せっかくベンチャー企業で働いているからには、新規事業に携わりたい。
欲を言えば事業責任者として事業を引っ張る存在になりたい。
そのような願望や野心を持つ人はたくさんいると思います。
ただどうやったらその事業責任者になれるのかと明確な答えを持ち合わせている20代は意外と少ないと思います。
そんな20代に向けて具体的にどういうステップを踏めばいいのかを書いていきたいと思います。

大まかに分けるとすれば、

・事業責任者は何をしているのかを明確に理解し、分析する。
・事業責任者になるために自分が足りていないものを分析する。
・組織にとって必要不可欠な存在になる。

この3つのステップを踏むことで、あなたは事業責任者に近づくことができます。
それでは詳しく見ていきましょう。

1.事業責任者は何をしているのかを明確に理解する。

まず最初のステップですが、「事業責任者は何をしているのか理解する」これは非常に大切なステップです。
目標にしているポジションの人が何をしているのか正確に把握しなければ、30歳までに事業責任者になるなど雲を掴むようなものです。

それではどうやって「事業責任者は何をしているのかを明確に理解」すれば良いのでしょうか。

自分の身近にいる事業責任者を思い浮かべる
↓
その人がやっている業務を観察してメモしてみる。
↓
その業務はどういう目的で行われているか自分なりに考えてみる。
↓
その仮説を持った上で事業責任者にどういう業務をどういう目的でやっているか聞いてみる。

このフローで事業責任者は何をやっているのか聞いてみましょう。
自分なりに考える前にいきなり事業責任者に聞いても、理解が深まりづらいので、しっかり考えてから聞いてみましょう。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
孫子は敵の実情を正確に把握し、自分の状況も把握することが勝つための戦略の上で重要だと説いています。まずは目標の存在を明確化しましょう。

2.事業責任者になるために自分が足りていないものを考え、経験や学習をする。

第一ステップで、事業責任者はどういう業務をやっているのかを理解しました。しかもその業務の目的も理解しました。
その次に必要なステップとして、その事業責任者と比較して、自分が足りないものを正確に把握して、その能力を埋め合わせるために必要な経験や学習をする必要があります。

簡単に言うと

【真似をしろ】

ということです。

守破離

「最初は師匠を真似て成長し、その後自分なりの方法を見つけていくこと」
という素晴らしい言葉が日本にはあります。
まずは身近な事業責任者の持っている業務を目的を理解した上で習得できるように
しましょう。本を読んで自習をするのも良いですし、直接その上司や事業責任者の経験のある先輩などからのフィードバックをもらうのも良いでしょう。
その時に、「30歳までに事業責任者になりたいです」と伝えて教えを乞うのもありでしょう。もし可能であれば、事業全体に必要な領域を実務で経験できるように社内で伝えるのもありでしょう。

3.組織にとって必要不可欠な存在になる。

さて最後のステップです。
事業責任者になるために、様々な領域を経験したり、足りないスキルを担当者から学んだり、自分が事業責任者になるために必要なスキルを自習したりというステップを踏んできました。
しかし、このステップが一番大切です。
どんなにプレイヤーとして優秀だったとしても、チームのメンバーから慕われないと事業責任者にはなれません。
周りから慕われることや実力・マネジメント力等を総合的に評価されなければいけません。
自分が事業責任者になりますと宣言して事業責任者になれるのは起業するしか方法はありません。最終的に上司が「この人になら任せても大丈夫だ」と判断します。

ではどうすれば組織から認めてもらえるのでしょうか。

・突出した結果を出す。（実力）
・周りから頼られる人柄でチームを引っ張ることができる。（リーダーシップ力）
・目的の達成のためにリソースの最大化をするという観点から物事が見れる力を身につける。（マネジメント力）

その他にも様々な要因がありますが、この３つを20代でクリアできれば、20代であっても上が詰まっていないベンチャー企業では事業責任者になることも十分可能です。

いかがだったでしょうか？
今回は「30歳までに事業責任者になるために必要な3つのステップ」について書いてみました。
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