バカンでは現在AIとIoTを活用した空席情報サービスを提供しています。
サービスの特徴は、従業員の手を借りずにレストランやトイレなどの空き状況がリアルタイムでわかる点。
子供を商業施設に連れて行くときに、外出先のランチで並ぶことに苦労した代表河野 の、ちょっとの時間で大事な時間を嫌な思い出にしたくないという思いから作られました。
今回の記事では、そのサービスを技術的な面から支えるソフトウェアエンジニア木原梢に、バカンで働くことの面白さや魅力ついて聞いてみました。
ーバカンでは現在、どんな仕事をされていますか?
私は主にセンサーから飛んでくるデータを受け取って、総合的にその場所が空いてるのかどうかを判断するロジックを組んでいます。
その他、サイネージのUIを組んだり、センサーとタブレットをBluetoothでつないでコントロールするWebアプリを作ったりなどいろんなことをやっています。
ー仕事内容は多岐にわたるのですね。その中でも面白いと思うことって何ですか?
ハードウェアが絡んでくることです。
最初にこの会社に遊びに来た時に、ハードウェアエンジニアがIoTに興味があった私にセンサーを見せてくれたんです。
センサーにはいろんな種類があって、こういうところが面白いんだよ〜と楽しそうに紹介してくれました。私はハードウェアと相互作用させるソフトウェアを作るのが好きなので、とても惹かれましたね。
〈ハードウェア作りにも積極的に携わる木原〉
ハードウェアはソフトウェアに比べて現実世界との繋がりが強固で、まとめ上げるのが難しいんです。
具体的に私がやっている仕事でいうと、現実世界の複雑な構造をどうやって「空き」という、抽象的だけど人間にわかりやすい情報に落とし込むかを考えるという部分になります。
それに対してアプリとかWebサービスとかだとセオリーが決まっていて、「こうすれば作れる」という想像がついちゃうんです。「ああ、また作るのか。」ってなるっていうか。
こういうのがないのが今の職場で、良くも悪くも全く先が見えません。だからこそ、いいと思ったらまず提案し、それからみんなで相談して取り入れたり、新しいものを生み出したりできるんです。
決まったセオリーがないので、作りがいがありますね。
ソフトウェアで何か形になるものを作ることももちろん好きですが、ハードウェアを通して現実世界をどう切り取るのがいいか考え、ソフトウェアに反映させるという試行錯誤の工程を踏まえて、一からチャレンジできるのがおもしろいところだなと思っています。
〈インタビューにて〉
ーなるほど、ハードウェアと近い距離で仕事ができることがバカンにジョインしたきっかけだったのですね。
そうですね。ハードウェアと密接に関わるし、しかも、「空き」に着目した世の中にない新しいシステムを作り出しています。だからこそ大変なことも多いですが、楽しみながら仕事をしています。
ー仕事を楽しめる環境があるのはとても素敵ですね。そのような環境作りを可能にするバカンのエンジニアチームの特徴ってなんですか?
自分が発言したことに対してのレスポンスがしっかりしていることが一番の特徴ですね。
組織に対する違和感を声に出したら、全員が自分のこととして悩んだり考えたりと、即解決に向けて動く機動力があります。
また、プロダクトに対して真剣に向き合ってる人ばかりなので、「こういうのはどうだろう?」という投げかけに対してみんな全力で考えて進んでいけます。
「しんどくなってそう」な空気を感じたら、何もできなくても声をかけたり、解決策を一緒に考えたりしてくれるというのもいいところですね。
一人で心折れてる状況はつくりたくないとみんなが思って行動しているので、自然と仕事が負担ではなくなり楽しいと感じられるのではないでしょうか。
特にエンジニアは、話し合いを通じて自分たちの考えをブラッシュアップすることに力を入れています。例えば、サービスを作るにあたってよく概念の話をするんですよ。数学的な話ではなく、哲学的な話なんです。
具体的に説明すると、、、
「バカンが提供したい空き」とは何か、みたいな話になります。「バカンが提供したい空き」はただの場所なのかどうか、といったところから議論をはじめます。
現在の定義では、「提供できる空き」がバカンの提供したい空きである、としています。
空き地は物理的に土地が空いているだけなので、バカンが提供する空きではない。
「需要があるところの空き」が、バカンが提供する、提供すべき「空き」であるという考えで、現在は動いていますね。
バカンのエンジニアチームはみんな、哲学的な話をすることが好きですね。これって、遠回りをしているようですが、解決策に至るまでのアプローチの過程に哲学的な概念の話を挟むことによって、複雑な現実を整理するきっかけを作っているんですよ。
〈TECH LEAD 田巻とのミーティング風景〉
また、業務に繋がるような趣味を持っている人も多いと思います。
来客受付用のタブレットインターホンや来客を知らせる通知音システムも、自社のエンジニアが作ったものなんですよ。
ーそんなところまで作っちゃうんですね!知らなかったです。趣味の延長線上でよりよい職場環境まで作っちゃうなんてびっくりです。
私も、フリーランスエンジニアとして働いていた時に、ハッカソンというイベントに参加しました。
(ハッカソン:プログラマーやデザイナーがマラソンのように、数時間から数日間の与えられた時間を徹してプログラミングに没頭し、アイデアや成果を競い合う開発イベント)
最後に各チームのプレゼンを聞いた時に、ソフトウェアだけではなくハードウェアが絡んでいた方が、より複雑なものを可視化できるんだなという気づきがありました。
私の専門はソフトウェアだけれど、IoTの体験ができたので面白かったですね。
ー自分で何かやってみようと考え、それを実際に実行するという精神は、バカンの精神そのものですね!エンジニアがバカンで働く魅力はなんだと思いますか?
