この文章を読んでくださっているあなたへ ―― これから面接でお会いするかもしれない方、採用の課題をご一緒に考えるかもしれないクライアントの皆さま、そしてTOKUMORIに関心を持ってくださったすべての方へ。改めまして、株式会社TOKUMORI 執行役員の渡邊駿です。
実は私、以前にもTOKUMORIでの歩みを記事にさせてもらったことがあります。だからこの文章は、はじめましての自己紹介であると同時に、「あれからの続き」でもあります。前回を読んでくださった方には“その後どうなったのか”を、はじめましての方には“これまでとこれから”を。どちらの方にも同じように届くよう、少し長くなりますがお付き合いください。
■ これまで|MY STORY
◆ 「やりたい」を追い続けた、遠回りに見えるキャリア
私のキャリアは、一見するとバラバラです。立命館大学の生命科学部 応用化学科という、いわゆる理系の出身。それがいま、採用やマーケティングの世界で仕事をしているのですから、意外に思われることも多いと思います。
新卒で入社した千趣会では、EC事業で家具の企画・開発を担当しました。企画から仕入れ、販売、原価管理まで、モノを売るためのほぼすべての工程を経験し、その後は顧客データの分析にも携わりました。理系出身の自分にとって、数字でものごとを捉える仕事は性に合っていたのだと思います。
ただ、仕事を重ねるうちに「作ったモノを、どう広めていくのか」というマーケティングの領域に、だんだんと惹かれていきました。それと同時に、人のキャリア選択がその後の人生に与える影響の大きさを実感するようになり、新卒採用の重要性に気づいてマイナビへ。新卒紹介の領域に飛び込みました。そこからWeb広告運用代理店でマーケティング支援の実務を積み、最後は「自分の責任で、やりたいことを形にしたい」と、独立しました。
モノづくり、データ、採用、マーケティング。並べてみると脈絡がないように見えるかもしれません。でも私にとっては、どれも自分の「やりたい」を素直に追いかけてきた結果でした。そしてその先で、それまでの点が全部つながる場所に出会ったのです。
◆ 赤い代表と、青い私。混ざって「紫」になった
弊社代表の岡見悠平は、行く先々で晴れる松岡修造よりも熱い、「赤」がぴったりの男です。それに対して私は、真反対の「青」。……と言いたいところですが、実のところ、青に赤を少し混ぜた「紫」くらいが、自分にはいちばんしっくりきます。冷静に数字や仕組みを見る目を持ちながら、奥では同じ熱を持っている。そんな感覚です。
31歳でTOKUMORIにジョインを決めた理由は、大きく3つありました。ひとつは、自分のこれまでの経歴と事業内容がほぼそのまま重なるという、圧倒的な親和性。もうひとつは、事業の根幹から数字をつくっていくポジションへの挑戦。そして最後は、やはり代表・岡見との出会いです。岡見との出会いは、偶然が2回続いて生まれたものでした。ビジネスの描く方向も重なり、「これはもう、そういうことか」「この人と一緒なら全力で走れる」と直感して、一緒に挑戦することを決めました。
◆ 入社直後に待っていた「ゼロから組織を作り直す」フェーズ
入社して、期待していた「裁量の大きさ」は想像どおりでした。一方で、シード期のベンチャーならではの手触りも、しっかり味わうことになりました。ちょうど私が入ったタイミングは、組織が大きく生まれ変わり、そこから一気に拡大していく過渡期。文字どおり「ゼロから組織を作り直す」フェーズの真っ只中でした。
そこで突きつけられたのは、シンプルだけれど本質的な問いでした。特定の誰かの頑張りに依存した状態では、その人がいなくなった瞬間に止まってしまう。部門ごとに数字を追っていても、それがうまく噛み合わなければ、会社全体としては前に進まない。経営でスピーディーに決めたことも、現場の一人ひとりまで届かなければ意味がない。
だから私がやったのは、問題が起きてから慌てて直すのではなく、起こりうることを先に想定して、仕組みの側をあらかじめ整えておくこと。そして、誰が担当になっても一定の成果が出る状態をつくること。「属人」から「仕組み」へ。スタートアップのシード期にジョインするというのは、こういう地道な土台づくりを、自分の手でやり切ることなのだと、身をもって学びました。
■ 今|WHY I'M ALL IN NOW
◆ 「学生を集めるだけ」のエージェントでは終わらない
いまは執行役員として、HRサポート事業の全領域を統括しています。新卒・中途領域のCA・RAを中心に、会社の仕組みづくりや、次を見据えた種まきにも取り組んでいます。
