私の知り合いに、歌って踊れるコンサルタントが居ます。多分このジャンルでかぶっているコンサルタントは私の知る限りではその人以外いません。
もちろん、ちゃんとしてて真面目にやってて、最近では某国営放送で取り上げられてスタジオ出演しているほどです。なので適当に奇をてらってやってるわけではありません。本質のところでは自分の想いがあって、それが表現されただけです。
取り上げられた内容は「社歌」です。社歌をどうこうしよう、と思い立って始めたわけではなく、全国の中小企業の社長、働く人たちを元気にしよう!と思って活動している中での一つとして、社歌を作り続けていました。かくいう私も、その人に自分のテーマ曲を作っていただきました。
さて、なぜこのような話しを繰り出したかというと、表題にあるように、「自分がしたいことを極めたら、誰もがやったことのないことをやってて、遠くからみんなが眺めている」という現象が起きます。これは、中小ベンチャーのあるあるです。
自分がしたいことを極めるのはとても良いことです。これはよくあることです。
その後、ふと周りを見たら、なんか誰もやったことないことやってるなーってうすうす気付きます。そして誰もやったことが無いので、みんなどうなんだろって思って最初は遠くからじーっと取り巻くように見てます。この段階でもしかしたら間違ってた?と思うことがあるかもしれません。しかしここまで来たらあと少し。もう少し頑張ってみましょう。
すると次第に遠巻きに見ていた人がちょっとずつ近づいてきて、仲間に入って、一緒になってやってくれます。それが次第に大きな渦になって大きな流れになってきます。
これが大変。自分が好きなことをするっていうのは大変なんですね。
でもやりたくないことをやってても大変なのは一緒。であるなら好きなことをやって大変な方がマシです。ストレスも少なくて済むし。
てことで、我々がやろうとしていることもどうなるかわからない世の中だからこそ、様々なことをチャレンジして、失敗して、作り変えていく。その過程でしんどいことも大変なことも心折れることもあるでしょうけど、思い描いている場所にたどり着くまで、必死に歩いていくだけなんです。
スポーツではよく、記録に残る選手より記憶に残る選手、という言葉があると思いますが、記憶に残る働き方をする人たちが集まってくれば、おもしろい会社ができるんだろうなと思います。大企業ではなかなかできないことです。中小ベンチャーだからこそできる。そういう働き方も面白いと思います。