広島県
広島県は,多様な人材の交流によって新しいプロダクト,サービスを生み出すイベント「レッドハッカソンHIROSHIMA」を今年も開催します。 今回のテーマは,『IoTの向こう側!』です。 ...
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/innovation/redhack2019.html
こんにちは、ウーオエンジニアインターン生のはやしです!
2019/09/21 - 22の二日間、イノベーション・ハブ・ひろしまCampsで開催された
レッドハッカソンHIROSHIMA 2019に参加しましたので
報告をしたいと思います!
多様な人材の交流によって新しいプロダクト,サービスを生み出すイベントで
今年のテーマは「IoTの向こう側」でした!
詳細はこちら↓↓↓
今回の参加者は社会人の方が17名、学生が14名の計31名の方々が参加されていました!
僕のような大学院生や高専生の方など、多くの学生の方が参加されていたり、
エンジニアの方のみならず、デザイナーや福祉関係のお仕事をされている方もいて
まさに多様な人材の交流という感じで驚きました!
※ハッカソンとは、「ハック」と「マラソン」を組み合わせた造語で,エンジニアやデザイナーなどが,決められた時間内にプロダクトやサービスを開発し,その成果を競うイベントのこと
※IoTとは、Internet of Thingsの略で様々なものがインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みのこと
僕自身、今年から初めてハッカソンなどのイベントに参加し始めました。
社会人の方や、技術力の高い人がどんな技術を使って、どんな手法でプロダクトを作っているのかを知っり、エンジニアとしての知見や視野を広げたいという思いで参加し始めました!
エンジニアといっても、様々な職種・年齢の方がいらっしゃっるので、参加するたびにたくさんの学びがあります。特に今回は「IoT」がキーワードになっていて、自分の書いたコードが、実際目の前のものに繋がり、動いているという経験をしてみたかったので、即参加を決めました!
初めて参加したハッカソンの記事はこちら
まずはどんなチームに入って何を作るのかを決めます。チームを作る流れを簡単に説明すると
・まずは6人一組でテーブルにつき、A4の紙を6等分する
・その1つに、実現可能性は考えず、面白いなとか自分の興味のあること、作ってみたいこと、技術、何でもいいからアイデアを書く(3分程度)
・その紙を時計回しに横の人に渡して、アイデアについて突っ込みや、関連するアイデアや技術などを書いてもらう(1分程度)
・それを一周終えて、自分以外の5人分のコメントが集まった、紙を見て自分のアイデアを清書する
・その後1人ずつ、清書されたアイデアをみんなの前で発表
・一人2票までで、いいなと思ったアイデアに投票を行い、上位4-5のアイデアを採用し、アイデアの発案者がリーダーとなる +どうしてもこれが作りたいという意思がある人も採用される
・リーダーは自分のアイデアを再度発表し、どんな人材が欲しいのかなどを話す
・選ばれなかった人たちは選出されたアイデアの中で、どのアイデアに乗っかるかを自由に決めてチーム結成
という流れになっていました!
特に自分のアイデアを人にみてもらって、自分のアイデアがより具体的なものになったり、
自分にはない視点でコメントが集まっていって、スピード感を持ってアイデアを固めるためのいい手法だなと思いました!
ちなみに僕のアイデアが全員の中で2番目に投票の多いアイデアに選ばれ、
チームリーダーを務めることになりました!(うれしい)
僕の提案したアイデアは
「こどもでも投資・金銭感覚を養うためのお手伝い貯金箱」
というものでした!
僕のチームは、僕、僕の大学の友達、社会人のエンジニアの方、デザイナーの方の4人となりました。
まずは僕の出したアイデアを、ブラッシュアップしていきました。
具体的にどうしたらこどものときから、金銭感覚や投資感覚を身につけられるのか、
どんな技術を使って、どんな機能を実装するのかなどを話し合い、改めてアイデアが固め、ハックを開始しました!
メンバーの技術の棚卸し、何が得意で何ができるのか、どんなところを担当するかなども話し合いました!
【開発の様子】
僕たちのチームは大まかなWebアプリのUIやデザインを考え実装するフロントサイドチームと
DBや貯金箱とWebアプリを繋げて金額などが表示する仕組みなどを作るバックエンドサイドチームに分かれて、取り掛かりました!僕はバックエンド側で開発に取り組みました!
作るものが決まればひたすらハック!
今回貯金箱に金額を表示させる部分で、僕が以前から使ってみたかったRaspberry Pi(以下ラズパイ)を使うことになったので張り切って開発を行なっていました!ただ作るのが楽しすぎて、時間を忘れたせいで帰りの終電がなくなってしまったので、結局会場で一晩中手を動かしていました!これもまた一興。
また1日目の夜には懇親会があり、ピザで乾杯しました!サイコー!