そうですね、大きい会社で働いていた時は、案件が整理された状態でタスクが回ってきて、それをただ作るだけというのがメインでした。
しかし、現在はあまり整理されていない状態で回ってくるので解決策を探すところから始めなければなりません。その試行錯誤の過程では、エンジニアだけでなく、時にはビジネス側の担当も一緒になってやっていきます。
〈ビジネス側の担当者を交えたエンジニア会議〉
色々な情報を集め、一つのサービスをみんなで作り上げるため、「知らなかった!」と思うことを楽しいと思う人にはとても魅力的な環境だと思います。
また、突発的な問題が起きた時も、解決するためにどこが悪いのかみんなでカバーし合う体制が整っているので、やる気次第でなんでもやれる環境があるといったところでしょうか。
ーなるほど。最後にこの記事を読んでくださっている方に向けて一言お願いします!
とにかくバカンで作っているものは新しいので、まだまだ作れるものがあります。作り尽くされていない感じが、私はワクワクできてとてもいいなと思っています。
また、チームで仕事をしているため、作り出した感覚や達成感が人数分味わえます。
私が任せられたところには、みんながこういう概念を取り込んだらどうか?といったコメントをしたり、逆に人が担当しているところについてみんなで話したりする文化があります。
そのため、人の担当部分も他人事ではなく、出来上がったときに「でき上がったんだ、すごいな、嬉しい!」ってなるんです。
そうやって、人が担当しているところにも思い入れがあるからサービス自体にももっと思い入れが生まれて、その結果サービスがもっと強くなっていくという循環が生まれるんです。
そして、エンジニアとしては、こんなにもすごい勢いでコードを書く、ということが他ではないので、自分がやっていることが形になるまでがとにかく早いです。
バカンでは常に新しいものを出していくことを念頭に置いていて、戻せる状態にしておくことで品質を担保しながらとりあえずリリースしてみるということを行っています。
恐れず出して、恐れず引っ込めることができる体制があるからこそ、エンジニアも新しいことに積極的にチャレンジしようとするんじゃないかな。
〈コードを書くための設計を考える木原〉
私も、実際にバカンで一番の体験だったなと思うのが、3ヶ月ほぼかかりきりで作り上げたプロダクトがリリースされたときでした。
作り出すまでが大変だった分、私が作ったものが実際に動いて、今ここで繋がったんだ!っていう、センサーからのデータが処理されていく過程をみれたときは、本当に嬉しかったし、今までにない新鮮な成功体験になりました。
これからバカンにジョインしてくれる人には、こういった感動を体験できる環境を提供したいと思っています。
私は成功体験をなくさないことが、何よりもモチベーションになると思っているので、そのような環境で一緒にサービスをよくしていきたいって思いますね。
〈今、空いているかがすぐわかるサイネージ〉
インタビューを終えて・・・
いかがでしたでしょうか。今回のインタビューを通して私が一番感じたのは、バカン社員の強い結びつきでした。というのも、インタビューの受け答えに、木原は他の社員の名前をたくさん出して、とても楽しそうに説明してくださったのです。そんなアットホームな環境で、刺激的な挑戦がしたいという方、ぜひ「話を聞きに行きたい」ボタンを押していただけると幸いです!
株式会社 VACAN
飯田真由
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