Work at Netflix
A great workplace combines exceptional colleagues and hard problems.
https://jobs.netflix.com/culture
多くのベンチャー企業が何よりも大切にしている「企業文化」。企業文化は1日にしては完成せず、そこには経営者の思想、会社として目指していくべき方向性など、様々な願いが込められています。会社が大きくなるにつれて、それを全員で共有するのは難しい……というのはよく聞く悩みです。
それに立ち向かうべく、株式会社VERTEXグループではこの度、全社共通の”カルチャーデッキ”を作成しました! オンラインでデータ共有をする会社が多い中で、なんと冊子で作成。自分の会社のカルチャーがぎゅっと詰まったガイドブックが社員全員の手元に届きました。
カルチャーデッキとは、その名の通り、会社の企業哲学、経営理念、社員に期待する行動などをまとめたものをさします。名だたるグローバル企業が社員に文化と哲学を共有してもらえるようにカルチャーデッキを作っていますが、その伝え方は様々です。
カルチャーデッキを定義していることで有名なNetflixは、採用ページで明確にカルチャーに関する記載を行なっています。Netflixでは、「ここに提示されたカルチャーで提示された人物像に当てはまっていることが、Netflixでの成功と貢献に直結している」と明確に示されています。
さらに、音楽アプリとして世界的に有名なSpotifyは”文化”をこのように定義しています。
メンバーの行動によって示される、組織で共有された価値観のこと。
つまりカルチャーデッキとは、ただ提示するだけでは意味がなく、それに基づいた行動を社員にしてもらうために制定するものということです。
世界中の様々な企業がカルチャーデッキを制定していますが、どうやら「良い」と評価されるカルチャーデッキは以下の点に秀でているそうです。
・とにかく具体的。曖昧な理想を描いたものではなく、会社が目指す世界を実現するためのプロセスが明確に記されている。
・なぜその文化が必要なのかがわかりやすい。理想がただの理想論ではなく、必ず成し遂げるべき目標として根拠が記されている。
・実際に社員がそのカルチャーに立ち返って意思決定・行動できるように作られている。
これからカルチャーデッキを作りたい! と考えている方は、ぜひ参考にして見てください。
VERTEXにおいてカルチャーデッキは、「全ての人事制度、仕事、方針の軸になる社内の憲法のようなもの」と定義されています。
ではそもそも Cluture ってどういう意味なのでしょうか。カルチャーの語源は、ラテン語の Colere だと言われています。Colereとは本来、「耕す」という意味でした。畑を耕し、豊穣を目指した土地を作ること。それが英語に借用された時に、土よりも「心を耕す、教養を育てる」という意味で使われ始めたのがこの言葉の始まりです。
……そういえば農業(Agriculture)、養蚕(Sericulture)、ぶどうを育てること(Viticulture)はそれぞれ農業や育てることに関わるのになぜcultureがつくのだろう? と気になっていたのですが、そういうことだったのですね。
閑話休題、Cultureという言葉が 文化 として使われ始めたのはまだまだ最近の話で、元々は耕すという意味だったのです。会社のカルチャーとは、社員が育ち、サービスを育て、成果を大きく実らせるための土壌なのかもしれません。その土壌をどれだけ豊かにできるかどうかが、育つ種の行先を左右していくのです。
VERTEXは従業員30人程度の、「まだまだこれからの」会社です。今集まっている、そしてこれから採用していくメンバーが、組織の中核を担っていくメンバーになっていきます。
今回作ったカルチャーデッキには、創業者の願いと会社の指針が詰まっています。
何かに悩んだ時に、社員全員がこのカルチャーデッキに立ち返り、個人の裁量を持って意思決定ができるように……そんな願いを持って冊子を作りました。
小さい会社、特に仲が良く経営陣や創業者と新しいスタッフの距離が近い会社では、企業の文化は「わかってるよね」と暗黙の了解になりがちです。しかし、小さなズレが会社が成長し始めた途端にほころび始めてしまう、ということは起こり得ます。だからこそ、VERTEXグループではこのように定期的に全社会を開き、代表が直接、会社のカルチャーを共有しています。
VERTEXはまだまだこれから成長を目指す会社です。だからこそ、人材濃度(=文化に共感できている人の割合)を100%にするため、採用に力を入れています。一緒に働いてみたい!興味がある!という方は、ぜひWantedlyからお声がけください!