ここ数年で一気に技術の進化と普及が進み、利用者が増えた生成AI。日常のちょっとした質問に留まらず、ビジネスシーンでの活用も本格化しています。
そんな生成AIに、wevnal(ウェブナル)はまだ多くの人が触れていない頃から事業として取り組んできました。
それはなぜなのか、そして生成AIを扱う事業の何にワクワクしているのかを代表取締役の磯山博文さんに聞きました。
目次
- AIブーム以前から取り組んでいたAI。時代の流れがチャンスを運んできた
- これからNO.1が生まれるタイミングにワクワクが止まらない
- 時代は変われど、チャレンジし手を動かし続けることが大事
- BOTCHANを人々に寄り添う存在に育てたい
AIブーム以前から取り組んでいたAI。時代の流れがチャンスを運んできた
——wevnalがAIに取り組んでいる背景を教えてください。
私は昨今のAIブーム以前からAI可能性を感じています。2018年には、AI論文解説メディア「AI-SCHOLAR」を開設し、このトレンドの動向を追い続けています。
未来の人とテクノロジーを描いた映画やドラマでは、だいたいAIが人のアシスタントをしていますよね。人と人とのコミュニケーションを円滑にするためにAIが介入する時代は必ず来るのではないか?
そうした考えから、wevnalはチャットのプロダクト開発・提供と並行して、AIに取り組んできました。
2024年にはChatGPT Proが発表され、技術的にもプロダクトとしてもAIの価値がぐんと上がりました。同時にそれまでエンタメ的な要素が大きかったAIが、業務の根幹やテクノロジーの根幹を担うようになったのです。
これはまさにビジネスチャンス。こんな機会は滅多にありません。
AIが技術トレンドとして大きく変革するタイミングが到来したことを受けて、会社としてここからは「AIに全振りしよう」と意思決定しました。
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——最近は「AI駆動型開発」にも取り組んでいますね。
そうですね。AI駆動型開発によって「BOTCHAN AI」と「BOTCHAN AICALL」という2つの新規プロダクトを開発しました。
一方で、開発前には既に5つのプロダクトが存在していたことから、新規開発には会社としてあまり積極的ではありませんでした。既存プロダクトを顧客に納得してもらえるクオリティで提供し続けることにフォーカスしていたのです。
方針変更につながる転機は2024年末に訪れました。開発チーム内でAI駆動型開発を実践。大幅に開発の生産性向上につながり、開発リソースに余力が生まれました。
同時に現場からもAIを活用した事業アイデアの提案があり、新規開発を行うことになりました。
*AI駆動型開発に関するレポート記事はこちら
https://note.com/wevnal/n/n3f0a034d2cf7
これからNO.1が生まれるタイミングにワクワクが止まらない
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——AIを扱う事業の面白さは何ですか?
新しい産業だから正解がなく、フォーマットやセオリーもないことですね。
いまはみんなが手探りで取り組んでいる状態ですが、3〜5年後には国内でも巨大な産業になっているでしょう。AIをより活用しながらサポートする会社のどこかがNO.1企業として名を馳せることになると思います。
いまのような、NO.1がこれから生まれるビジネスチャンスは数えるほどしかありません。AIが進化する中でどのようにビジネスを拡張できるかという勝負に、Microsoftなどのビッグテックカンパニーと連携しながら戦えることに、いま私はとてもワクワクしています。
またAIが取り巻く状況は、1カ月経つだけで大きく変わります。けれど私たちのポリシーである「顧客を成功に導く灯台になる」ということは変わりません。
これまで、社名の由来(Web/Wave/Signal)のとおり、時代に合わせてSNS→SaaS→AIとトレンドを掴んで、人々のコミュニケーション体験をより良くするために事業変革してきました。
いま社員の多くはAIに対して非常に熱量が高く、いろいろなAIツールを使って日々の業務の効率化や時間短縮を目標に掲げて実践しています。AIを活用した既存ビジネスの変革にも積極的に取り組んでおり、最近はAIエージェント事業開発室を立ち上げました。
——社内ではどのようにAIについてキャッチアップしていますか?
月1回の全社MTGでナレッジを共有しています。ガイドラインの作成や資料化までは至っていませんが、AIを使うことのメリットや結果を積極的にシェアしていますね。また当社が日頃からコミュニケーションをとっているCognition AI社のCEOが来日した際には、当社のエンジニアたちがラウンドテーブル・ディスカッションに参加しました。
時代は変われど、チャレンジし手を動かし続けることが大事
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——私たち、そしてこれから就職する学生は、どのようにAIと付き合っていくべきだとお考えですか?
いまは本当に変革期で、1カ月先も2カ月先もわかりません。気づいたら想像していなかったことが起こる時代です。
そんな中、AIの活用により論理的思考や整理などロジカルなことは任せられるようになり、ある意味でビジネススキルが平準化しました。しかし、チャレンジして手を動かすことの重要性はいまも昔も変わりません。
私が就職したばかりの頃はみんなガラケーを使っていて、ガラケーからスマホに需要が変わったとき、みんなは時代の変化についていこう、ともに走ろうとがむしゃらに手を動かしていました。そのときと同じように、この変革期に私たちは、目の前のことに一つひとつチャレンジし、得られた経験でアップデートしたものをつくっていくことが求められます。
賢いAIの使い方やHowよりも、まずはアクションをしていくことです。チャレンジし、前に進むのみ。そしてAIという爆発的に伸びる業界を、爆発的に楽しんでいきたいと思っています。
ときに正しくないことが見えて躊躇するかもしれませんが、ぜひチャレンジしてください。AIを使いこなし、使いまわしてアクション量を増やしていって欲しいです。
BOTCHANを人々に寄り添う存在に育てたい
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——AIを活用したプロダクトを展開していく上で、今後の展望を教えてください。
前述した通り、ロジカルなことをAIに任せられるようになったいま、最終的に大事なのは「人がワクワクする熱量」だと思います。
どう熱狂できるか、どうワクワクするものをつくれるのか。
そこに挑戦できるのがwevnalだと思っています。
AIは5年後、10年後には、感覚的にインターネットと近くなるでしょう。誰もが自然と使い、あらゆることを自動化して自分の生活を便利にしてくれる。そんな人々に馴染んだ存在になるのです。
そうなったときに何を自動化したらビジネスになるかというと、ユーザーのストレスを減らすこと。今後は確実に多くのことが全自動になるでしょう。そのときにコミュニケーションのインフラとして、企業やユーザーの真横にBOTCHANがいるような世界を目指しています。
現在のサービス提供範囲はWebに限定されますが、店舗などオフラインに拡張するかもしれないですし、そのオフラインが自宅などの場所の拡張になるかもしれません。B2Bという枠にとらわれず、BOTCHANが企業とユーザーの間を取り持つコミュニケーションとしてのAIになれるよう尽力していきたいと思っています。
——最後に、AIを仕事にすることに興味のある読者にメッセージをお願いします。
AIに変革が起きているいま、その変革を楽しみたい、チャレンジしたい、新たな産業のスタンダードを自分がつくりたいという気持ちがある人をお待ちしています。
AIはどこまでいっても手段でありテクノロジーです。人は2050年や3000年になってもワクワクしてものを買う、何かをするという行為をし続けるはずです。そのワクワクをビジネスの根幹に手掛けていくことを一緒に楽しみましょう!
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取材協力:CASTER BIZ recruiting