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「挑戦する時がきた」1人目マーケターが、広告代理店を辞めトイレ広告へ挑む理由

私たち株式会社バカンは「いま空いているか1秒でわかる、優しい世界をつくる」のミッションを掲げ、IoT、AIを活用してレストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況を検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信しています。また空き状況可視化だけでなく、混雑の抑制・管理などもおこなっており、空き/混雑情報を起点とした「待つをなくす」DXサービスを幅広く提供しています。

今回は、2023年7月にトイレ広告などを扱うメディア事業本部に、1人目マーケターとして入社した・栗原さんにご自身のことや、バカンでの仕事、入社のきっかけを聞いてみました。

◼️プロフィール:栗原 旺裕
神奈川県出身。慶應義塾大学文学部社会学専攻卒業後、総合広告代理店にて営業、クリエイティブ、プロモーション、マーケティング戦略立案を経験。鉄道・運輸・観光・保険・ヘルスケア・乳酸菌飲料・通信会社・スマートデバイス・カフェチェーンなど多岐にわたるクライアントを担当。多くの人を動かしてきた一方で、増え過ぎてしまったお客様の最適な距離感の実現を思案しバカンと出会う。協業を繰り返す中で目指す世界観に共感し、2023年7月より入社。

探求心の赴くままに

ーバカンでは、どのような仕事をしているのですか?
バカンにはDX事業本部とメディア事業本部の2つの事業部があり、私はトイレ広告を扱っているメディア事業本部にて、マーケティングの仕事を中心におこなっています。トイレの個室にサイネージを設置して、そこで広告を流すトイレ広告事業を、どのように世の中に広げていくかを日々考えています。

ーまずは栗原さんの為人を知りたいと思うのですが、何やら最近自転車にハマっていると聞きました。詳しく教えてください。
実は、30歳になるまで自転車に乗ったことがなかったんです。生まれ育った横浜は坂が多く、自転車にはあまり興味を持てませんでした。しかし、藤沢に引っ越した際に、住んでいる場所が駅からも遠く、最寄りのスーパーまで徒歩17分という立地だったんです。車は持っておらず、免許もないので、どう移動するか悩んでいました。そんな時、Googleマップが示してくれたのは、自転車での移動時間が6分という事実。これが私の自転車人生のスタートでした。

近くの自転車屋で初めての自転車を購入。ミニベロという小さなタイヤのスポーツタイプを選びました。ちなみに後で知ったのですが、タイヤが小さく不安定なので実は初心者にはおすすめされていないらしいです。笑

それでも諦めず、マンションの駐車場を利用して練習を始めました。自転車練習の方法をYouTubeで調べてみると、大人用は少なく、自己流での練習が続きました。派手に転びました。ただその甲斐あって、ちゃんと乗れるようになりました。


乗れるようになってからは、買い物用に自分でカスタムする楽しさに目覚めました。かごやラックを取り付けたり、ライトの位置を変えたりと、自分好みの自転車にカスタマイズしていく過程が楽しかったんです。また、自転車の種類や乗り心地の違いにも興味を持ち、さまざまな自転車の魅力に気づきました。荒れた道を走るのためのシクロクロスバイクや、どこまでも長い距離を走る用ツーリングバイク。それぞれの特性や魅力に夢中になり、結果的に乗り始めて11ヶ月で5台の自転車を購入していました。笑

ー1台目の自転車から、11ヶ月で5台に増えたのは驚きですね。
私自身が、研究者タイプなのが大きいと思います。興味を持つと徹底的に追求したくなります。自転車というのは、一見同じように見えても、乗ってみると全く違う乗り心地が楽しめるんです。それこそパーツを変えるだけでも、乗り心地が大きく変わってきます。そんな奥深さが自転車の魅力の一つですし、私がここまでハマっている理由の1つなんだと思います。

ー自転車のみならず、キャンプのテントにもハマっているとか。
キャンプが好きなこともあり、これまで多くのテントを試してきましたが、各テントが持っている特徴や機能を研究していたら、いつの間にか25個になっていました。笑 そして、現在はその中から厳選した8個を使っています。これも自転車と一緒で、シーン別に合うテントがちゃんとあるんです。

テントだけでなく、他にもコーヒーやDJなどにもハマっていて、たくさん試したりしています。私は気になったものは、なんでもとことん試しているので根っからの研究者タイプなんだと思います。

(画像)実は自転車やキャンプだけでなく、DJとしても活躍中。

広告業界で学んだ信頼関係の価値

ー仕事をする上で大事にしている価値観や考え方はありますか?
私が仕事で最も重視するのは「信頼関係」の構築です。広告業界での経験が教えてくれたのは、クライアントとの深い関係性が成功のカギだということです。実際に、自身の売り上げの80%は数社のクライアントからきていました。そして、それらのクライアントは、ご一緒させていただいた案件を通じて強い信頼関係を築けていた方々でした。

