『野村幻雪(四郎改)追悼公演「伝統の継承と創造的革新のために」』におきまして弊社代表松行が舞台監督を務めます。
昨年2021年8月に84歳で逝去された人間国宝 幻雪師は、和泉流狂言方の六世野村万蔵の四男として生まれ、3歳で狂言の初舞台を踏むも、15歳でシテ方観世流二十五世宗家、観世元正に入門し、能の道へ。2021年4月に観世宗家から顕著な功績のある能楽師に許される雪号「幻雪」を授与されました。同年7月には「東京2020オリンピック・パラリンピック能楽祭」に出演しましたが、これが最後の舞台となりました。幻雪師は常々、過去・現在・未来があることが伝統であり、伝統が力あるためには常に過去の伝統を見直し、爪を立てる精神が必要だという考えをお持ちでした。そして数々の新作能、新演出、他ジャンルとの創造的な仕事...