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今回は、エンジニアの技術挑戦制度「TECH PASS」をご紹介します。
「TECH PASS」の背景と概要
「TECH PASS」とは、立候補から選ばれた選抜メンバーが技術挑戦をできる機会です。
当社のロードマップには「技術とデザインのウエディングパークを創る」があります。これを実現するためには、メンバーそれぞれが技術力を磨き続け、事業や組織に活かすサイクルが必要です。
そこで、エンジニアの技術挑戦に投資し、ロードマップの実現を加速させようと技術挑戦機会をつくることにしました。
ここで指す「技術力」とは、単純なスペックだけではなく、事業成長に向けて社内外のニーズを捉え、課題を技術的アプローチで解決する複合的な力を指します。
TECH PASS選抜メンバー選定のポイントは、
- ビジョンや経営理念、全社の方針やロードマップにつながるテーマか
- 足元の技術負債の解消や課題解決だけでなく、中長期的な視点で課題を捉えられているか
- 既存ミッションの延長線では得られない改善効果が見込まれるか
- 今後を見据えた技術領域の拡大が含まれているか
など、会社の方針と技術挑戦をセットで考えるデザイン思考が必要になっています。
エントリーシート
TECH PASSの手順
1. 【エントリー】対象は、開発のプロジェクトリーダーを務めるメンバーなど中堅エンジニア社員。今取り組むべき課題と実施したい技術挑戦をエントリーシートに記入します。
2. 【選定】挑戦するメンバーを1名抜擢。抜擢されたメンバーは、導入に向けた方法や検証を行う挑戦期間に入ります。
3.【挑戦期間】挑戦期間は最長6ヶ月。期間中は、提案内容のボリュームによって異なりますが、自分の工数の20〜30%を目安に使え、中間発表としてTECH PASS Supporter(上位職エンジニア)への壁打ちやサポートも受けられます。
4.【プレゼン会】挑戦期間終了時にTECH PASSチーム※に向けて最終提案を行い(全社員参加可能)、本導入の決裁を行います。
5.【導入】本導入に向けたプロジェクトを発足します。
※TECH PASSチーム…社長の日紫喜、エンジニアマネージャー、上位職エンジニアメンバー
プレゼンの様子
修了メンバー:Wさんの声
ーー「TECH PASS」ができた時の気持ちを教えてください。
当時、与えられた仕事だけでなく、自ら課題を発見しアクションすることが求められていると感じていました。その実行に向けて背中を押してくれる制度だと感じ、同時にとてもワクワクしました。
採択されるように考えることにも意義があったと思いますし、提案にあたっては自分一人で考えるのではなく、メンバーの意見をたくさん聞いて「会社としての課題」として取り組むことができました。
ーー面白かったこと・挑戦して良かったことは何ですか?
普段感じていた「もっとよくできないかな、本当はやりたい」をテーマにして、「ずっとやっていたい!」と思うくらいワクワクして取り組めました。
具体的な検証結果を抽象化するなど、技術の戦略立案までやることも面白かったです。
「全部自分次第」なことに不安はあったものの、任せられていること、自分の提案が会社の方向性と合っていると感じられたことが自信につながりました。
ーー苦労したこと・難しかったことは何ですか?
検証したことを「ウエディングパークでどう活かすのか、どう実行しやりきるのか」という結論を出し、提案に落とし込むことです。
検証の段階では夢物語であっても、今後会社として取り組むための根拠を最終提案で考えて落とし込む必要があり苦労しました。
ーー今後の意気込みをお聞かせください。
今回フロントエンドの領域で挑戦したのですが、課題や期待に応えるため、プロジェクトではなく新しい役割「フロントエンドアドバイザー」をつくり自分が推進したいと最終提案しました。
まずは、この「フロントエンドアドバイザー」を全社に認知してもらい、エンジニアとデザイナーで共創してウエディングパークのフロントエンド基盤を育てたいと思います。それをけん引するためにも、自分自身のスキルを磨き、時流を捉えるためのアンテナも張っていきたいです。
・・・
引き続き「技術とデザインのウエディングパークを創る」の実現に向けてさまざまな取り組みをしていきます!