大型案件に対しても、「あなたの提案なら信じます」と決断をしてくれる、そんな信頼関係です。これは単に理論や戦略の結果だけではなく、長い時間をかけて築いた人間関係の賜物だと思っています。

信頼があるからこそ、お客様から新しいプロジェクトの打診が来る。そして、この持続的な関係性は会社の成長や収益の拡大にとって欠かせないものです。私のビジョンは、既存のお客様との関係をさらに深化させ、末永く信頼関係を保つこと。この姿勢こそが、未来の事業拡大の基盤となると確信しています。

なぜ転職を選んだのか?共感できるビジョンが決め手

ーなぜ転職を決意したのですか?
バカンは「いま空いているか1秒でわかる、優しい世界を作る」という明確なミッションを持っています。これに私は共感できましたし、何よりも会社にいる人たちが集まっている目的が明確に存在しているのが素敵だと感じました。ミッションが明確だからこそ、自分が持っているミッションやビジョンに合っているかどうか、すぐ答え合わせができます。

そしてここまでそのビジョンを基に事業を成長させてきた仲間たちと、一緒にこの船に乗りたいと思いました。

刺激を求めて、未知の道への転職を決意

ーこのタイミングでジョインしようと決断したきっかけは?
もともと、前職の仕事も楽しくて、やるべきことはたくさんあったんです。しかし、年齢を重ねる中で「このままでいいのかな」という疑問も感じるようになりました。加えて、会社の存在意義に共感できない瞬間が増えてきたんです。そんな時に突然の電話があり、「時が来ました」と言われて。その言葉で、心が動きました。

バカンとは一緒に仕事をさせてもらったこともありましたが、自分にとって「ここだ!」というタイミングで連絡がきたのが大きかったです。運命だったのかもしれませんね。笑

ー どのような感じで連絡が来たのですか?
映画のワンシーンのように、ある日いきなり電話がかかってきて「時が来ました、バカンに来ませんか?」とだけ言われたんです。笑

短い言葉でしたが、それがとても面白いと思いました。一瞬迷いましたが、ワクワク感が勝りました。予想できない状況が面白いと思ったんです。不確定要素が多い世界で安定を求めるより、思いっきり自分の足で歩いたり走ったり、未知の道を突き進んでいく方が面白いと思いました。この世に永続的に安定していることはないと考えるので、それならワクワクする新しい道を歩んでみようと思ったんです。

自転車も5台持っているような人間なので、刺激ジャンキーなのかもしれませんね。笑

ーいまメディア事業本部でマーケティングを担当していますが、これからチャレンジしたいことを教えてください。
トイレ広告が「売ろうとしなくても、自然に売れていく」状態を作りたいです。他の選択肢と比較せずに、商品を選んでくれる状態ですね。

よくトイレ広告と似ている商品として、タクシー広告やエレベーター広告、オフィス複合機広告など、様々な広告の商品が挙げられますが、私はトイレ広告はそれらと全く違う性質をもっていると考えています。例えばタクシー広告の対象は、外回りをする人や移動を伴う人が多いですよね。またエレベーター広告やタクシー広告は視聴時間が比較的変動します。

一方でトイレ広告は、オフィスなら役職や職種によらずビジネスパーソンに確実にアプローチできます。また接触時間も安定していますし、他の人がおらずその人の時間を独占できるという特徴があります。なので、それらと競合でどちらかを選ぶとい雨よりも、両方を併用するイメージなんです。そういった違いを、まずはポジショニングマップを作成して明確にするつもりです。そうやって、独自性や特徴を可視化し市場を作っていくことで、理想の状態に一歩づつ近づけていけたらと考えています。

バカンはメンバー全員が、「自分のエンジン」を持っているような場所だと感じています。常にアクセルを踏みっぱなしの状態で全員が自発的に動き、自分たちがやりたいと思うことを追求しています。方向が変わることもありますが、一直線に走り出した時の馬力はすごいです。

例えばミーティングの時間でなく、ただの立ち話から自然にメディア事業で成功している要因や改善すべき要因を話し合いが始まるんですよ。エンジニア、セールス、マーケターなど職種に関わらず、それぞれが自発的に自分がもっているデータを整理し、少しでも事業を改善させていこうと意気込んでいます。そんなエネルギーを日常的に感じるからこそ、自分もやってやろうと思っています。



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株式会社バカン [Vacan, Inc.]
いま空いているか1秒でわかる、優しい世界をつくる。
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