こんにちは!人事マネージャーの松本です。
今回のUT(ユナイテッドタレント)はママさんプランナーとして売れっ子の新卒入社10年目の三井さんにインタビューをしました。「お客様の心をグリップする神」と言われるくらいバリバリの営業マンでマネージャーの経験もある方でしたが、産休後はプランナーとして復帰をしています。
「産休復帰後にキャリアを変えるのってできるの!?」と思われる人も多いと思いますが、そこを実現した三井さんにいろいろお話を聞いてみました。
※トレンダーズの「営業」と「プランナー」の区分け
営業:第一線でクライアントとやりとりする。提案窓口。
プランナー:営業と協力し、より専門性をもって企画を考える。
松本(以下、松):営業のみなさんから大人気の三井さんを、今回のUTとして取り上げさせていただきます!最近「三井さん、どこ!?」「みっちゃん!相談がある!!」という言葉、オフィス内で飛び交っていて、すごいですよね。
三井(以下、三):え~そうかな!? みんな必要としてくれているならすごく嬉しいな。ただでさえ時短でオフィスいる時間少ないので、少しでもみなさんの力になれるようもっと頑張らなきゃだね!
松:そうですよね、三井さん、ママですもんね。時短だと本当にスケジュールとか大変ですよね。いまって一日どんなスケジュールなんですか? たしか通勤時間も片道2時間くらいでしたっけ・・・
三:埼玉から来ているので、通勤は結構時間かかってるね、往復4時間くらい(笑) 朝は6時起きで、朝ごはんの準備して、8時に娘を保育園に送って、そのまま出勤だね。電車は座れることが多いので、公の場でもできるタスクをどんどんやってる。帰りも同様!オフィスで仕事して、15:30に会社を出て、17:30ごろに保育園に迎えに行って、炊事洗濯寝かしつけもろもろやって23時ごろ寝る!って感じかなー。結構やれてる!
松:うわ~・・・大変ですね・・・。母ってすごいな。三井さん、もともとは営業マンでバリバリ働いていたじゃないですか? その当時を考えたら、やはり今は想像もしなかった状態ですか?
三:そうだねー、別世界かってくらい違うよね。こんなに効率、生産性を意識して働くとは思わなかったよ。入社したばかりの時は本当に上手くいかな過ぎて泣きまくっていたからね。成長したというか、子どもが生まれる前にいろいろな経験をして、身になる武器ができたのがよかったかなと思うね。
松:そういえば三井さん、入社当初は「なんでこんなにできないんだろう」「本当に立ち上がれるのかな?」という日々を送っていたとおっしゃっていましたね。その中でも「テレアポ」や「与件相談獲得」は何故かめちゃくちゃ上手くて神がかりだったって聞いたことあります!
三:そうそう(笑)思いきり自分の思いをぶつけて、熱をしっかり伝えることが好きだから、「会ってみよう」と思ってもらえてたみたい。この姿勢は大切なんだなって実感したなー。社内でMVPとかももらえたしね。そこでさらにエンジンがかかって、あれもしたい、これもやろう!となったのだけど、その一方であまりにも多くのことを抱えすぎてしまって、結果出ない時期が数年続いたんだよね。ここは本当に暗黒時代だったよ、思い出したくないー涙
松:そんなことあったんですね。どうやってその暗黒時代を抜け出したんですか?
三:視点を変えようかなと思って、社外の「プランナー塾」に通ったのが転機だった。私の癖なんだけど「お客様のためになることは何でもどんどんやってあげたい!」って思考になって、お客様寄りになりすぎてしまう傾向があったんだよね。それは大事な要素なんだけど、プランナーは「一歩立ち止まり、冷静になって、世の中に意味があること、生活者にとって利があることを的確に伝え共感してもらうことが重要」って塾を通じて見えてきたの。それを営業現場で試してみたら、凄くお客様の反応も良くなって、結果もついてきたんだ。この時から「プランナー」にどこか憧れや興味はもったのかもしれないなー。
当時マネージャーとしてメンバーも持っていたけど、向き合い方もすごく変わったかも。視点が変わったというのかな? 情熱だけで向き合うのでなく、冷静に一緒に考えられるようになったね。その結果かわからないけど、後輩もMVPを受賞できたのはすごく嬉しかった。
松:いまの原点ここに見たり、って感じですね。この時期から産休・育休を経てプランナーになるまでしばらく期間があったと思うのですが、どのタイミングで「プランナー」になろうと思ったんですか?
三:実は産休に入る前に、プランナーと営業、両方やらせてほしいって上長に相談したんだ。営業はすごく大好きな職なんだけど、一度プランナーもトライしてみたい、それなら、産休・育休前にやってみて、向いているかを知っておきたかったんだ。
松:先を考えて、計画的・戦略的に動いていたんですね!実際に兼務してみた結果は・・・?
三:もちろん難しいし苦労もしたけど、結果が出たんだよね。今までは「自分じゃないと決められない!」って感じで仕事をしていたんだけど、社内の営業マンと一緒に戦略を考えて、託す。それをしていく中で、大きな案件を決めてきてくれた。「あ、こういう関わり方で、私もバリュー出せるんだ」と思えたことが楽しかったし、嬉しかった。もしかしたら、兼業もできるし、プランナー1本でもできるかも、って思えたんだよね。
松:産休に入る前に確信に変えられたんですね!だからこそのキャリアチェンジだったんですね。
三:そうだね!振り返ってみれば、新入社員として入社してから、産休前までの仕事の過ごし方がよかったと思う。なんでも経験、チャレンジさせてくれる環境が会社にあったのは本当に良かったと思う。いろんなことやって、失敗して、うまくいって、その中で、「これだな」っていうのを20代で見つけられたのは本当に感謝だね。
松:三井さんは本当にいろいろなことをされているイメージありますね。外部講師・スピーカーとしてもよく活動されてますもんね。
三:昔からいろいろな人と仲良くなって、「こんなことやろうよ!」ってなって、形にしたりってことが多かったな。最近はプランナーとして、世の中にあふれる疑問や不安をどうしたら変えられるかを発信していこうと考えているよ。直近だと「ブランド・ジャーナリズム」に関してのセミナーを企画して登壇する!
松:形にする力、本当にすごいですね。今度、プランニング・ブランディングに焦点を当てた記事も書かせてもらってもいいですか!?
三:そうだね、是非是非!同年代のプランナーやブランディングをしている人たちに伝えたい事や、一緒に考えてもらえたら嬉しいことがあるから、是非想いを発信したいです!
松:はい!
ということで、別途もう1記事を掲載していきます!
今回のまとめとしては、産休に入る前に色々な経験を通じながら、自分のコアを見つけられたのがポイントだったのだなと感じました。
そのコアを理解したうえで、やってみたいことに繋げられる実行力や決断力があるからこそ、どんな状況でも自分のやってみたいキャリアを描けているんですね。
次回記事も面白い内容盛りだくさんになると思うので、楽しみにしていてください!