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半年間かけて向き合ったCIリニューアル。プロジェクトオーナーとプロジェクトマネージャーが語るリニューアルの軌跡。

※会社HPのコラムより全文転載※

当社は7月26日よりCI(コーポレート・アイデンティティ)をリニューアルしました。新たにMI(マインド・アイデンティティ)、BI(ビヘイビア・アイデンティティ)、VI(ビジュアル・アイデンティティ)を制定し、さらなる企業発展を目指します。

今回、一大プロジェクトとして取り組んだCIリニューアルには、数多くのメンバーがプロジェクトの一員として関わり進行されました。

なかでも、プロジェクトオーナーでありCIリニューアルの発案者であるCCO・ふくまとプロジェクトマネージャーの齋藤にとっては、大きなチャレンジでもあったといいます。

二名はこのCIリニューアルにどのような気持ちで取り組んでいたのか。2022年初旬から始まったプロジェクト全体をさかのぼりながら、それぞれの想いを振り返ります。

プロジェクト初期から徹底したのは「社内浸透」

── 今回、お二人が携わったCIリニューアルは長い時間と多くの人の力を費やして進めたものと伺っています。まず、プロジェクトのはじまりから教えてください。

ふくま:
CIリニューアルは僕が経営陣に提案したことでスタートしたプロジェクトです。テテマーチが企業として成長する過程を見ているなかで、SNSマーケティング市場での立ち位置や在り方がだんだんと変化しているように感じ、テテマーチの価値を再定義したいと考えたためです。

テテマーチらしさや企業としての強みを改めて見つめ直し、社員間でもより共通認識を持って事業に向き合いたいと考えていました。

そういった話を経営陣に打診したところ、同じような考えを彼らも持っていたんです。そこで、一つのプロジェクトとして推進することになりました。

齋藤:
ふくまが経営陣への打診を行ってプロジェクト化したあと、実際に全体設計を行ったり、社内浸透などを行う役割としてわたしが参加させてもらうことになりました。

わたし自身は、昨年からテテマーチで新しく立ち上がったブランドプロデュース事業に携わっており、企業のブランディング支援に注力していたんです。

今回、プロジェクトに参画させてもらうことで、これまで培ってきたブランドづくりの経験が活きたり、自分自身にとっても貴重な体験ができるのではと考えていました。

ふくま:
僕はプロジェクトオーナーとしてリニューアルの方向性や表現の“らしさ”などを検討し、決定する役割。対して、齋藤はそういったタスクを取りまとめて舵取りを行い、ステークホルダーに声をかけて推進するのが得意なタイプ。

僕よりもプロジェクトマネージャーとしての能力が高いですし、長いこと一緒に働いているのでお互いに考えていることを理解しあえる関係性なんです。そういった背景から、プロジェクト全体の進行を齋藤に担ってもらいました。


── お互いの役割を明確化してプロジェクトを進めていくことにしたんですね。プロジェクト全体の進行はどのように行ったのでしょう?

齋藤:
わたしがこのプロジェクトに本格的に参加したのは2022年の2月頃でした。その頃には、前回の対談で話していたように、テテマーチのモチーフがすでに「サーカス」と決定していたんです。

そのため、わたしはモチーフを活かしたVI(ロゴマーク)のリニューアルと、インナーブランディングから取り組みました。具体的には、ロゴマークをデザインしてくださった割石さんとの打ち合わせや、社内のマネージャー陣を中心とした情報連携です。

割石さんとのテイスト・方向性のすり合わせもズレのないよう丁寧にと意識して行いましたが、実は初期段階で最も注力していたのは社内への共有でした。


── いったいどうしてですか?

