私たちトレノケート株式会社は、"世界を変える「人」を育てる"をビジョンとし、創業より約30年、IT人材の育成に尽力し続けています。1,500を超えるさまざまなラインナップの研修コースや自主学習教材を取り揃え、お客様のニーズに合わせて提供しています。
今回は、代表取締役社長のインタビューをご紹介します。
トレノケートの「ビジネス×IT」トレーニングの強み、これからのIT人材に求められるもの、今後のビジョンなどを伺いました。
【プロフィール】
代表取締役社長 早津 昌夫(はやつ まさお)
大学卒業後、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社へ営業として入社。その後デル・テクノロジーズ株式会社(旧名:EMCジャパン株式会社)でITソリューション営業の知見を更に深めた後、2010年にトレノケート(旧名:グローバルナレッジネットワーク株式会社)へジョイン。営業としてのキャリアを積み上げ、部長、本部長、役員を経て2022年4月より代表取締役社長に就任。また2018年自身が立ち上げに携わったトレノケート台湾の董事長も担う。
Amazon Web Services (AWS)をはじめとした、世界に名だたるITベンダーの認定トレーニングやオリジナルコースを多数提供 IT人材育成の最先端をひた走る
──まずは、事業内容を教えてください。
私たちトレノケートは、ITとビジネススキルのトレーニングや教育ソリューションを提供し、お客様の事業戦略を実現するためのIT人材育成を支援しています。
IT技術は日進月歩で発展します。技術の担い手としてITエンジニアには、最新の知識とスキルが必要です。IT業界の成長には人材の成長が欠かせません。私たちは創業より約30年、IT人材育成を主軸としたサービスを提供し、IT業界とともに成長しています。
優れたIT人材には、単にITに詳しいだけではなく、コミュニケーション力、論理的思考力、マネジメント力などのビジネススキルを身につけていることが求められます。IT技術トレーニングだけではなく、ビジネストレーニングも豊富に提供しています。お客様の人材に関する課題を解決するために、人材育成のプロフェッショナルとして、最適なトレーニングの組み合わせをご提案できます。
また、ITトレーニングもビジネストレーニングも、知識を修得するための講義だけではなく、実際の体験を通じて理解を深めるための演習を組み合わせ、最も効果的な学びをデザインしています。学びの支援者として、教えるプロである講師が受講者の皆様に伴走します。
──トレノケートならではの強みは何ですか?
強みはたくさんありますが、今回は3点に絞ってお話します。
まず、1点目は素晴らしいお客様とお取引をさせていただいていることです。
多くの企業様とお取引をさせていただいており、一部のお客様は弊社のWebページでも事例として公開しています。たとえば、SCSK株式会社様。例年300名を超える新入社員の皆様をお預かりしています。同時開催される新入社員研修としては非常に大規模ですが、講師、環境、運営体制等をご評価いただき、繰り返し弊社をご利用いただいています。
2点目は、提携各社様との強固なパートナーシップです。
中でも Amazon Web Services (AWS) や Microsoft、Google Cloud、Cisco をはじめとした、世界に名だたるITベンダー各社様から、ラーニングパートナーとして認定トレーニングの提供をお任せいただいています。各ベンダー様が求める高いレベルの経験、知識、テクニカルスキル、インストラクションスキルを備えた講師を多数輩出し、これまで65回以上のアワードを賜っています。
トレノケートグループが世界15か国と地域に展開しているため、ITベンダー各社との提携をAPAC(アジア太平洋)等広域で提供できることも強みです。米国ほかのITベンダー各社様が、日本のみならずアジアへの教育ビジネス展開を検討する際、ありがたいことに非常に早い段階でお声がけいただいています。
最後に、3点目は広範かつ高度な専門性を備えたトレーニングラインナップです。
入門コースや、複数の技術を組み合わせたコースなど、独自のトレーニングも多数提供しています。お客様からのご相談をもとに、新たなコース開発を行うこともあります。
たとえば「ITインフラ構築実践」という非常に人気のコースがありますが、このコースはお客様のニーズから生まれました。“企業ITインフラで使用されるWeb、DNS、セキュリティ、認証などの各種サーバの役割や構成方法を、構築演習を通して総合的に学習し、システム全体を俯瞰できるトレーニングが欲しい”というニーズにお応えしたものです。
お客様が必要としている知識やスキルをご教示いただきながら、こうしたオリジナルコースや、提携先各社のトレーニングなど、2022年現在1,500を超えるコースラインナップを提供しています。
