この記事はWHITEPLUS Advent Calendar 2017、20日目になります。
こんにちは。
株式会社ホワイトプラスでマーケティングを担当している、飯田です。
調子にのって書く!といったものの、何を書いたらよいかけっこう迷いました。
僕はヒップホップが好きで、趣味でラップをしているので、最初は「ヒップホップマーケティング」というテーマで記事を書こうかと思っていました。
ラップをしながらマーケティングの説明をするというやつです。
最初はそれで考えていたのですが、僕の内側からほとんどラップが出てきませんでした。すいません。
ダジャレみたいなリリックしか出てきませんでした。
なので、一旦真面目に書きますね!
この記事では、そんな僕がWeb × リアルのホワイトプラスのマーケティングをやってみて、驚いたことを紹介したいと思います。
Web × リアルのサービスに関心がある人に、そんな感じなんだーと思ってもらえるといいなと思います。
簡単な自己紹介
僕は今、新卒2年目です。
学生のときは、webサービスのベンチャーのインターンでデジタルマーケ的なことをやっていて、広告運用をしたり、Google Analyticsを見ながらサイト改善をやったりしていました。
ホワイトプラスに入ってからは、初めからマーケに所属しました。
入社前のインターンの時に、すでにけっこう費用を使ってFacebook広告の運用とかをしていて、入り口からハードだった記憶があります。
とにかくなんでもやらせていただいて、かなり幅広く経験できたと思います。
今まで僕のやっていた仕事はこんな感じです。
- Facebook広告の運用
- アフィリエイト広告の運用
- リスティング広告の運用
- ディスプレイ広告の運用
- LPのCVR改善
- CRMのメールキャンペーン
- リピート促進施策
- アプリのリニューアル
- アパレル企業様との共同キャンペーン
- シミ抜き品質改善
マーケティンググループとしてやっていることは、SEO以外一通り一回経験したといってもいいかもしれません。
さらにマーケティンググループらしからぬこともやっていたりします。
今は新規ユーザー獲得とその後のリピート促進を全体的にやっています。
Web × リアルサービスのマーケティングをやってみて驚いたこと
ここから、いくつかWeb × リアルのサービスならではなのかなと感じたことを書いていきます。けっこう当たり前のことも多いんですが、個人的には驚いたのと、そこに難しさとやりがいを感じたので、少しだけご紹介します。
注文が入れば入るだけよい!ではない!
普通は注文が入れば入るだけよいですよね。
ところが、リネットはクリーニングサービスなので、実際に工場でクリーニングを行わないといけません。
当然、工場は無限にクリーニングを処理できないので、注文を受け付けられる上限数が決まっています。
そこをうまくコントロールしながらマーケティングを行わなければいけません。
ここはWebのみで完結するサービスとのかなり大きな違いです。
デジタルマーケだけが販促ではない!
Webサービスであれば、デジタル広告やSEOはメインの集客経路であることが多いのではないでしょうか。
リネットのマーケティングも、もちろんそこは大事です。
しかし、みなさんはクリーニングをするときにネットで検索されますか?
街を歩いていて、自然に見かけることが多いのではないかと思います。
クリーニングのニーズのある顕在顧客は、Web上には多くいません。何かしらの形で、オフラインでの接点も活用していく必要があります。
そこで、「リネットキット」というパッケージ型商品を開発し、実際に店頭で置いてもらえるようなものを作成しました。
広告の運用しかやったことのなかった僕にとって、こういう手段もあるのかという驚きがありました。
データが取りづらい!
Webサービスであれば、サイト上でのユーザーの行動データからわかることもいろいろあると思います。
リネットは数クリックで簡単に注文ができるので、ユーザーはほとんどサイトに滞在しません。ユーザーへの価値提供の大きな部分を、工場でのクリーニング工程が生み出しています。
しかし、工場での作業は手作業もまだまだ多く、すべてがデータで管理できているわけではありませんし、その工程をユーザーは直接体験しないのです。
ユーザーがどこに価値を感じているのか、利用データからわからないことも多いです。
そこをどのように明らかにしていくのかということが、難しいけど面白いところです。
サービスの機能追加・変更が簡単ではない!
Webサービスであれば、機能を追加・変更する際に一旦やってみて、ダメなら元に戻すことも比較的やりやすいかと思います。
リアルのサービスでは、機能を追加・変更することは必ずしも容易ではありません。機能を追加したり、変更することで、工場でのオペレーションも変わってしまいます。その影響も考えた上で実行しなければなりません。
しかし、だからこそ確実に改善していくことが競争力の源泉になります。
色々と書きましたが、難しいハードルがあるからこそ、工夫のしがいもありますし、今まで多くの企業ができなかったことをブレイクスルーするチャレンジもできます。
マーケターとしては、このような会社で仕事をするのも多くの学びがあって、楽しいと思いますよ!
リネットでのマーケティングや、僕のヒップホップマーケティングに興味のある人は、ぜひ一度遊びに来てみてください。