齋藤:
会社として行うプロジェクトだからです。一般にこういった大きなプロジェクトは、やるべきことが多い分、制作進行やクオリティなどを意識しがちですよね。もちろん、それは譲れない点なので、漏れのないよう注力する必要があります。

ただ、そればかり考えてしまっていると、社員を置いてきぼりにしてしまう可能性がある。社員目線に立って考えてみると「知らないうちにCIがリニューアルされていた」という印象を与えてしまう懸念がありました。

CIリニューアルは会社や社員の未来を考えて行っているものなので、社員は全員そのプロジェクトの当事者であってほしいんです。その意識を持ってもらうためには、プロジェクトの初期段階からなるべく情報を共有することが大切だと考えていました。


── 実際にプロジェクト進行に携わっていなかったとしても、自分たちの所属している会社が帰路に立っていることを理解してほしかったんですね。

齋藤:
そうですね。実際、多いときには月に4回くらいマネージャー陣に声をかけて共有会や意見交換会などを実施しました。リニューアルの進捗を共有したり、ロゴタイプの使用ルールを検討したりと、毎回目的を設定して話し合いを行いました。

会を開催するときには、「なぜこの会を開くのか」という開催目的を必ず共有するようにしていたので、メンバーもすごく協力的でしたね。

みんな日々の通常業務もあるなかでしたが、とても前のめりに取り組んでくれていたので嬉しかったです。「メンバーをしっかり巻き込みたい」と思っていた気持ちが、良いかたちでわたし自身の行動や言動にも表れ、メンバーにも伝わったのかなと感じています。


「どれにしよう」と迷ったときは、一度原点に立ち返る

── お話を伺っている限り、とてもスムーズにプロジェクトが進行したのかなと感じています。進めていくなかで大変だと感じた点、悩んだ点などはありましたか?

ふくま:
巻き込んだ人の数が多かった分、多様な意見が生まれるのでそれらを取りまとめて方向性を決めるのは難しかったです。「巻き込みたい」という気持ちでいっぱいの反面、巻き込むことで収束しにくくなるという(笑)

実際、良い意見やアイデアが多く、「そのなかからどうやって一つに決めたら良いんだろう?」と立ち止まってしまったこともありました。


── そのとき、どんな風に乗り越えたんですか?

ふくま:
今一度、原点に立ち返りました。つまり「なぜ、今回CIをリニューアルしているのか」ということを考え直したんです。迷ってしまうときや決めあぐねているときって、自分のなかの軸がブレている瞬間だと思っているんです。

だから、そのブレを無くすために、もう一度「そもそもどうしたいのか?」を考えるようにしています。自問自答する日もありましたが、齋藤とディスカッションを重ねながら認識をすり合わせたりもしました。


── 齋藤さんはいかがでしょう?

齋藤:
ふくまと同様、決め方に悩むことはありました。

たとえば、テテマーチではInstagramの分析ツールとして「SINIS(サイニス)」を開発しているのですが、「SINIS(サイニス)」のブランドカラーは青色寄りなんです。

テテマーチの会社のロゴマークとはまるで異なるカラーリングなので、そういったカラーもこの機会に統一したほうが良いのだろうかと迷いました。

CIリニューアルといっても、なにを変えるのか、どれほど変えるのか、どうやって変えるのか……そういったことを一つひとつに対して考えるのが難しく、そして興味深かったです。

一人では悶々と考えてしまっていたかもしれませんが、迷ったときはふくまに話すことで整理できたのですごく助かりました。


── ふくまさんと齋藤さんとの間で意見が割れたり、なかなかまとまらない、なんてことはなかったのでしょうか?

ふくま:
ほとんどありませんでしたね。なにせ一緒に働くようになってから随分と月日が経っていますから。比較的、考え方や意思が似ている傾向にあるので「いけるっしょ!」なんて言いながら励まし合っていたような感じです(笑)

齋藤:
お互いに強い信頼感があるので、とにかく心強かったです。

……あ、でも、一つだけ意見が食い違うことがありました。「バリューを変えるかどうか」という点はすごくふくまと話し合いを重ねた記憶があります。

ふくま:
たしかに……!

