Profile 2020年中途入社
2020年5月ディレクション部 東京ディレクション課
Chapter - 01 モノづくりを、長く続けたいから。
なぜ転職を考えたのですか?
前職はグラフィックデザイナーです。やりがいも感じていました。けれど、自分自身の手を動かす仕事は、突き詰めるうちにどうしても長丁場になってしまう。仕事の量やタイミングをコントロールしにくいこともある。いまはよくても、いずれ無理が出てくるのではないかという危機感がありました。そこで浮かんだのが、プロデューサーやディレクターへの転職です。スタッフをまとめ、方向づける役割として、無理なく、末永くモノづくりに携わっていきたいと思ったんです。
ワークス・ジャパンを選んだ理由は?
いちばんの魅力はクライアントが幅広いことです。人材採用という、あらゆる企業に不可欠な活動を支援するためのツール制作ですから、業種や規模を問わないお手伝いができる。そもそも採用活動は、企業の将来にも、求職者の人生にも大きな影響をもたらすもの。意義のあるモノづくりができそうだと思いました。
Chapter - 02 入社して、すぐコンペ。
制作ディレクターになってみての第一印象は?
こんなにやることがあるのかと(笑)。クライアントとその業界を正しく理解することに始まり、ツールの企画構成、デザインや原稿のディレクション、スケジュールや予算の管理など、制作に関わるあらゆることに目を向ける必要があります。クライアントや外部パートナーとのコミュニケーションも欠かせません。最初こそ圧倒されましたが、だからこそ学べることに際限はないし、多彩なスキルを身につけられる。そんなふうに捉えたら、前向きになれました。
幅広い業務を、どのように学んでいったのですか?
最初から全部やりましたね。入社してすぐ、コンペ案件にアサインされたんです。先輩に一定のレールは敷いてもらったのですが、まずは自分でやってみることが基本。どうにか勝つことはできましたが、大変なのはそのあとの実制作。クライアントの意向をなかなか汲み取れず、外部パートナーとの意思疎通も今ひとつ。当然、スケジュールは遅れぎみ。それでも全力を尽くすうちに、少しずつクライアントの信頼を得られるようになりました。最終的には制作物も高く評価されて、いま振り返れば、いい経験をさせてもらったのだと思います。
Chapter - 03 出産・育児の第1号に。
ワークス・ジャパンへの入社は、ご自分にどんな変化をもたらしましたか。
度胸がつきました。もともと私は、石橋を叩きすぎて壊すくらい慎重なタイプです。けれど、制作ディレクターの迷いは、クライアントや外部パートナーの迷いにもなってしまう。プロジェクトを停滞させないためにも、思い切って決断することが大切なんだと吹っ切れるようになりました。とはいえ、性格が変わったわけではないので、内心では怖がってもいるのですが(笑)。
今後、挑戦してみたいことはありますか。
時間のバランスをうまく取れるようになりたいです。まだまだ仕事にムダが多くて、「制作物の完成度を上げるためにもっと時間を使えたのに」と振り返ることがあります。進行をコントロールできるディレクターの立場を、ちゃんと活かさなければ。もうひとつ、ワークス・ジャパンのディレクターには、まだ出産と育児を経験した女性がいません。制度はしっかり用意されているのですが、たまたま実践例がない。私がその第1号になることで、さらに環境を整えていくための力になれたらうれしいですね。