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【事業紹介#6】感情デザイン・関係デザインを組み込んだファシリテーションワークショップを実施


こんにちは!ツナガル株式会の山﨑さらです。
先日、福岡の九州産業大学さんでツナガルメンバーが実施したワークショップに参加してきました!

実際にメンバーが企画したワークショップやイベントに参加する事でツナガルが生み出しているものを実体験でき、新しい発見や情報をインプットさせてもらっています。
また、参加者として参加する事で参加者間で新しくツナガリができる瞬間を体験することができ、まさに人生を変える出会いをつくってるなぁと実感しています。

今回は、「関係と感情をデザインするファシリテーションを学ぼう!」というワークショップについて、実際にどのようなワークショップだったのかを皆さんに少しお届けしていきます。

目次

  • メンバー紹介

  • ワークショップの背景

  • ワークショップの内容

  • ワークショップ参加者の声

  • ワークショップの今後の動き

メンバー紹介

今回、「関係と感情をデザインするファシリテーションを学ぶ」ワークショップを実施したツナガルメンバーは2人。

Alice Balle 
フランス出身。デジタルツールと文化遺産に関する博士号を取得後、教育やグラフィックデザイン分野にて関係デザインや多様性に焦点を当てて活動。ツナガル株式会社ではサイエンティフィックディレクターとして、アカデミックな観点でのつながりの創出に取り組む。


Haller Roland
フランス出身。株式会社ガイアックスにて新規事業関係デザインの手法を用いたインバウンドツアーの開催、その後フリーランスでの国際観光コンサルタントを経て、2021年7月ツナガルへ入社。ツナガルではENdemicの活動のもと、環境や体験、コミュニティ等の関係デザインに取り組む。

二人ともフランス出身のメンバーで、福岡を拠点に日本・フランスの各地でクライアントの課題を解決する為のファシリテーションやワークショップを行っています。

ワークショップの背景

学生向けにワークショップを実施するきっかけとなったのは、九州産業大学で講師をされている先生がバレが提唱する「関係デザイン」について興味を持ってくれたことがきっかけでした。

このワークショップは「関係デザインや感情デザインを学ぶことによって参加した学生の今後のキャリアにどのように変化があるのか」を研究する為でもあります。

今回、関係デザインや感情デザインをファシリテーションを通して学んでいくことのできるワークショップをツナガルが企画・実施する事になりました。

ワークショップの内容

ワークショップは校内で参加者を集め、約10名の学生が参加してくれました。

学生達はお互いの事をよく知らない状況で会に参加している為、まずはお互いの事を知ることから。
最初は講師である、ハレ・バレの自己紹介をし自分達を知ってもらいます。
その後、参加者全員でウォームアップを行い、体と頭を目覚めさせていきます。

ウォームアップでは、参加者同士で自己紹介を行います。今回のワークショップでは一般的な自己紹介ではなく、事前に用意された3つのトピックスを使って自己紹介をしました。

以下3つが自己紹介のトピックス。

  • 自分が自慢できること
  • 個人的な感情
  • 価値観や意見

この3つのトピックスを3人程度の人数でグループになり各自、付箋に書きだし、壁に貼ります。
全員分貼りだしたら各グループ内で一人ずつ発表していきます。

実は、この自己紹介にはこのようなポイントがあります。

・輪になってみんなで話すだけではなく個人で考える時間を設ける
・席についてまま話すのではなく、立ち上がって付箋を貼る
・大人数ではなく少人数のチームもつくる
・表面的な話ではなく自分の価値観や感情の話もする

こういったテクニックが組み込まれた自己紹介ウォーミングアップを行うことで、参加者やその場のムード、参加者の関係をデザインしていきます。

そうすると、開始30分しかたっていないのに元々よく知らなかった参加者同士が話しあい、積極的な意見が出る場になるのです。

この最初の30分で実際に参加者に起こった”変化”これが関係デザインや感情デザインをすることによって起こった変化です。

ウォーミングアップの後に、参会者は実際にこの30分でどのような変化が起こったのか、ハレとバレが行ったファシリテーションについての気づき等を分析するところからワークショップは始まります。

ワークショップではここから更に詳しく、関係デザイン・感情デザインとは何か。
それらをどのようにファシリテーションに落とし込むのか。

関係デザインや感情デザインを組み込んだファシリテーションの方法を紹介するなど実践的な内容も組み込まれたものとなっています。

ワークショップの終盤では実際にツナガルが関係デザインや感情デザインの考え方を落とし込みながら実施してきた様々な事例を使って、学生たちに「関係デザイン・感情デザインの考えを使って、どのようにクライアントの課題を解決することができるか」を考える場を設けました。

ワークショップ参加者の声

ワークショップ後に実施したアンケートでは約80%の方が「とても満足」と回答をしてくれてました!
参加者からは、今回学んだことをサークルのイベントやワークショップ、会議等にも実際取り入れられそうという声や、普段の家族や友人との会話でも取り入れられそうなアイディアもあったという感想もいただいており、とても実用的な内容を今回のワークショップを通して学んでもらえたのではないかと思います。

また、「今回学んだ知識やスキルは、今後のあなたの人生(仕事、生活、キャリア形成など)にどのくらい効果的(役に立ちそう)ですか。」という質問の回答として全員が「効果的であった」もしくは「やや効果的であった」と回答しており、参加者からの満足度が非常に高いワークショップとなりました。

ワークショップの今後の動き

9月にはキャリアビジョンを考えるワークショップを、同じく九州産業大学で実施する予定です。
ワークショップには今回参加した学生の一部がファシリテーターのサポート役として入ることになっています。学んで終わりではなくきちんとアウトプットの場を設ける。いきなり自分ひとりでファシリテーションをするのではなく、誰かのサポート役としてファシリテーションを体験する事で更に実践的なスキルが身につくのではないかと考えています。

個人的には、学生の内からこんなに実用的な事を学べるなんてとてもうらやましく、今回のワークショップに参加した学生さんがこの体験を経てどのようなキャリアを描くのかもとても楽しみです。
今回私も一部だけ参加しましたが、学生の方からのアンケートにもあった通り、関係デザインや感情デザインは何かをファシリテートするとき以外にも、コミュニケーションをする様々なシチュエーションで使えそうだと思いました。

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