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こんにちは!タスカジ採用担当です。
株式会社タスカジは、多彩な家事スキルを活かして働くハウスキーパー(タスカジさん)と、家事をお願いしたい依頼者さんをシェアリングエコノミーでつなぐ、1時間1500円からの「家事代行マッチングプラットフォーム」を運営しています。また、家事の知見に関する膨大なデータから、家事や家の中にまつわる幅広い課題を解決するための法人向けサービスや新規事業を行う「タスカジ研究所」があります。
今回は広報チームのマネージャーである門出さんに、広報の業務や家事代行サービスの魅力についてうかがいました。
門出 万里子
ホテルなどtoC向けのサービスで、広報・PRやマーケティングを中心に経験を重ねる。“モノのシェア”を扱う企業で働いたことをきっかけに、シェアリングエコノミーについてもっと知りたいと興味を持ち、2019年にタスカジに入社。現在は広報として家事代行の文化作りを目指し、コミュニティを活用した各種取材対応や出版関連・イベント対応、タスカジ研究所の家事監修やリサーチなどを担当している。
タスカジの魅力を家の中からより多くの家庭へ届ける
ー本日はどうぞよろしくお願いします。タスカジに入社されて、今日から6年目になるとうかがいました!入社時と比較し、変化はありますか?
タスカジはサービスを開始して今年7月で10周年を迎えるのですが、私が入社したのは5年目でした。この5年を振り返ると、事業フェーズに応じて直面する課題が変わり、仕事のやり方も徐々に変化してきたことを実感します。また、組織体制、サービスルール、事業推進の優先事項、カルチャーなど、年々会社としての基盤が着実に築かれてきたと感じています。
ー会社の成長に伴い変化の多い5年だったと思います。入社時から広報を担当されていますが、タスカジに入社される前の門出さんについて聞かせてください!以前はどのような仕事をされていましたか?
観光業界に興味を持ち、非日常の時間・空間を提供することができるホテルに惹かれて、大学卒業後はホテル業界の道に進みました。ホテル勤務での業務は主に、複数あるレストランの販売促進としてフェアやキャンペーン、商品の企画、販促物などの制作のほか、ホテル全体の広報業務にも携わりました。ホテルの仕事というと、フロントなどお客様と直接やりとりをするイメージが強いですが、私は裏方として、ホテルの魅力を届ける仕事にやりがいを感じていました。
その後、もっといろんな経験を積みたいと異業種への転職を考え、「モノのシェア」を展開する企業に入社しました。そこでは、自社アプリのマーケティングや商品の仕入れをメインに担当しました。
しばらく広報から離れていましたが、ここでシェアリングエコノミーという新しいビジネスモデルと出会って興味を持ち、「家事代行」のシェアリングエコノミー事業を行うタスカジに入社、現在に至ります。
ーシェアリングエコノミーというビジネスモデルへの興味がきっかけで、タスカジに入社されたのですね。では「家事代行」のシェアリングエコノミーに興味を持ったきっかけは、何ですか?
タスカジ入社以前は、個人の時間を「家の外」で充実して過ごすことに関心を持ち、「家の中」のことは重要視せず後回しにしがちでした。タスカジは「長い時間を過ごす家を心地よい空間にする」サービスであり、気持ちの余裕を作りリフレッシュするなど、人生においてとても大切な時間・空間を生み出すサービスだと気づき、興味深いと感じました。
また、私自身が家事に対して苦手意識を持っていたこともあり、自分のパーソナリティを活かしながら、家事が得意でない方や負担に感じる方の気持ちに少しでも寄り添うことができるのではないかと考えました。
ータスカジの広報では、具体的にどんな仕事をされていますか?
タスカジの広報では、タスカジの家事代行を多くの方に知ってもらい、その先にある意識や行動の変容に繋がることを目指しています。そのために、戦略を練りながら、メディアへのアプローチ、プレスリリースやニュースレターの発信、取材対応、家事監修、ユーザーアンケート・インタビューなど、幅広く行っています。
「家事は自分たちで何とかするものである」「主婦(夫)経験はブランクになる」という固定観念を無意識に持っている方はとても多いです。家事のサポートを必要としている方が誰でも家事をアウトソースする選択肢を持つこと、また長年培ってきた家事スキルを活かして働くという職業の選択肢が存在することを、積極的に発信しています。さらに、家事代行に対する世間の受け止め方や考え方が少しずつ変わっていくように、多様な視点から発信を行っています。
ー共働き家庭の増加とともに「家事代行」も広まってきたと思いますが、次第に「家事代行」の認知度が上がってきた実感はありますか?
私が携わってきた5年でも、家事代行サービスの存在は徐々に浸透してきているように感じます。
最近では、家政婦(夫)が主な登場人物、家事にまつわる社会課題がクローズアップされているドラマも多く見かけます。家事代行は誰でも使えるサービスという認知や理解が進んできていると同時に、家政婦(夫)・ハウスキーパーの仕事に対する社会的な認識も変わりつつあるように思います。
ーメディアの影響力は大きいですね。タスカジでも昨年ドラマの監修を行いましたよね!
