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Ringraph(リングラフ)は、ブランドやデザイン、素材など、様々な条件で婚約・結婚指輪が探せるクチコミ情報サイト。ジュエリーショップからの公式情報だけでなくユーザーからの写真付きクチコミや、指輪探しに役立つ記事などを提供しています。
今回は、Ringraphの事業責任者大沼さんに、事業とチームづくりについて話をしてもらいました。
大沼夏帆(Ringraph事業責任者)
ーーご経歴を聞かせてください。
2013年に新卒でエンジニアとしてウエディングパークに入社し、現在はRingraphの事業責任者をしています。
小学生の頃からパソコンやものづくりが好きで自分一人でホームページを作っていたんですが、大学で情報系の学部に進み、アプリを企画・開発するプロジェクトでチームで何かを成し遂げる面白さを知りました。社員が「業界を変えたい」と一つになっている姿、誇りを持ってサービスを作り上げている様子に惹かれて、ウエディングパークに入社を決めました。
入社後はエンジニアとしてサービスの開発に携わりながら、新規事業立案コンテスト「N1」で2回連続決勝に進んだこと・新規事業への想いを目標設定の際などに伝えていたことがきっかけで、Ringraphの事業責任者になるチャンスをもらいました。
Ringraphの「事業」のこと
ーーRingraphの事業について、教えてください。
Ringraphチームでは「指輪探しの『代名詞』になる」というビジョンを掲げてWebサービスを運営しています。
最大のコンテンツは、写真付きのクチコミ。企業から提供する公式写真だけでなく、指輪を購入・検討した第三者の意見となるクチコミによって、指輪を探すカップルと商品を取り扱う企業をマッチングしています。
「三方良し」のサービスを目指していて、指輪を探すカップルも指輪を提供するジュエリーショップも、そして私たちも、全ての人が幸せになる有意義なサービスを提供したいと思っています。
――カップルについてはどんな価値を提供しているのか聞かせてください。
まずカップルですが、婚約・結婚指輪探しは初めてする方がほとんどです。どうやって探せばいいかわからずに、狭い選択肢の中で「これで良いか」と決めてしまうケースも多いんです。結婚式で「自分たちらしさ」を表現することが増えて来たように、Ringraphが本当に自分たちらしい指輪や最適なショップに出会えるように変えていきたいんです。
カップルにとって指輪選びは、おそらく結婚が決まってはじめにやること。“指輪探し楽しかったね。”と結婚に関する幸せな思い出の第一章になるようにお手伝いをしてカップルの背中を押せるサービスでありたいと思っています。
――クライアントにとっての価値はいかがでしょう?
クライアントとなるジュエリーショップも、有名なブランドだけではなく、国内だけで数百のブランドがあります。PRの場がないことに悩んでいたり自分たちだけでの広告マーケティングなどには限界を感じていたり…という状況がありました。
Ringraphによって、今までよりカップルのニーズにマッチするブランドやショップを見つけやすくなったことで、マッチングの機会を増やすことができました。また、実際に指輪を気に入って購入した方の生の声であるクチコミは、企業のPRの助けとなりブランディングにも繋がっています。もっとRingraphの知名度を向上させて、クライアントとカップルの可能性を拡げていきたいと思います。
Ringraphの「チーム」について
ーー続いて、チームについて聞かせてください。
「WIN BY ALL!」(全員で勝つ)という合言葉を掲げているチームです。開発だけでも営業だけでもない、チーム全体での団結力がRingraphらしさで、事業の成長にも繋がっていると思います。
実は、団結ははじめからしていたわけではありませんでした。事業の立ち上げ時は一人でやっていたこともあって、人数が増えても途中までチームでの団結の仕方がわからなくて、必要性にも気づけておらず、数字も伸びていませんでした。その時は、“事業の成果が出ていないから団結できていない”と思っていたんですが、実際は逆で、“団結出来ていないから事業も伸びていなかった”んです。
ーーなるほど。いつそれに気づいたんですか?
チームでの合宿(数時間かけて事業や組織課題を議論するミーティング)で本音を話し合えたことがきっかけです。
事業や組織の成長のために“自分たちに足りないものはなにか?”という問いに、メンバーからは「団結」や「チーム感」が上がりました。そこで「WIN BY ALL!」という合言葉が生まれました。それをきっかけに驚くほどチームが変わって、ひとつになれたし事業としての成果も出始めたんです。
チームでのミーティング時の様子
それまでは数字やサービスの機能、個々のスキルなどといった話が多かったんですが、“チームとしてどうするか”という会話が増えました。
コミュニケーションに関しても、少なくとも週に1回は全員のミーティングで顔を合わせますし、毎日チームのチャットルームはメッセージが飛び交っています。インプットする情報量も増えて、好循環が生まれました。
――大沼さん個人としての変化はありましたか?
それまでは自分で企画を考えて手を動かして作る事が楽しいと思っていたんですが、チームのメンバーが増えれば増えるほど“組織づくりって面白いな”と思うようになりました。事業を成長させられる組織を育てたり活躍する人材を育てたりというマネジメントに改めて興味が生まれました。ウエディングパークの全社としての組織づくりにも、深く関わっていきたいと思っています。
ーーRingraphチームでの、ものづくりの面白さを教えてください。
ひとつは、自分たちで考えた企画を自分たちで作れること。
例えば、チーム全体で開発案件を洗い出して優先度をつけたり、広告商品の企画を考えて開発・リリースする「めにゅつく」をしたりといった事です。
開発する案件としては、今週企画開発して翌週リリースというような小さなものもありますし、大きなものだと1年後のリリースに向けて、数か月単位のフェーズに分けて開発するものもありますが、ほぼ毎週何かしらをリリースしています。
チームでのミーティング時の様子
もうひとつは、スピーディーにダイレクトに反応がわかるところも面白いところだと思います。
施策や商品がヒットするか否か、効果検証まで全員で見て試行錯誤しながら事業の成長に取り組んでいます。まだまだ業界にもサービスにも可能性が沢山あって、それが私たち次第で大きく変わることは、とてもやりがいがあります。
――最後に、これからのことを教えてください。
組織としても事業としても成長して、まずは目標としている事業規模を達成するという成功体験をチームでしたいと思っています。
そして、ビジョンである「指輪探しの『代名詞』になる」を達成を目指していきます。
Ringraphは単体で存在しているのではなくウエディングパークのビジョンや理念を実現する為にあると考えているので、Ringraphのビジョンを達成することで、全社のビジョンを支える大きな柱になりたいと思っています。