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2023年1月から本格開始した新規事業「休眠預金活用プロジェクト」。トラストバンクが、地域でのビジネス形成に取り組む事業者さんと共に、「地域の課題解決」と「持続可能な収益性」を同時に叶えられるようなソーシャルビジネスを作り上げ、実行まで併走していくプログラムです。※事業支援は2026年2月末までを予定しています。
「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」(休眠預金等活用法)によって、社会課題の解決や民間公益活動の促進のために活用できるようになった休眠預金が、プログラムの主な財源です。
(なお、休眠預金の資金分配財団は、財団法人やNPO法人などが主ですが、トラストバンクは応募した募集枠で民間企業として初めて単独で採択されました!)
外部審査員による審査を経て、2023年5月に採択された事業者さんは下記の6社です。(順不同)
・伝統工芸「岐阜和傘」、伝統芸能「芸舞妓」の学校づくりと、伝統文化に携わる若者が継続的に働き続けるための新サービス開発を目指す「 NPO法人ORGAN(岐阜県)」
・ ハンディキャップのある方の自立支援とともに大阪泉州地域の繊維産業の活性化にも繋がる新サービス開発を目指す「HONESTIES株式会社(大阪府)」
・人手不足に悩む小規模農業畜産業と福祉施設の問題を農福連携と六次産業化で解決する事業開発プロジェクトを予定している「 一般社団法人ビーンズ(東京都)」
・就労が困難だった地域の若者と、地域の中小企業を結びつける就労支援事業を立ち上げたい「 ボーダレスキャリア株式会社(東京都)」
・世界農業遺産である「能登の里山里海」のエコシステム維持に向けた、地元流通小売業者との連携による地産品の担い手育成と商品開発事業を考える「株式会社御祓川(石川県)」
・障がい当事者が活躍できる地域循環型・体験型農業テーマパーク(ファームパーク)の構築事業「一般社団法人ローランズプラス(東京都)」
未来にワクワクできる事業者さんばかりです!
そんな事業者さんと併走している、休眠預金活用/ソーシャルイノベーションデザイン室の、高橋有希子さんにお話を伺いました。
ー高橋さんは、どのような経緯でこのプロジェクトに関わるようになったのですか?
社内公募制度で休眠預金活用事業のメンバー募集が行われた際、手を挙げました。
なぜなら私は、トラストバンクのビジョンである「自立した持続可能な地域をつくる」ためには、地域の事業者さんの力が不可欠、と強く思っているからです。この事業はまさに「事業者さんと地域の課題解決に向けて一緒に計画をし、一緒に事業を進められる」=トラストバンクのビジョンを体現するものだ、と感じて、「絶対やりたい!」と意思表示しました。
ー具体的なお仕事内容を教えてください。
現在は(2023年8月時点)採択事業者さん6社と、事業推進のための「地図」である事業設計図づくりを進めています。
「事業者さんに伴走する、ということはどういうことなんだろう..….」といつも考えながらやりとりをしています。明確な答えはまだ出ていないですが、自分なりに事業と課題に向き合って考えを持ち、事業者さんとの議論を通じて、「一緒に」その時々の「最適解」を見つけていく/作っていくことの大切さを実感しています。
その前提として、事業者の皆さんとざっくばらんに言い合える関係性構築が必要不可欠なので、厳しいことも含めて、どんなことでも事業者さんから声を発してもらえることはありがたく感じています。
ーやりがいを一言お願いします!
まだまだ私は走り出したばかりで、同じチームの皆さまにたくさん助けていただきながら、毎日あたふたしていますが、事業者さんと一緒に地域の課題に向き合い、そして事業を作っていくことに、難しさとやりがいを感じています。
これから本格的に各事業者さんで事業が進んでいきますが、私も一緒に進めていけるのが本当に楽しみです!
ー高橋さん、ありがとうございました!
今後、TBbaseでは、高橋さんの連載を予定しています。
休眠預金活用/ソーシャルイノベーションデザイン室のお仕事内容や、休眠預金活用プロジェクトの進捗状況をお伝えしていきますので、引き続きチェックしてください。
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