これからのIT人材に必要なのは、テクノロジーへの知見とビジネス視点
──ビジョン・ミッション・バリューに込めた思いを聞かせてください。
私たちトレノケートのビジョンは『世界を変える「人」を育てる』です。
昨今のコロナ禍を例にすると、多くの企業で感染リスクを抑えるため、リモートワークの推進や、オンライン会議の普及などが進み、新しい働き方が定着しつつあります。ITテクノロジーにはこのように、世界を変える力があります。
ただ、ITテクノロジーを構成するアプリやツールはあくまで「手段」であり、変革の実現にはその「手段」を活用できる「人材」が必要だと考えています。
私たちトレノケートは「人材」を育成することで、お客様を支援し、社会に貢献したいという思いでこのビジョンを掲げています。
そして、ビジョンの実現のために、『人材育成の未来を主導する』ことをミッションに据えています。
これは、人材育成は未来への投資という考え方のもと、企業の成長に欠かせない人材の育成を担う私たちの使命です。
「人」は学びや経験によって、振る舞いや考え方が変わり能力が向上していきます。
私たちはそうした変化や向上を目指す全ての人を支援したいと考えています。
最後に、それらを成し遂げるために大切にしているのは『チャレンジを楽しむ』というバリューです。
お客様に驚きと喜びを感じていただけるようなサービスを提供すべく、私たち自身がまずは熱意と誇りをもって、常にチャレンジし続ける、またそのチャレンジ一つ一つを楽しんで、業務に取り組んでいきます。
──これからの「IT人材」には、どのようなスキルが求められていますか?
「IT人材」は、IT企業に所属する方々だけを指す言葉ではなくなってきています。
IT以外の業種で、ITの基本的なスキルを学ぼうとする企業が増えてきました。ノーコードのソフトウェアやビジネスインテリジェンスなど、基礎や概念を学ぶことで、必ずしもエンジニアとして専門的な知識がなくても使えるツールが増えてきているためです。
その一方で、IT企業ではいわゆるクリティカルシンキング、デザイン思考など、「ビジネススキル」全般に力を入れる企業が増えてきています。
IT企業側のビジネススキルの修得は喫緊の課題です。
たとえば事業会社のDX推進の部署には、社内のエース級人材が集まってきています。ビジネススキルもITの知識も備え、学びへの意欲も高く、どんどんスキルや知識を修得している「IT人材」です。実際にクラウドやAIなどを使いこなしている方も増えています。IT企業のITプロフェッショナルがそのような方たちの相談役になるには、高度なIT技術の知識に加え、優れたビジネススキルも要求されます。
働く社員が互いに支援しあって力を発揮し、全員で社会に貢献する
──どのような組織を目指していきたいですか?
社員が当事者意識をもって活動でき、全員がそれぞれの役割の中で成長し活躍できる組織を目指しています。
「全員が働きがいを感じられる」組織でありたいと考えています。社員の皆さんには、人生における多くの時間を「働く」時間に充てていただくわけですから、当社で働く時間を大切に、充実したものにしてほしいと願います。
私たちは、人材育成を通じて、世の中をより良くしていく人たちの支援をしたいという想いを強く持った組織です。それが『世界を変える「人」を育てる』というビジョンとつながっています。皆が気持ちよく仕事に取り組める環境をベースとして、色々なことにチャレンジし、自らも成長しながら、お客様や社会に貢献することを示した5つのバリューなどの価値観を大切にしていく必要があります。
そのような価値観を大切にできる人の集まりにしていきたいと考えています。
──求める人物像を教えてください。
向上心や「自分のやりたいこと」に対するビジョンがあり、そこに向かって頑張れる方と一緒に働きたいです。
トレノケートはIT人材や講師を育成する研修や仕組みが充実しており、「IT経験や知見がないけど本気で頑張りたい」と思う方が社員として挑戦できる会社です。
また、大手企業やITベンダーとのお取引や提携関係は、IT人材育成を扱ったビジネス経験を積み上げ、新しいキャリアを構築するのに役立てることができるでしょう。
また、“IT”と“人材”の両方を扱う会社は他には中々ないため、前職でどんな業界にいたとしても新しいチャレンジになるはずです。
過去にとらわれず、相手の言葉を素直に受け入れられる人はトレノケートのメンバーとして良い仲間になれると思います。
お知らせ
トレノケートでは2022年7月より、Voicy(音声プラットフォーム)のチャンネルを開設し、「人材育成」応援ラジオとして、人材育成、大人の学び、キャリアにまつわるあれこれを毎朝お届けしています!
早津が登場した回はこちら!是非お聞きください。