- PM/PMO
- ソフトウェアエンジニア
- コンテンツ企画・制作
- Other occupations (23)
- Development
- Business
- Other
インターン生座談会のを3回に分けてお送りします。第1弾はカルチャー編。カルチャー編では、ユーザベースのバリュー「7つのルール」や実際の社内の雰囲気について、インターン生の3人に語ってもらいました。
【座談会メンバー】
仁井健斗(Kento Nii)早稲田大学国際教養学部3年。SPEEDAのコンサルティングサービスチームに所属し、お客様からの依頼に基づいた簡易リサーチを担当。大学2年次にシンガポールに留学。そこで出会った学部の先輩がユーザベースのシンガポールオフィスで働いており、誘われてインターンを開始。帰国後も東京オフィスでインターンを続けている。
前橋卓弥(Takuya Maehashi)東京大学教養学部4年。SPEEDAのコンサルティングサービスチーム所属。お客様からご依頼いただいた情報をSPEEDAのデータベースから引き出して加工し、提供する業務を担当。大学では約300人のダンスサークルに所属し、最終学年では代表を務めた。引退後、燃え尽きてしばらく灰になっていた中、お世話になっていたサークルの先輩がユーザベースで働いていたことから、就活後の2016年9月にインターンを始め、その面白さからもう一度火がつく。
真島里帆(Riho Majima)慶應義塾大学商学部2年。SPEEDAのインサイドセールスチーム所属。主な業務は、SPEEDAの無料トライアルを申し込んでいただいたお客様に電話をかけ、トライアル期間中にSPEEDAを最大限有効活用していただくサポートをすること。大学入学まではプロのクラシックバレエダンサーを目指しており、高校在学中に2年間イギリス・バーミンガムに留学。今後のキャリアの道を探っていく中で、自分の能力や仕事がどういうものなのか知る機会が必要だと感じていたところ、ユーザベースで働く先輩の紹介を受け、2017年1月からインターンを始める。
先輩に誘われ、なんとなく始めたインターン
—3人とも先輩の紹介で入社したんですね。インターンを始めた時はどんな気持ちでしたか?
仁井:入る前はユーザベースがどういう雰囲気なのか、どういうプロダクトを扱っているのかは全然知りませんでした。ただ先輩に誘われて、深く考えずに「やるぞ!」って入ったんだよね。でも、業務を通して会社のことを知っていくにつれて「いいな、自分に合っているな」と感じた。そうでなければここまで1年も続けてこなかったと思う。
真島:私も似た感じ。信頼している先輩に誘われたから、会社も信頼できるだろうなと思って決めました。ただ、面接の前にユーザベースのホームページを見て、企業バリューである「7つのルール」というものを知り、「自分がいつも大切にしていることと一緒だ」と気付いたんです。これが入りたい気持ちをより強めるものになったと思う。
前橋:僕は、入社前はユーザベースをただのベンチャー企業の1つとして捉えていました。4月に入社する会社が結構大きい会社なので、その逆張りとして、ベンチャー企業がどんなものなのかを一度味わいたいと思って。ユーザベースのカルチャーというよりは、ベンチャーの色を見たいと思って入りました。実際入社してみたら、SPEEDAもNewsPicksも地に足の付いているプロダクトなので、思っていたよりも軽い感じではありませんでした。それは面白いギャップだったかな。
インターン生も社員と同じ
—入ってみて、感じたことはありましたか?期待通りだった?
