ツクルバのビジョンである「住まいの『かえる』を、もっと自由に。」
そのビジョンをより強固に、よりスピーディーに実現するために誕生したのが「カウカモ工務店」です。
これまで提携工務店に委託していた設計・施工を、なぜ今、あえて自分たちの手で担う必要があるのか。そこには、内製化でしか届けられない「顧客価値」への確信がありました。
「カウカモ工務店が作る空間は、何が違うのか?」「私たちが目指す、リノベーションの未来とは?」
事業の立ち上げから牽引してきた副事業部長 赤峰に、その泥臭くもクリエイティブな挑戦の裏側を詳しく聞きました。
赤峰 稔朗(あかみね としあき)
カウカモ工務店事業部 副事業部長 兼 つくる部 部長
大工からキャリアをスタートし、個人事業主、建設会社の起業、取締役など、30年にわたり建設業界での経験を積む。2025年にツクルバへジョインし、施工部門の内製化をリード。30年の人脈を活かした「現場統率力」と経営経験に基づいた確かな「利益管理」を武器に、カウカモ工務店事業部の副事業部長を務める。
現場一筋30年。異色の「親方」がカウカモにジョインした理由
ーー赤峰さん、経歴がとにかくパワフルですよね。まずはこれまでの歩みを教えてください。
キャリアのスタートは大工です。そこから数えると、建設業界にはもう30年ほど携わっています。ただ、ちょっと変わっているのが、これまでの人生で「どこかに雇用されたこと」が一度もなかったんです。
2006年に独立してからはずっと個人事業主でした。2015年頃には建設会社の立ち上げに参画したり、その後も材木屋さんの建設部門をゼロから作って取締役に就いたり。
常に「自分でやる」か「立ち上げる」かのどちらか。現場もやるし、営業もコンプラも経営もやってきました。
ーーそんな赤峰さんが、なぜツクルバへ?
きっかけは、立ち上げを何度か経て、もっとほかの面白いことをしたいとふと思ったことでした。実は並行してコンサルファームからも内定をいただいていたんです。でも、何かがしっくりこなくて。
そんな時、エージェント経由で出会ったのがツクルバでした。求人を見た瞬間に「あ、俺ここで働くな」って直感したんです(笑)
ーー直感!具体的にどのあたりに惹かれたんでしょう?
まず、カウカモがやろうとしていることが純粋に面白そうだったこと。
そして何より、竹内(事業部長)の存在です。彼はIT業界出身で、私とは全く毛色が違う。
「これまで自分がやってきた建設業の常識とは違う視点を持っている人がいるなら、もっと面白い景色が見れるんじゃないか」と思ったんです。自分にはないビジネスの本質をジャッジする竹内と、現場のすべてがわかる自分。この組み合わせなら、業界を変えられる確信がありました。
ーー現在は副事業部長として、どのような役割を担っているんですか?
一言で言えば、「建設業にまつわることすべて」の執行です。
職人さんとのコミュニケーションから、現場への指示出し、統率まで。これまで経営も現場も泥臭くやってきたからこそ、職人さんの気持ちもわかるし、ビジネスとしての落とし所もわかります。
施工管理は技術じゃなく、いかに自分を助けてくれる業者さんが周りにいるか。どれだけ信頼のパイプを持っているか。私が30年かけて培ってきた「現場を動かすための仕組み」や「協力会社とのネットワーク」をカウカモ工務店に注入し、竹内が描くビジネスの形を、現実の形へと落とし込んでいくのが私のミッションだと思っています。
「仕事はあるが、技術がない」という最強の伸びしろ
ーーなぜカウカモは、あえて工務店事業に挑んだのでしょうか?
通常、建設業を立ち上げる際に最も難しいのは「仕事を取ってくること」です。どんなに腕が良くても、仕事がなければ組織は維持できません。しかし、カウカモは真逆でした。
カウカモという強力なプラットフォームから豊富かつ安定した案件が供給されるため、「仕事はいっぱいあるのに、形にする技術がまだ足りない」という状態。
これ、建設屋からすれば『宝の山』なんですよ。
また通常、リノベーションは着工から引き渡しまで約5ヶ月かかります。案件がぽつぽつとしか入らない環境では成長に時間がかかりますが、カウカモ工務店は違います。
次々に案件を経験できるから、スキルの習得スピードが圧倒的に早い。
これまでのキャリアでは、無理に組織を大きくしようとしたこともあったけど、ここなら腰を据えて、本物のプロ組織を作れる感覚があります。
ツクルバで掲げているビジョンのように、単に作って終わりではなく、数年後にまたカウカモで売りたい、住み替えたいと思ってもらえる関係性を作ること。
カウカモなら必ずそういう未来を作れると信じています。
ーーカウカモ工務店が手掛ける空間は、他社が作るものと何が一番違うのでしょうか?
