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当たり前を支える!!インフラエンジニアの魅力とステップアップ

こんにちは!システム統括室 糟谷です。
新年あけたなーと思ったら、あっという間に3月も半ばです!
花粉症の方には、なかなかつらい毎日🤧ですが、もうすっかり春らしい天気が続いてます!🌸

世の中には表舞台の華やかな仕事もあれば、それを支えることで日常を守る、なかなか目に見えにくい仕事が数多くあります。今回紹介するシステムサポートチームの仕事もそのひとつです。私たちが日々使うシステムの裏側で、日夜を問わずその環境を守ってくれている、透明だけれど盤石の土台、それが運用・保守の仕事です。

その知られざる魅力や、エンジニアになるファーストステップとして関わることのできる特性について、ユニメディア内でのキャリアマップを描く同チームリーダーの進藤裕二さんにお話しいただききました。

★index★
1:サービスの頼もしい守護神、運用・保守の仕事とは
2:エンジニア経験の基軸となるシステムサポート
3:チームのこれからとそれぞれのキャリアを見据えて

1:サービスの頼もしい守護神、運用・保守の仕事とは

▼システムサポートチームの業務内容と、チームのミッションについて教えてください。

システムサポートチームの業務は、システムの運用・保守が主な内容になります。社内、社外のサービスがあり、それらが止まらず動き続けるように保守するという仕事です。
普段皆さんが利用しているサービス、たとえば Amazon や Google なども毎日普通に使えるようになっていますよね。「使えるのが当たり前」という感覚だと思いますが、その裏にサービスの運用・保守をしてるエンジニアがいるから、その当たり前が成立しています。
当社の広告配信サービスもそうですし、お客様から請け負っているサービスのシステムの運用・保守と言う点でも、自社同様、サービスが停止しないことを前提に業務をしています。そうあることがミッションです。

▼メインの運用・保守業務の他にはどのような業務がありますか。

運用・保守のほか、インフラの構築も対応しています。まずはインフラを作り、それを保守するというように、インフラ構築と運用・保守がセットになっているケースが多いですね。
アプリケーションの開発はシステムサポートでは対応していませんが、アプリケーションが動くためのインフラの構築をし、作ったシステムを運用するというパターンがあります。
また逆に、元々あるシステムの保守だけ担当するケースもあります。

▼サービスが使える状態が維持されているのが当たり前、というお話ですが、当たり前をずっと継続するというのはなかなか難しいですよね。

はい、難しいですし、そういう意味では地味な業務ではあります。
コツコツと、24 時間 365 日サーバー監視を続けて、問題があったらすぐに気付けるようにしておく。そしてトラブル発生時は復旧対応をする。いつも通り普通にサービスを使えるという、当たり前の状態をずっと保つことが「ミッションを達成」している状態なので、そもそも目立つものでもないというのが正しいでしょう。
先日社内表彰でチーム賞をいただいたのですが、とても嬉しいことでした。一般的には目に見えない部分でも、エンジニアが活躍する会社として、目立たず平常を維持している私たちチームにも他チームと同様の評価をいただいたことですから。営業面でこれだけ売上をあげましたとか、新しいサービスを作りましたといった形とは少し違いますが、私たちらしい形で会社に貢献できて良かったです。

2:エンジニア経験の基軸となるシステムサポート

▼システムサポートチームは現在何名体制ですか?

正社員、アルバイト、業務委託、派遣社員など、雇用の形態はさまざまですが、システムサポートチームとして関わってくれている人は16人です。
それぞれに、社内システムの保守対応、主要取引先に常駐しているメンバー、その他のお客様の対応を自社内でしているメンバーと、業務がわかれています。どの業務の担当でも、互いの業務も把握しているので、手伝えるところがあればフォローしたり、メンバーに他の業務を依頼してやってもらったりすることもあります。縦割りで範囲を決めるというよりは、重なるところも多いので、互いに協力して対応できるように心がけてます。

▼勤務形態の異なるメンバーがいるチームでありながら、皆が顔を合わせながら仕事していくというのは、当社の中でも珍しいかなと思います。勤務体制はシフトなどで明確にしているのでしょうか。

24 時間を3交代制で対応しています。他社では勤務時間を長めにして2交代制にしているところもありますが、当社の場合は8時間勤務でローテーションしています。正社員が日中の9-18時を対応し、派遣社員やアルバイトの方に昼シフト、夜シフトでのサーバー監視業務をお願いしています。社員は監視業務だけではなく、運用しているシステムを今後どのように改善するかや、設計の部分を考えたり、システムのアップデートについて打ち合わせや調整をしたりといった必要もありますから、それらを集中して社員でできるよう、日中の時間帯に寄せて調整しています。既存のシステムがうまく動いているからOKという話に終わらず、この先を見据えてどう改善していかなければいけないかを議論し、提案していきます。
社員でも夜勤に入ることもあります。アルバイトの方などのお休み都合でシフトを変えたいという場合は社員が深夜シフトを対応しフォローします。先にお話しした担当システムの件同様、時間ローテーションにおいても、それぞれの業務について、細部までではなくてもお互いに把握して対応できる状態にしています。

▼アルバイトの方でも夜間に一人で業務対応ができるのはすごいですね。

運用・保守という業務自体がそうなのですが、基本的に手順が明確になっています。
システムに何か問題があるとアラートが通知されるので、それをトリガーにしてアクションを起こします。問題対応マニュアルが整備されているので、それに準じて対応し、マニュアルがない場合や、対応したが想定にない結果になった場合は社員にエスカレーションするようにしています。個人が判断して対応するものはありません。
システムの運用・保守の業務は、エンジニアになりたいと思ったときの一歩目として適していると思います。そのため、アルバイトから始めて、ステップアップしていく方もおられます。