前橋:びっくりした。色々。
仁井:何でもやらせてくれるんだ、って思ったな。
真島:私も同じことを思いました。前にインターンをしていたところでは、業務というよりお手伝いや雑務をしていたんです。正規のメンバーとインターンの立場の差がはっきりしていた。
積極的に質問をしていたら、「インターンという立場をわきまえてね」と注意を受けたことがあったんです。
逆にユーザベースでは、「どんどん意見を言って」という感じなので、驚いています。社員の方と変わらないレベルで業務を任せてもらえているし、やりがいがあって、自分の存在意義が感じられる。チームのミーティングには毎回参加していて、さっきも自分から意見を言ったりしていました(笑)。
前橋:インターン生でも社員の方とほぼ同じ業務をやらせてもらっているのはすごいことだなと感じます。もっと机の掃除とかをやらされるのかと思っていたから(笑)。信頼されていることが感じられて、自信がつくよね。
ユーザベースには「異能は才能」というルールがあるけど、まさに異能だらけ。とんがっているというか。普通、出る杭は打たれる文化がどこの組織にもあるなぁと思うけど、本当に出る杭がそのまんまというか、もっと出ていっていいよ、という感じ。
日々実践されている「7つのルール」
―「異能は才能」はユーザベースのバリュー「7つのルール」の1つですが、これがカルチャーの根底になっていると感じます。
<7つのルール>
1 自由主義で行こう
2 創造性がなければ意味がない
3 ユーザーの理想から始める
4 スピードで驚かす
5 迷ったら挑戦する道を選ぶ
6 渦中の友を助ける
7 異能は才能
ーこれに関して、自分やチームの人があてはまるなと思うものはありますか?
仁井:業務の中で、自分が実践できているなと思うのは、「自由主義でいこう」と、「創造性がなければ意味がない」、「ユーザーの理想から始める」、「スピードで驚かす」…
前橋:全部じゃん(笑)。
仁井:そうだね(笑)。4番までは確実にやっているかな。僕の所属するコンサルティングサービスチーム(以下、CSチーム)では、「お客様からのお問い合わせに対して、最初の回答を30分以内に返す」とお客様と約束しています。僕の担当はリサーチなので、まず30分で外部から情報をかき集めてまとめて提示するときに「スピードで驚かす」という点を心掛けています。
しかし、ただ情報を提示するだけではなく、お客様が見たときに分かりやすいかどうかを重視しています。たとえば、フォントや字の大きさを変えたり、色を変えたりと、見やすいように工夫をして、カスタマーフレンドリーなアウトプットにすることを心がけています。この点には「ユーザーの理想から始める」があてはまるかな。
こういったことを日々実践していることで、お客様から感謝のメッセージが届くこともあるし、社内でも「リサーチなら仁井だ」とよく言われるので、それは嬉しいですね。
真島:「自由主義でいこう」は入って早々に感じたことでした。私の業務はお客様への電話なのですが、最初にロールプレイングで練習をしたら「よし、じゃあやってみよう」と、いきなり本番を任されて驚きました。あとは経験を積んで覚えていくという感じで、本当に自由だなと。
でも、自由の裏側には信用と責任が土台としてある文化だな、というのもすごく感じています。信用してくれているからこそ、ロールプレイングをやっただけでもすぐに任せてくれるんだと思っています。
責任という点では、普段の会話やミーティングの中で、業務のアイデアや改善案が出ることがあるんですが、ただ自由に案を出すだけではなく、それを担保できるように実際に行動に移す責任を一人ひとりが感じているんです。
こういう、自由と責任の両面があるというところはすごく素敵だなと思っていますね。
あと強く感じているのが、「渦中の友を助ける」。
インターンを始めた頃はミスをすることが多かったんです。対応の優先順位を間違ったり、操作の仕方が分からなかったり。そんな色々なミスをしても、先輩方は「最初はそうだよね」、「もっとこうしたらよかったんじゃない?」と優しくアドバイスをくれます。時には「さっきのはもっと上手くできたんじゃない?」と少しきついことも言われるけど、できた時には「今の電話対応、すごくよかったね」と褒めてくれる。自分に対して素直に評価をしてくれるという点に助けられているし、「渦中の友を助ける」文化が根付いていると感じるな。
