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【職員インタビュー】応募者4倍!採用担当者に聞く、12期生の募集を振り返って感じていることとは

2023年10月、フェローシップ・プログラム第12期生の応募受付を終了いたしました。おかげさまで今期は例年の4倍を超える方々にご応募いただきました。
そのような結果に結びついた要因は何だったのか、またフェローシップ・プログラムの採用を通して実現したことについて、採用担当の酒井さんと平山さんへインタビューをしました。

今期の応募者が例年の4倍にもなった要因はなんでしょう?

酒井:今期は応募拡大に向け新しい施策にたくさんチャレンジしました。主要な求人媒体への掲載が主に予算を割いて行った施策で、これまで団体としてやってこなかった新しいチャレンジでした。結果として、多くの方にTeach For Japan(以下、TFJ)のことを認知いただくことができました。世の中では、教育現場で起こっている教師不足などのさまざまな現状に対して関心は高まっており、「何とかしなきゃ、けど何をしたらよいかわからない」という気持ちをお持ち方は増えていると考えております。一方、自分ではこの状況に対してどうしたらよいかわからない方もたくさんいらっしゃることを新たな施策による様々な方との出会いで再認識できました。出会った方々から口々に「こんな素晴らしいプログラムがあるなんて!」とのお声がけをいただき、今期応募者が増えた理由としては教師になるポテンシャルを持っている方へプログラムのことをしっかりと届けられたことが要因だったのかと考えております。

平山:求人媒体への掲載に加えて、今期は応募を検討されている方との「カジュアル面談」にも力を入れました。今期は、約500名の方と面談を実施することができました。人数だけでなく、面談の内容も、フェローシップ・プログラムに関する疑問やエントリーの際の不安解消はもちろん、その方のキャリアについて一緒に考える時間を設けました。教育に対する思いや学校現場で実現したいことをヒアリングし、教師になること、フェローシップ・プログラムに参加することがご自身のキャリアにおいて最適なのかを考えていただくために、現時点でのビジョンを言語化するお手伝いをさせていただきました。そのような機会を持つことで、フェローシップ・プログラムにエントリーする志望動機がより明確になり、エントリーが増えたのではないかと思います。

12期生の募集を振り返ってどのように感じていますか?

酒井:12期生の募集では、11期に比べかなり高い採用目標を掲げ、挑戦をしました。現時点ではまだすべての結果はでていないので、12期生全体の募集を振り返りをすることはできませんが、チームが一眼となって取り組めたことは間違いないと考えています。チームで大事にしていたことは、状況を客観的に判断することと、打てる施策はとにかく試して、積極的に新しい知見を得ることでした。結果として、採用目標に対する数字面でも取り組みの効果が表れており嬉しく思っています。ただし、今期は試すことを重視したこともありますので、まだ洗練されていない施策も多く、あわせて今後の募集に対する課題も浮彫になった面もありました。来期には施策の振り返りをしっかりと行ったうえで、採用活動に安定感を増し、さらにこれまでリーチできていなかった層にもアプローチできるように邁進できたらと考えております。

平山:今期は新しい施策にたくさんチャレンジしたことで、これまでフェローシップ・プログラムをご存知なかった方にもTFJの取り組みを知って頂くことができたと思います。団体やフェローシップ・プログラムの認知が拡大したことで、たくさんの方にプログラムに興味を持っていただくことができました。私たちのゴールはフェローシップ・プログラムに参加する人を増やすことではなく、「すべての子どもが素晴らしい教育を受けることができる世界の実現」です。このビジョンを実現するための重要な1年になったのではないかと思います。

フェローシップ・プログラムの採用を通して実現したいことは何でしょう?

酒井:フェローシップ・プログラムはTFJのビジョン「すべての子どもが素晴らしい教育を受けることができる世界の実現」に向けて運営しております。採用を通して実現したいこととしては、私は日本の教育に対する見方を変えていければと考えております。採用活動を通じて多くの方とお会いできますが、全員がフェローシップ・プログラムで教師になるわけではありません。しかし私は、出会った方とお話する中で「一緒に教育に向き合いたい」と全力で伝えています。そうすることで、世の中の教育や教師への理解が深まったり、次世代はみんなで創るものだという見方に繋がればなと思っています。教師を取り巻く状況は教師自身や学校だけでは解決できないことも多くあります。採用活動ではフェローシップ・プログラムに参加いただく仲間を集めると同時に、その中でお会いするたくさんの方との出会いを通して世の中の教育に対する見方を変えていくことで、ビジョン実現に近づくと信じて活動しています。

平山:子どもたちの前に立つ教師は、多様な価値観を持った方である必要があると思っています。多様なロールモデルがいることで、子どもたちの将来の選択肢を広げていくことができるからです。フェローシップ・プログラムの選考においては、これまでの経歴や教育に関する知識は不問であるため、多様なロールモデルを学校現場にご紹介するために有効な手段であると考えています。教育課題を改革したい、子どもたちに全力で向き合いたいという思いがある多くの方にプログラムにエントリーいただくことで、たくさんの子どもたちの価値観を広げ、将来の選択肢を広げる手助けができたらと思っています。

フェローシップ・プログラムは、教育をより良くしたいと考える多様な人材を選考し、資質・能力を研修を通して育み、学校現場に教師(フェロー)として2年間送り出す取り組みです。
第12期生のフェローは2024年4月に全国の学校に赴任し、子どもたちの可能性を最大限発揮できるよう活動していきます。

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