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テイラーワークスで、コミュニティプロデュースを担当されている小関さんにインタビューしました。
福岡県から、コミュニティオーナーの皆さまの最も近くで伴走支援をしている小関さん。ご自身のどのような体験と思いから、日々コミュニティ運営のサポートを行っているのか、うかがいます!
小関 美穂(こせき・みほ)
新卒・中途における採用業務を経て、カラダノート入社後、人事総務として上場準備、マザーズ上場を経験。All Personalでは、人事の副業支援における仕組み化、イベント運営〜企画、人事コンサルを担当した。2021年に千葉から福岡へ移住。パラレルワークで様々なコミュニティの運営や大学での講演等を行い、テイラーワークスへ入社。
────テイラーワークスはフルリモートを導入しているので、小関さんにはお住まいの福岡県からオンラインインタビューを受けていただきます。
小関さんには、人生のテーマがあるのだとか?
小関:
はい、パーパス(存在意義)のことですね。「好奇心の赴くまま旅して創発する場をつくる」。これが私の人生のパーパスです。人生を通して実現したいテーマですね。これに沿った社会的意義をどのように叶えていけるかを日々試行錯誤しています。
自分が興味を持ったことがきっと他の誰かの役に立つと思っていて、自分の学びをもとに地域での人材開発に貢献したいな、と。
実は今、夫とともに福岡県福津市の場作りファシリテーター養成講座「BA-School(バスクール)」へ通っていて、対話の場を作る試みを実践しています。「もちつき&絶叫大会」といったイベントも開催しました。次回は地域でビーチクリーンの企画も。地域の方とのつながりのきっかけ作りができはじめたと感じています。
業務のことが地域に、地域のことが業務へ還元されることを目指しています。
(福岡県福津市で企画したイベント「もちつき&絶叫大会」の様子)
────コミュニティ活動も積極的にされているのですね! 人事としてキャリアを積んでこられたと伺いました。
小関:
実は私のキャリアのスタートは、美容部員だったんです。メイクアップアーティストの夢を抱いてメイクの師匠につくつもりだったのですが、なんとその方から「あなたはマネジメントの能力があるからマネージャーとして加わってほしい」と言われて。
メイクアップアーティスト、ヘアスタイリスト、スタイリスト、ネイルアーティスト、カメラマンなどのチームをマネジメントしていく中で、その方々のキャリアの方向性についても相談に乗ったり考えたりすることが多くありました。
人材育成は思いのほか面白く、自分が健康で長く続けられる働き方は何かを立ち止まって考えた時、人事の方向へ舵を切る決断をしたんです。
ただ、さぁ、これから人事でやっていこうという時に東日本大震災が発生したためなかなか雇用が見つからず、一年間フリーランスでメイク関連の仕事をした後、派遣社員として人事関連の経験を積み、ようやくデジタルマーケティングの会社の人事担当として社員になりました。
その後、妊娠中に転職し、IPOも経験しました。総務人事として整えるべきことがたくさんあり、IPOの大変さを実感しました。
────紆余曲折あったのですね! それからどのようにテイラーワークスのカスタマーサクセスに?
小関:
現在私はコミュニティプロデュースチームとしてカスタマーサクセス(CS)を担当していますが、応募した枠は総務人事でした。ところが、面接で会話していくうち、私の地域への貢献の意向も加味して「CSでの選考を進めたい」と打診されました。
CSは未経験。戸惑う部分もありましたが、CPチームを総括されていた土手本さんから、こんな言葉を掛けてもらいました。
Tailor Worksを導入いただいたクライアントが本来得たい価値や利益と違った方向へコミュニティが進んでしまいそうになった時、適切なタイミングで軌道修正を促しながらクライアントと共にゴールを目指すために必要な能力は、経験よりもむしろビジネスモデルやマーケットの理解力や論理的思考、エグゼキューション能力であり、コミュニティの状態を俯瞰して見られることである、と。
私の場合、人材開発育成という正解のない個別のケースに正解の像を作り達成へ導いてきた経験や状況を客観的に認識できる点、さらに地域課題解決への理解と共感がある点から、CSとして活躍できると感じていただいたようです。
それを聞くと人事コンサルティングの仕事にも通じるものがあると思いましたし、クライアントコミュニティの成功達成へのサービス提供と向き合える組織を作りたいという思いにも共感し、CSとしての入社を決めました。
実際入社してから代表のオリエンテーションを聞くと、これからのWeb3といった新しい技術を取り込む世界観が、これから私の進んでいきたい方向性とドンピシャで! 面白い会社へ入ったなぁ、と思いました。
────現在は具体的にどういった業務をCSとして担当されていますか?