インターン生同士でも、しょっちゅうランチに言ったり、「最近どう?」と聞いてくれたりするのも、助け合いの文化が浸透しているのを感じて、すごいなと思う。
前橋:CSチームでも、「あの案件大丈夫そう?」と結構な頻度で、フラットに声をかけてくれることがある。社員の方にも聞きやすいし、インターン生同士で質問し合うことも自然にやっている。だから、チームとしての結託感が強いです。すごく案件が多い週も、「みんなで頑張ろう!」という空気があるので、それだけでもちょっとじーんとする(笑)。
仁井:夜遅くまでやってても苦にならないよね。
前橋:ならない。とは言え、基本7時過ぎには帰ってるけどね。あ、もちろん、帰ろうと思ったら帰れますよ(笑)。
あと、「創造性がなければ意味がない」は、ユーザベースの中で重要なルールだなって日々の業務の中でも感じる。
たとえば、お客様から依頼が来た時、それを機械的に返すのではなく、工夫を盛り込んでお返しすること。「もしかしたらお客様はこの情報も欲しいんじゃないか」と考えてプラスアルファで追加したり、指定されたフォーマットに対して、「こうしたらもっと見やすくなるんじゃないか」と考えて改善したりします。これがユーザベースの1つの付加価値になっているんじゃないかな。
「30分で驚かす」ことはもちろん、「求めていたものよりかなり上乗せされていて、質がいい」と、お客様からメールで言っていただいたことも何度もあるし、それは誇りに思います。こういう点で「創造性」はユーザベースの価値の1つだと思う。これは「ユーザーの理想から始める」にも当てはまるかな。
「異能は才能」もあるよね。大学でも優秀な人にはたくさん出会うけど、ここにいるインターン生はまた全然違うタイプ。行動力や積極性、社会でやっていくための力に驚かされる人ばかりです。関西から一人で乗り込んできた人とか、僕だったら躊躇しちゃうようなことをバシッと言って正せる人とか。
そして周りがそれを受け入れる文化があって、居心地がいいな。
真島:他のメンバーから聞いた話なんだけど、いわゆるエリートが集まってくる会社では、みんな才能があるけど、社風に染まっていくにつれて、みんなが同じような方向を向いて、同じような人種が生まれてくるらしいんです。
でもユーザベースの場合は、共有している価値観は一緒だけど、その開花する方向が様々だなと思います。自分なりの7つのルールを開花するという感じで、個性が生きたまま価値観が共有されているところが面白いと思います。
業務に個性が活かされている
真島:社員の方も「学ぼう」という意識が強いなと思う。しょっちゅう社内で勉強会があるんですよ。普通、仕事ってある程度までいくと慣れてきて、パターン化しちゃうと思うんですが、ここではいつも新しい学びが増えていくので、「今度はあの学んだことを活かしたい」という欲が毎日ある。それが、毎日が楽しみになる仕掛けになっているのかなと思う。
インサイドセールスチーム(以下、ISチーム)ではCRMシステムを利用しているのですが、そのフローが変わっていることもしょっちゅうです。「こういう分け方をしたらもっといいんじゃない?」という議論が常にされていて、2,3日出社していないうちに変わっていたりする(笑)。
前橋:業務を改善しようという意識が強いよね。CSチームでも、公認会計士の資格を持ったインターン生が中心になって、会計学の勉強会を始めました。
真島:えっ、私も参加したい!
前橋:ぜひ、来て来て!日々財務情報に触れているから、そこの知識欲がすごく出てくるんですが、なかなか触れる機会が無くて。それで公認会計士の資格を持った人が資料を作ってきて教えてくれている。すごく面白いよ。
普通なら「インターン生が勝手に何をしてるんだ」っていうような話かもしれないけど、社員の方も「いいじゃん」って言ってくれました。さらには参加までしてくれて、一緒に「ほ〜」って勉強している。そういう姿勢でいらっしゃるってすごいなって思う。出る杭を潰さないし、企画を受け入れてくれて、参加までしてくれて。
インターン生は“負担のない仲の良さ”
—業務以外の面についても聞きたいんですが、インターン生同士の雰囲気はどうですか?