一言でいえば、「体験が分断されないこと」ですね。
通常、不動産会社と施工会社が別だと、どうしても情報は「点」になってしまいます。
お客様に物件をご案内するエージェントも、その部屋がどういう意図で、どんな思いをして作られたのか、細部までは分からないことが多いんです。
でも、カウカモ工務店は違います。自社で物件を購入をして、リノベを企画し、工務店が形にする。
空間づくりが最後まで繋がっているから、エージェントはお客様にそのすべてを語れる。この一気通貫の「線」の体験こそが、お客様の満足度に直結するんだと確信しています。
ーー「自社に工務店がある」からこそ、現場の働き方やプロセスも変えていけるのでしょうか?
もちろんです。まず、マンションリノベって実は現場がすごく「ホワイト」なんですよ。土日祝は工事ができない規約があることが多いので、週休2日が自然と実現しやすい。
建設業界につきまとう「3K(きつい・汚い・危険)」のイメージを払拭して、これを新しいスタンダードにしたいと考えています。
ーーそこに「ITの力」も加わってくる、と。
そうですね。そこはまさにIT企業であるツクルバの強みです。
ANDPADなどのツール活用はもちろんですが、私が一番驚いたのは「紙が圧倒的に少ない」こと。
オフィスがフリーアドレスなので、個人の荷物を置く場所がない。
重要書類もすべてGoogleドライブ管理。最初は戸惑いましたが、書庫もいらないし、どこでも仕事ができる。このデジタル化は、これまでの建設業界の常識では考えられなかったことで、本当に面白いなと感じています。
「令和の工務店」を自らつくり、業界のキラキラした存在へ
ーー組織が大きくなる中で、チームを一つにするために大切にしていることはありますか?
立ち上げ当初は人数も少なかったので、「当たり前のことを当たり前にやろう」というシンプルな共通言語を掲げていました。でも今は、設計やリノベコーディネーター、商品部など、異なる専門性を持つメンバーがどんどん増えています。
それぞれの「当たり前」が多様化してきたからこそ、今は改めてスローガンを作り、カウカモ工務店としての共通認識を固め直そうとしているフェーズです。
ーー今、このタイミングでカウカモ工務店に参加する「醍醐味」は何でしょうか?
これまでの建設業界の固定概念が、いい意味でぶっ壊れる体験ができることですね(笑)
まさに「令和の新しい工務店の形」を自分たちで作り出せる。既存の枠組みに縛られない「ニュータイプ」の工務店体験ができるのは、今この瞬間の、このチームでしか味わえない醍醐味だと思います。
ーー今後、カウカモ工務店をどのような存在にしていきたいですか?
まずは今期の2027年7末までにカウカモの全案件を請け負える体制にすること。
そして、ゆくゆくは業界の中で「とにかくキラキラしている存在」になりたいんです。
ただ華やかなだけじゃなく、技術も知識もしっかり伴っている。
案件数を増やしながら、リノベーションの新たな領域にもどんどん手を広げていきたいと思っています。
ーー最後に、今のチームに足りない「ピース」と、求める人物像を教えてください。
求める人物像として、まずはコミュニケーション能力ですね。技術や知識は会社が責任を持って教えますし、キャリア作りも全力でサポートします。そこは時間が解決してくれます。でも、人と向き合う姿勢だけは、その人の地力が問われる部分ですから。
そしてもう一つ、正直に言えば、まだチームとして「お金」に対する当事者意識が甘い部分があります。会社として利益を出さないと、事業は持続しません。
「儲ける」ことは悪いことではなく、プロとしてお金の重みを理解し、管理できるか。
そこを自分事として捉えられる人に、ぜひ来てほしいですね。
「自分の手で、新しい工務店の歴史を書き換えたい」。
そんな野心を持った方と一緒に働けるのを楽しみにしています!