小関:
今主に担当しているのは、地域金融機関様のコミュニティです。経営者クラブは、人事コンサルで培った経験を活かせそうだと、業務のイメージが湧きました。コミュニティのアンケートをとった際には、想像以上のご回答をいただき、このコミュニティのポテンシャルをどのように発揮できるかということを日々考えています。
業務としては、今はイベントの企画が多いですね。希望や方向性を伺い、これはどうですか、と提案するコンテンツプランナーと近い印象です。最近では、他のコミュニティと連携して企画を模索することも増えました。
年間のコミュニティプランも立てます。どのタイミングでどういったテーマのマガジンを掲出すると良いかのアドバイスをしたりと、まさにコミュニティのコンサルティング。
人事として携わっていた組織開発や人材開発とコミュニティの活性化は近いものだと実感しています。自主的に取り組んでいらっしゃる方を見つけ、その方々やオーナーと一緒にどう盛り上げていくか?と試行錯誤するところが似ているんでしょうね。
小さな成功体験は、これまでの経験や人とのつながりをコミュニティに活かせたこと。前職の上司が、この地域出身だったことを思い出し、経営人材としてのメンバーインタビューを依頼したんです。そうしたら、まさに秒でご快諾いただきました! さらに、地域に貢献できる経営者はたくさんいる、と紹介リストまでくださいました。
一番最初に関わったコミュニティのイベントも、人事の時にお世話になった方にお願いすることができました。まさに、ソーシャルキャピタルを活かすことのできた体験だったと感じます。
────今後、どのような取り組みをしていきたいと思いますか?
小関:
今後のことを考える時、立ち返るのは、やはり自身のパーパスですね。
地域での人材開発に貢献したいという思いは生涯を通じて持ち続けていたいですし、その仕組みを作ることを続けていきたいです。
福津市での場作りの取り組みにしてもそうですが、つくづく自分は、コミュニティによって変化していく人たちのキッカケを作ることが好きなのだなと感じます。
特に影響を受けたのは、育休を有意義にするコミュニティでした。参加メンバーがコミュニティでの経験から様々に影響を受け、その後の人生を変えていくところを目の当たりにしました。
ここでは、個人が設定したテーマの下、メンバーと共に短期間で様々なプロジェクトを回していくという試みがあり、私もコミュニティデザインと広報のプロジェクトを実践しました。経験がなくても興味があることを試せる、というところがとても良かったので、こういう取り組みを地域でもやってみたい、と思っています。
私自身がこれまで多様なコミュニティに所属して、「やってみたい!」「話してみたい!」「こういう考えを持っている」と発言してみたことで、フィードバックによる気づきや新しい体験ができ、自分をより良い方向へ導いてもらった経験を大切にしています。
だからこそコミュニティの可能性を信じており、主体的に動いてみた時により良い方へ変わってゆく、といった個人では成し得ない体験をより多くの方にしていただけたら嬉しいなと考えています。
個人が思っていることを発信し、手伝ってくれる人を見つけ、チームとなり、それが組織に還元されていくという好循環。そして、「話してみたい」「一緒にやりたい」とコミュニティへ参加する方に感じていただけるようなキッカケづくりを、CSとしても、個人としても、実践し続けたいと思っています!
────小関さん、ありがとうございました!
▼これまでのCPメンバーインタビューも、ぜひご覧ください!
【CSメンバーインタビューvol.1】「コミュニティに育てられました」踏み出せば踏み出すほど面白くなるコミュニティ体験
https://www.wantedly.com/companies/tailorworks/post_articles/418478
【CSメンバーインタビューvol.2】地域おこし協力隊からCSへ 現場での実感をいかし偏りのない社会へ
https://tailorworks.com/news/cs_interview3/
テイラーワークスとは
テイラーワークスは、「世界を変えるつながりを創る」をミッションに、「ひらめきにときめく社会」をビジョンに掲げ、コミュニティアプリ「Tailor Works」やコミュニティ運営ノウハウを市場に提供しているコミュニティプラットフォーマーです。
オープンイノベーション関連の施策や社会課題解決、社会的成果を創出できるプラットフォーム構築など、課題解決やコラボレーションをテーマにしたエコシステム創出と、コミュニティコンサルティング支援を手掛けています。
当社が提供する「 Tailor Works 」は、ユーザー間の課題解決やコラボレーションを促進するコミュニティアプリです。
コミュニティマネジメント機能を始め、ユーザーが課題や相談を掲出し、コミュニケーションを促す体験設計が特徴のため、オープンイノベーション関連の施策や社会課題解決、共創プラットフォームなど、課題解決をテーマにしたエコシステムとコミュニティの創出に適しています。
コミュニティコンサルティング等の伴走支援もあり、大手エンタープライズ企業や地域金融機関、自治体などで導入が進んでいます。