前橋:すごく楽しいと思う。
仁井:オフの時はサークルみたいな感じかも。去年の夏も山登りに行ったり、この前はスノボに行ったりしたよね。
真島:でも、私は最初の頃は怖かった。
一同:わかる(笑)。
真島:Slackっていう社内チャットを使っているんですが、あれとの関わり方がよく分からなくて。インターン生のグループもあるんだけど、みんなが「ランチ行こう」と話しているのを見ても、私も参加していいのかな?って迷っていました。でも全然問題ありませんでしたね。むしろ自由なので、「行かない」っていう選択肢も普通に認められているなと思いました。「今日はお弁当持ってきたのね、じゃあまた今度」みたいな感じで。
そういう意味では、何も負担のない、良い関係だなって思う。
前橋:インターンで得たものの1つとして、ここで出会った友人関係は大きいと思いますね。僕は入ってからまだ半年だけど、大学とは全然違うつながりが得られて良かったなと思っています。
真島:私はまだ1ヶ月だけど、少しずつ皆も声をかけてくれるし、私からも話しかけやすくなったし、確実に前進はしてると思う(笑)。
—仁井くんは呼びかけ役になることが多い気がするけど、インターン生同士でどんな仲になりたいと思っているんですか?
仁井:僕が常に大事にしているのは、なるべくインターン生全員が、一緒にできることができたらいいなぁということかな。せっかく一緒に仕事をしているわけだから、オフの面でもつながりを持っていきたいなと思う。そのほうが楽しいから。
実は僕が入る前は、インターン生同士の関わりが全然無かったんです。僕と同じ時期に入ったインターン生の子がみんなを誘うようになって、お昼をみんなで食べる習慣ができていった。だからこの文化は、自分たちが卒業した後も続けていってほしいなと思っています。
前橋:そういう文化があるからか、「うわー、明日仕事かー」と思ったことは今まで1回もないなぁ。むしろ、明日も頑張るかってテンションが上がる。社会人の友達と話したりすると、それってすごいことなんじゃないかなって思う。
最初はできなかったことが、今は自信につながっている
—最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
仁井:「異能は才能」だから、どんな人でもいいと思う。これっていう人はいないかなぁ…。ただ、かなり自由にやらせてくれるから、責任を持って物事を成し遂げられることは最低限の条件としてあるのかな。
前橋:誰に入ってほしいというより、せっかく興味を持っているのに理由をつけてやめてしまうことが一番もったいないと思う。
僕も理系だから、入社した段階では経済の知識もなければ、Excelもほとんど使ったことがなかったけど、そこも丁寧に周りの人に教えてもらってなんとかやってこられた。
だから、「何かが足りないからやめる」という選択肢を選ぶのではなくて、「足りないから、ここで勉強したい」という気持ちがあれば、バンバン入ってきて欲しいと思います。僕自身、何もできないところからこれまで成長してこられたことが自信につながっているし、インターンやって良かったなと思っているから。
真島:ユーザベースのインターン募集を見て、ときめいたら、まずは面接に来てもらいたいかな。「これをやれば就活に有利になるんじゃないか」とか何か狙って来るのもいいかもしれないけど、純粋にインターンの説明を読んで、面白そうだなと思ったら来て欲しい。
特にISチームでは、人の話を聞いて、自分もそれに反応できるという素直さや、お互いに会話のキャッチボールをするのが好きなことが大事だと思うので、そういう人と一緒にお仕事したいです。素直さが信頼に繋がって、安心して仕事を任せてもらえるのかなと思います。
—ありがとうございました!
今回は、ユーザベースのメンバーが持つカルチャーやインターン生を取り巻く環境についてお伝えしました。インターン歴の異なる3人が共通して語ってくれたのは、ユーザベースのバリューである「7つのルール」に基づき、自律的に仕事を楽しんでいるメンバーたちの姿でした。ユーザベースには、インターン生も社員と同じ自由と責任を持って働く文化があります。
興味がありましたら、ユーザベース、ニューズピックスの求人からご応募ください。
*今後は仕事内容編、進路編をお届けする予定です。お楽しみに!