はい!タスカジでも、タスカジ研究所として昨年2つのドラマの家事監修を行いました。
▶︎ タスカジ研究所、テレビドラマの家事監修を実施 〜フジテレビ水曜ドラマ『わたしのお嫁くん』〜
▶︎ 【TV】タスカジ研究所所長の和田幸子が、NHK夜ドラ「ミワさんなりすます」の家事監修を行いました。
数名のタスカジさんたちとチームを作り、家事部分を監修したのですが、いつもの仕事内容とは違った新しい取り組みだったので、純粋に楽しかったですね。
ー他にも広報の仕事でやりがいを感じた瞬間やこの仕事を続けている理由について、教えてください。
メディアでの露出や記事などをきっかけにタスカジを知り、家事代行の利用に繋がるだけでなく、タスカジさんとして働いてみたいと応募いただくことが多数あります。取材や監修などの仕事は、記事が出たり放映されたりするまで緊張感が伴いますが、このような声を聞くと、やってよかったと感じますね。そして、キャリアアップや自己実現、心身の健康を保つなど、タスカジの家事代行がたくさんの方に必要とされていることを見聞きするたびに、この仕事の意義を感じています。
これまでは自分自身がターゲット層となる商材で仕事をしてきましたが、タスカジユーザーのボリュームゾーンはお子さんがいる共働き家庭で、実は私自身とは異なります。今の仕事は、良い意味で俯瞰して物事を見たり、状況を把握したりすることが多いです。広報の立場としての客観性やユーザーの皆さんとの向き合い方などたくさんの学びがあります。
また代表の和田と一緒に仕事をすることが多いので、経営者・起業家の視点での発信はいつも勉強になりますし、行政や他企業の方など社外の方とやり取りする際も、タスカジという会社やサービスを様々な視点から見ることができるので、それも魅力ですね。
ー多角的な視点が養われる仕事ということですね。では、これからの広報の仕事についてうかがいます。広報チームのビジョンやこれから行っていきたいことについておうかがいできますか?
タスカジの広報活動のビジョンは、大きく分けて2つあります。1つ目は家事代行の認知や理解がもっと広がり、必要な方は誰でも家事代行を利用できるような文化作りです。
昨年タスカジ研究所で行なったユーザーアンケートの中で、70%以上の人が家事代行を初めて利用する前に抵抗感を感じていました。家事代行に対する認知が進んでも、実際に利用するハードルがまだまだ高いことが課題です。不安要素や心理的ハードルを少しでも解消できるよう、引き続きコツコツと丁寧に発信を行っていきたいです。
▶︎ 家事代行タスカジ『家事代行の利用前に感じるハードルと乗り越え方』を調査 〜家事代行利用のはじめの抵抗感は70%に上り、利用きっかけの多くは「限界に達したから」と回答〜
2つ目は、ハウスキーパー「タスカジさん」として働く魅力や仕事の社会的価値を伝えることです。
タスカジでは、自分のスケジュールが空いたタイミングに、好き・得意とする分野に特化して活動することができます。また、タスカジさんの仕事は自分で依頼者さんの要望をヒアリングするところから始まるため、いかに依頼者さんの隠れたニーズを引き出すか、家事のお困りごとに寄り添った業務を行うかのクリエイティブさが重要になります。タスカジでの家事代行の仕事は、画一的なマニュアルに沿った作業ではないため、ご自身の家庭を回してきた様々な経験、例えば想定していた調味料がなかった場合にどのようなアレンジ・対応で乗り越えられるか、などが活かせます。
家事は誰でもできることではなく、一つの立派なスキルです。軽く見られがちな家事スキルへの認識やハウスキーパーとしての職業的価値認識の向上に加え、仕事の魅力を広く発信し、タスカジさんとして働きたいという方を増やせるように頑張っていきたいです。
また、上記に加え、10万人を超える依頼者さんと4千人のハウスキーパー“タスカジさん”からなるコミュニティや家事知見を活用して、新たな価値創造で家の中の課題を解決する「タスカジ研究所」の活動の発信にも、これからより力を入れていく予定です。
▶︎ 株式会社タスカジ、オープンイノベーション事業「タスカジ研究所」を事業強化 〜膨大な“家のナカ”データを活用し、新ビジネスのリサーチからプロモーションまで一貫した共創を実現〜
ー最後に、門出さんが思い描く、理想の暮らしやビジョンがあれば、教えてください。
個人的に、家に帰るのが楽しみになる暮らしが理想です。忙しくて余裕がない時は家が雑然としがちなのですが、仕事を通して多くのタスカジさん達と話し家事の知識が増えただけでなく、ありがたいことに私自身の生活力が上がったり、暮らしに対する考え方も変わったりしました。これからも安らげる部屋を作っていきたいです。
さらに家事の担い手が足りずに負担を感じていて困っている方に向けて、家事代行サービスがインフラのように使える社会を創れるよう、タスカジの広報の業務を通して、少しでも貢献できるよう頑張りたいと思っています。
ー広報の業務や家事代行の魅力についてのお話をありがとうございました!タスカジの家事代行がより多くの人の選択肢になるように、サービスを広げていきたいですね。
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■ 株式会社タスカジ、オープンイノベーション事業「タスカジ研究所」を事業強化 〜膨大な“家のナカ”データを活用し、新ビジネスのリサーチからプロモーションまで一貫した共創を実現〜