僕、最初はVMV(ビジョン・ミッション・バリュー)のうち、バリューは刷新するのが良いのではないかと思っていたんです。テテマーチのメンバーとして大切にする意思を再定義したいと考えていたので。

最終的には、バリューは現状維持、「プロフェッショナル 7箇条」として新しくテテマーチのメンバーとして意識したいスタンスを7つの項目にまとめるというアプローチにしました。齋藤をはじめ、メンバーとの話し合いを通して決めたことです。


── バリューの刷新を行わなかったのにはどういった理由があるのでしょう。

​​齋藤:
テテマーチの6バリューってメンバー間ですごく浸透しているんです。始業時の朝会でバリューを体現したエピソードトークのコーナーを設けているので、普段からバリューを意識して行動するメンバーも増えているように感じています。

そういった、せっかく大切に育まれてきた価値観をゼロから作り直すのは、本当に正しいのかどうかと感じたので検討を重ねました。

ただ、たしかにふくまが考えてくれていた心得やスタンスも、テテマーチのアイデンティティとして明示したいとは思っていたんですよね。

そうして考えたのが「プロフェッショナル 7箇条」の制定です。バリューに追加するかたちで、ビジネスパーソンとして意識するべき観点をまとめました。


今がテテマーチの新しいはじまり

── 今回、CIリニューアルという大きなプロジェクトがリリースされてやっと一段落ついたタイミングかと思います。率直に、今感じていることを教えてほしいです。

ふくま:
ついにリリースできたという安堵の気持ちもありますが、それ以上に今はこれからのことを考えています。CIリニューアルって、リニューアルすることがゴールではなく始まりなんですよね。

リニューアルしたものをどう活かすのか、事業に展開するのかという観点のほうがよっぽど大切ですから。そのために、まずは社内浸透を目的とした「たのもうけ施策」というものを行おうと思っています。


── 「たのもうけ施策」ですか。

ふくま:
テテマーチのビジョンである「たのもうけ」について、社員一人ひとりに考えて言語化してもらったものをオフィスに展示する施策です。メンバーの相互理解を高めることやCIをより理解してもらう機会になればと考えています。

もちろんそれ以外にも、必要な施策はどんどん新しく打ち出すつもりです。CIの浸透はきっと短い時間で行えることではありません。だからこそ、長期的な目線で浸透するまでの過程に責任を持つことが求められているように思います。


── 一息つくのではなく、冷静に未来を見つめているんですね。​​齋藤さんは振り返ってみて、いかがですか?

​​齋藤:
時間をかけて丁寧に育ててきた新CIなので、社内外ともに愛してもらいたいという気持ちが強いです。「テテマーチと一緒に仕事がしたい」とか「テテマーチの一員になりたい」とか、そんな風に感じてもらえるきっかけをCIが担ってくれたらな、と。

それから、今回社会人人生で初めて、自身が属している会社のアイデンティティに関わる重要なプロジェクトに携わって多くのことを学びました。なかでも一番に感じたのは、インナーブランディングの重要性と、その難しさ。

プロジェクトメンバー以外のメンバーだとしても、社内の人間をどれだけ巻き込み、自分ごと化してもらえるのか。それが、プロジェクトの厚みに直結するのだと実感しました。

これまでブランドプロデュース事業を通して、ステークホルダーのモチベートの必要性は感じてきていたつもりでしたが、より一層力を注がなければならない点なのだと再認識できた。それが大きな収穫でした。

今後もクライアントさまのプロデュースやブランディングには携わっていきたいので、今回のプロジェクトでの経験を思いきり活かして価値提供を行っていこうと思います。頼れる伴走者になれるよう、がんばりたいですね。


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「サキダチ、ヤクダツ。」「ワクワクを科学する」をコーポレートミッションに「これから世の中に広く普及するものをテテマーチが先立ってノウハウを習得し、世の中に役立てていきながら、ワクワクを作り広げていこう」という願いを実現すべく活動をしています。 創業時には、企業と顧客をつなぐ新しいプラットフォームであったSNS領域に注目し、他の企業に先駆けてオウンドメディアの運営やアカウントのコンサルティング、分析ツール開発など、さまざまなサービスをもって企業のマーケティング活動を支援してきました。 また近年では、クリエイターと共創しながらマーケティング活動を支援する、企画型インフルエンサーマーケティング集団『餅屋』や、『ブランドプロデュース事業』など、支援領域を拡大しています。
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