1日目の深夜は、午前1時でも開発を続けている人も多く、熱気を感じました!
みんな気合が入ってますね。
チーム名:kodomoぎんこう
チームプロダクト: こふぁいんてっく
プロダクト概要:
・子どもが金額の書かれたチケットに両親にして欲しいお手伝いを書いて渡す(肩たたきなど)。
・受け取った親はそのチケットを使いたいときに使って子どもにお手伝いをしてもらう。
・ちゃんとお手伝いができたら、チケットに書いてあるQRコードを読み取り、子どもの貯金箱にお金が加算される。
・ラズパイを使って、リアルタイムで貯金額を表示
・より高額なお手伝いチケットは課金制(100円のお手伝いができるチケットは20円で買える)
・投資をして付加価値をつけて高いリターンを得る経験ができるサービス
ProtoPedia:
デザイン:
GitHub:
こどもが書いたおてつだいやってあげるけん。間違えすら愛おしい。
審査方法は、審査員の方3名に加えて、協賛企業の方々の審議を経て決定される方式でした!
各チームが作ったものを3分でプレゼンし、デモで各チームの作品を見ることができました。
どのチームもすごかった、、、!
気になる優勝チームは、、、、
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InCaaaan!!!!!
・AWS IoTを使って遠隔操作でどこにいてもハンコを押せる装置
https://protopedia.net/index.php/prototype/dea9ddb25cbf2352cf4dec30222a02a5
遠隔操作で印鑑を押すというシンプルなアイデアながら、たくさんの技術が詰まった作品でした!
デモで印鑑が書類に押された瞬間は「オォッ!!!」と歓声が上がっていました!
おめでとうございました!
その他のチーム
・機械学習を使った、嫁の機嫌カメラで読み取り可視化
https://protopedia.net/index.php/prototype/c91591a8d461c2869b9f535ded3e213e
・プロジェクションマッピングで好きな画像を家具にマッピング
https://protopedia.net/index.php/prototype/ff7d0f525b3be596a51fb919492c099c
・AWS IoTを使って遠隔操作でどこにいてもハンコを押せる装置
https://protopedia.net/index.php/prototype/dea9ddb25cbf2352cf4dec30222a02a5
・社内などでUSBの貸し出し管理をできる装置(自動レンタル自転車的なやつ)
https://protopedia.net/index.php/prototype/944626adf9e3b76a3919b50dc0b080a4
・子どもが投資感覚を身につけられる、お手伝いアプリ(僕のチーム)
https://protopedia.net/index.php/prototype/65699726a3c601b9f31bf04019c8593c
・加速度センサーを使った監視IoT
https://protopedia.net/index.php/prototype/0609154fa35b3194026346c9cac2a248
・Open Poseを使った踊りの振り付けを認識(宮岸のチーム)
https://protopedia.net/index.php/prototype/fc4ddc15f9f4b4b06ef7844d6bb53abf
・助けたい人と助けて欲しい人をつなぐマッチングアプリ
https://protopedia.net/index.php/prototype/77369e37b2aa1404f416275183ab055f
・読書時間と寝落ちを認識してログをとるIoT
https://protopedia.net/index.php/prototype/ab7314887865c4265e896c6e209d1cd6
以上9チーム
・念願のラズパイを使って動くものが作れた。7セグメントを使って、DBをリアルタイムで通信して貯金額の表示するという簡単なものだったが、回路やプログラムを組むのはとってもいい経験だったし楽しかった。
・Dockerやクラウドサービスを使って、素早く開発環境を構築する力は時間制限のあるハッカソンには必須。
・デザイナーの力は偉大。デザイナーの方がページのデザインやめちゃめちゃ可愛いロゴを作ってくれたので、作りたいもののイメージを可視化することで、開発しやすかったしモチベーションも上がった。
・今回WebアプリのフレームワークとしてDjangoを使ったのですが、深層学習の研究で普段使っているPythonのフレームワークなので、今後、機械学習を盛り込んだWebアプリを作りたい僕はもっと勉強する必要があると感じた。
限られた時間の中で、新しいプロダクトを形にするのはとっても大変ですが、だからこそ集中して取り組め、さらに初めて出会う人や技術に刺激を受けることができるのがハッカソンのいいところだと、改めて感じる楽しい2日間でした!
僕たちのチームは優勝することはできませんでしたが、今回学んだことを身につけて、次回も楽しんでハックできればいいなと思います!
以上です!