新卒採用の手法は、いま、とんでもないスピードで変わっています。大学3・4年生へのアプローチだけでは立ち行かなくなり、もっと早い時期から接点をつくることが欠かせなくなってきました。だからこそ私たちは、単に学生を集めるだけのエージェントで終わるつもりはありません。強固なコネクションと、市場の動きをいち早くつかむ強みを活かして、企業様と同じ目線で課題を解いていく「採用成功への伴走者」でありたい。武器である「集客力」に「データを用いた採用マーケティング」を掛け合わせ、企業様にとってなくてはならない存在へと進化していきます。
ありがたいことに最近は、パートナー企業様や、面談を受けてくれた学生からのリファラルで、私を指名してくださる面談予約も増えてきました。皆さまのおかげでTOKUMORIが成り立っているのだと、つくづく実感しています。
メンバーとのミーティング
◆ メンバーに渡しているのは、裁量と「余白」
変化の激しい市場では、決められたマニュアルをなぞるだけの組織は通用しません。だからTOKUMORIでは、「裁量を持って、自分の業務を自由に組み立てられる環境」を何より大切にしています。たとえば「集客」というミッションに対して、AIなどの最新ツールを自分なりに工夫して取り入れるのも自由。最低限のルールの中で、どうすれば最大の成果が出るかを自分の頭で考え、実行できる「余白」を、意識してメンバーに渡しています。
いまのTOKUMORIは、クライアントへの提供価値も、自社のカルチャーも、自分たちの手で正解を創っていけるフェーズです。この変化そのものを面白がれる人にとっては、たまらなく刺激的な環境だと断言できます。
■ これから|WHAT'S NEXT
次に私が挑むのは、「気合でこなす」からの脱却です。まだまだこれからの会社なので、一時的には気合で乗り切らなければならない瞬間もあります。でも、そのやり方は未来永劫は続きません。必ずどこかで限界が来る。だからその前に、組織をつくり、仕組みを固め、領域のバトンを少しずつ渡していく。それが、TOKUMORIを次のステージへ進めるための第一歩だと考えています。
ここで少し、「あれから」の話をさせてください。振り返れば、私がジョインした頃からTOKUMORIはずいぶん姿を変えました。入社直後に目の当たりにした「ゼロから組織を作り直す」フェーズを越えて、組織は人数も事業の幅もぐっと広がり、私自身も一メンバーから、執行役員として事業全体に責任を持つ立場になりました。そして執行役員になるタイミングで「仕組み化をやり切る」と宣言してから、約1年。「あれから何をやったのか」と問われれば、答えは大きく3つです。Salesforceとデータを組み合わせたダッシュボードの作成と自動化。AIを活用したCRM機能の実装。そして各種数字の見える化と業務の自動化。かつては気合と“その人頼み”で回っていた部分を、少しずつ仕組みへと置き換えてきました。もちろん私ひとりの力ではなく、メンバーと一緒に試行錯誤しながら積み上げてきたものです。植物でたとえるなら、土壌を耕した、という段階でしょうか。まだまだ道半ばですが、手応えは確かにあります。
その先で挑みたいのが、TOKUMORIを単なる働く場所ではなく、「キャリア教育の場」として機能させることです。大学3・4年生だけでなく、1・2年生、さらには高校生まで巻き込んだ組織づくりを進めていきたい。早い段階からインターンなどで社会との接点を持つことで、将来のキャリア選択の確かな土台を築ける ―― そんな教育機関のような役割も、これから担っていきたいと思っています。
大好きな漫画『進撃の巨人』に、「戦わなければ、勝てない」という一節があります。目標を決め、それを本気で達成しにいくなら、戦うしかない。ここに書いたことは、半年後にも1年後にも、ちゃんと答え合わせができるように、全部やり切りにいきます。
この文章を読んでくださった、あなたへ
最後に、この文章を読んでくださっているあなたへ。
もしあなたが、これから面接でお会いするかもしれない方なら。私は、「何のためにこれをやるのか」の言語化が完璧でなくても、まったく構わないと思っています。明確な未来像がなくてもいい。ただ、心の中に「メラメラと燃えているもの」がある方と、一緒に働きたい。「自分にも何かできるんじゃないか」という、いい意味での根拠のない自信を持っている方。「こうなりたい」という、自分なりの“芯”を持っている方。そんな方なら、TOKUMORIの変化と成長の波を、間違いなく面白がれるはずです。
もしあなたが、採用をご一緒に考えるパートナーなら。私たちは、学生を集めるだけで終わらず、企業様と同じ目線に立って、採用成功までを一緒に走り抜ける伴走者でありたいと本気で思っています。集客力とデータ、そして一つひとつ耕してきた仕組みを武器に、きっとお力になれます。
そしてどんな立場であっても、この文章のどこかに少しでも「面白そうだな」と感じてくださったのなら、理由はそれで十分です。赤と青が混ざって紫になったように、きっとあなたの色とも、面白い何かが生まれるはずです。ぜひ一度、本音でお話ししましょう。お会いできるのを、楽しみにしています。