がありました。2001年末のことでした。コンテンツ企画を一生の仕事にしたいと思っていた私は、大いに困りました。
私自身、もともと起業志望はほとんどありませんでした。自由にやりたい仕事ができればいい、そのためには目の前の仕事で突出した成果を出せば良い。そんな極めて真面目な価値観を持っている茨城出身の好青年(生粋の地方国立大学生思考)。
そんな中、当時のチームメンバーから「辞めないんですか?起業しないんですか?早くやりましょう」と毎日のように催促され、流されやすい私は「そうか、オレ起業するのか」とその気になったのでした。
何事も「キャッチフレーズ」をつけたくなる性格上、社名を決めることに。
「コンテンツの背骨はテキスト(文字)」「テキストをしっかりと書き上げる」という意味を込めて「write + up (ライトアップ)」という社名にたどり着きました。ちなみに次点は「writing (ライティン)」でした。今となってはライトアップの方で良かったと思います。
未来を照らせライトアップ!(間違った使い方の例)。
そうして、2001年12月26日にドメインを取得し、年明け初日、当時の上司に正直に「コンテンツ企画がしたいので外でやらせてください」と話をしたのでした。
■本当にありがとうございました
正直に相談したためか、コンテンツに力を入れない方針だったためか、上司も快く退社を認めてくれました。また、今担当している全案件をそのまま下請けとして請け負いたい旨を伝え、そちらも快諾いただきました。
今考えると非常に安い金額を提示していましたが(多少なりとも後ろめたさがあったが故…)、起業当初から家賃と食費がまかなえる最低限の売上があるというのは本当に助かりました。
そこから5年くらい、CA社から継続的発注をいただき、本当に感謝しています。おそらく売上の3割位に達していたはずです。ソフトバンク社のように恩人感謝の日を制定するとしたら、その感謝対象には当時の懐深い上司を必ず入れると思います。CA社の新規メディア立ち上げ時には必ずお声がけいただき、アメブロの立ち上げなどにも深く関わらせていただきました。
これが「有限会社ライトアップ」の立ち上げ話になります。
■5つのブランド
創業後、すぐにライターやデザイナーを中心とした「クリエイターネットワーク(クリエイターズ.jp)」を立ち上げ、専門的なコンテンツも安価でスピーディーに作ります、という看板サービスを開始します。現在で言うクラウドソーシングサービス。これがスマッシュヒット。
最終的に3000人ほどのネットワークになり、「コンテンツ企画製作のライトアップ」として認知されました。当時は、カレン社、バガボンド社の次くらいのポジションだったのではないでしょうか(伝わるかな)。
ちなみに、製作の製の字が「制ではなく製だ」という理由で、パイプドビッツ社(現パイプドHD、証券コード3919)から提携を打診され、コンセプトの独自性がいかに大切かを実感しました。この出来事は今でも印象に残っています。
パイプ社は弊社にとって一人目の兄貴分(の会社)です。
そのネットワークを活用し、ライトアップは以下の変遷を得て今に至ります。
1.メルマガのライトアップ
3000人のクリエイターネットワークを活用し、安価にスピーディーに様々な専門性あるコンテンツが作れる。弊社制作のメルマガは当時最大で年間10億通が各社から配信。
2.ビジネスブログのライトアップ
国内最初のMovableType代理店として、メルマガとも連動した連載型コンテンツをビジネスブログとして活用(オウンドメディアの原型)。
3.バズマーケティングのライトアップ
30万人のブロガーネットワークを活用し、商品レビュー記事などを拡散。(おそらく)国内初。最初の案件は、某出版社の歴史ムック本レビューでした。
4.クラウドツールのライトアップ
全自動SEOツールの大ヒットからJDネットが誕生。クラウドツールの共同開発・共同仕入れネットワークとして現在も人気。
5.経営コンサルのライトアップ
IT化の原資としての補助金・助成金活用支援を通じ、Jマッチ(現Jエンジン)が誕生。「全国、全ての中小企業を黒字にする」というビジョンが確立。
創業してまもなく20年、未だに「メルマガの会社だと思ってました」と言われることも。ライトアップをどの段階で認知しているかで、その方のネット業界歴がわかったりもします。
■ライトアップのDNA
企業はなぜコストを掛けてコンテンツを作るのか、それは最終的に利益を上げて企業活動を継続させるため。であれば、経営支援までをしっかりと意識してサービスを設計するべきだと感じています。
コロナ禍の今だからこそ、多くの企業がインターネットを最大活用し、この困難に立ち向かい、乗り越えていかなくてはいけません。
その活動を、安価にスピーディーに支援していく。創業当初からの変わらぬDNAに基づいて、ただただ地道に粛々とやるべきことを行って参ります。
「6」に関しては、また近日中にご報告いたします。
私の代で「10」くらいまでは行くのではないでしょうか(笑)。
そんな会社です。
全国、全ての中小企業を黒字にする
ビジョンを実現するために、本気で取り組む仲間を募集しています。
「一緒にこんな事業に取り組みたい!」
「事業内容をもっと詳しく知りたい!」
「中小企業を黒字にすることに興味がある!」
という方はぜひお気軽にご連絡ください。