例えばいきなりプログラマーやWeb エンジニア、インフラのエンジニアになりたいと考えても、知識と経験が求められる業種のため、知識・経験が全くない方にはなかなか業務をお願いすることは難しいです。しかし、システムの運用・保守業務というのは、先ほどお伝えした通り、マニュアル記載の手順に沿って対応できます。この点で知識・経験面の不足がクリアでき、マニュアルを見ながら対応・操作をしていくうちにエンジニアとしての基礎の知識に関わっていくことができますので、全くの未経験から次のステップに進むことができます。業務しながら勉強すれば、さらにステップアップをしていけます。

ずっとアルバイトとしてやりたいという方もいますし、そこから社員になりたいと思ってくれる方もいます。手順通りに業務をする中でも「こういう風にやった方がいいのでは?」とアクティブに提言して取り組んでくれる方もいて、社員同様心強いメンバーの一員です。

▼運用・保守業務から開発業務に興味を持つケースなどもありますか。

はい。動いているシステム自体を自分で作りたいとなり、システムエンジニアやプログラマーになる人もいますし、私のように運用・保守をずっとやっている人間もいます。
運用・保守からスタートしてインフラエンジニアになる人もいるので、エンジニアを目指すスタートの場所として、適しているのかなと思います。

3:チームのこれからとそれぞれのキャリアを見据えて

▼進藤さんは最初からインフラ周りや、運用・保守のご経験からスタートしたのでしょうか。

僕は北海道出身で、専門学校を卒業後、札幌のシステム運用・保守の会社に就職しました。その会社で24時間365日の監視業務を日勤、夜勤のシフトでローテーションしながら3年ほど行い、その後前職の会社に転職しました。そこでは開発もやっていましたが、運用・保守もやっていて、配属が東京の大手新聞社になったことで、一人で客先に常駐していました。そこでもメイン業務は運用・保守です。
それから、名古屋に常駐先を変えて5年ほど経った後、ユニメディアに転籍してきました。会社は変われど、システム運用・保守の仕事をずっと続けてきました。

▼長く携わっておられるのは、「当たり前のことをずっとキープし続ける」ことのやりがいや面白さを見つけて続けていらっしゃるのでしょうか?
それとも、今の業務をより極めたいという思いからでしょうか。

振り返ってみると、お客さんに感謝されるというのが大きいのかなと思います。
それから、あまり目立たないところですが、コツコツ改善を重ねて、うまくいったなという手ごたえがあったり、今まで起きていたトラブルが起きなくなったなと感じたりすることが働く中で出てきます。問題が起きた時の対応がうまくいってすぐ復旧できた、サービスを停止する時間が短く済んだな、などもあります。障害復対応もあらかじめ準備をしておかないと、いざというときに何もできなくなるので、事前に事例を想定して、このパターンの時はこう対応するというのを用意しています。問題が発生しても自分が想定した通りに解決できると、達成感があります。

▼今のシステムサポートのメンバーには、若い方もいらっしゃいます。進藤さんが今リーダーとして、若いメンバーがこういう経験ができるといいなと展望されていることはありますか?

キャリア選択の幅を広げるためにも他部署とも連携する意識は重要だと考えています。今回のインタビューではシステムサポートという部署にフォーカスしていますが、システム統括室には開発推進というチームもあります。
社内では特に一緒になって進めて行くケースが多く、チームごとに線引きを明確にする必要はないと思っています。それは開発推進のマネージャーとも常々話していることでして、メンバー個人が「こういうキャリアを選択したい」と希望があっても、システムサポートの中では現実的に担当できなかったり、やりにくかったりすることもあるので、そういうときに、たとえば開発がやりたいなら開発推進チームの業務に関わるといった風に連携ができるようにはしたいですね。

▼その他、メンバーに望むことはありますか。

個人的には、今チーム内でインフラ構築の部分が少し弱いので、システムをよりよくしていくためにも、若いメンバーにはインフラ構築の知識や技術をつけてもらい、みんなでレベルアップしていきたいと思っています。ただ既存業務の一歩外側に踏み出すとなると、やりたい人、やりたくない人は分かれるでしょうから、強制する意図ではありません。やりたい人がいたときに、「システムサポートだから開発希望があってもその業務はできないよ」と切り分けるのではなく、システム統括室全体として、どうすれば個人の価値を発揮してもらえるかを考えてチャンスをあげたいなと思っています。
その結果として、その人がシステムサポートから羽ばたいて離れる可能性もあるのですが、いちチームだけの発想にとらわれても仕方がありませんから、「全体」での活躍の場、選択肢を考えたいです。

インフラ構築か開発業務か、マネジメントか。さらに細かく分かれますが、すべてを薄くやりたい人もいれば、つきつめて一つのことをやりたい人もいる。こちらのやってほしいこととやりたいことをすり合わせながらどうして行くかを考えて、個人が輝くことで会社全体が成長していくのが理想です。
アルバイトから社員へ、運用・保守から開発へ。エンジニアの道は多岐に渡りますが、そのスタート地点としても、そしてシステムの平常を守る裏方の最前線としても、面白い仕事だと思っていますし、その中でこの分野でずっと続けたいと思ってくれている人も現れれば、とても嬉しいですし大歓迎です。興味を持ってくださった方はぜひ、是非一緒にお仕事しましょう。

「エンジニアとしての基礎の知識を重ねて、未経験でも次のステップへ進める」という言葉にインフラエンジニアの魅力を感じました!最近では既存システムの刷新の案件相談も多いため、AWSの知識など広がりがありコツコツと集中してやることが好きな人にはよいお仕事ですね。
システムサポートチームは現在、メンバー大募集中です。
ご興味のある方は、ぜひカジュアル面談でお話しましょう。

Invitation from 株式会社ユニメディア
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