ArtSticker主催による、気鋭アーティストが集まる関東最大級の共同アーティストスタジオ「スタジオ航大」の選抜グループ展を、2023年8月5月(土)より六本木「アートかビーフンか白厨」にて開催
アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」を運営する株式会社The Chain Museum(本社:東京都渋谷区、代表取締役:遠山正道、以下「The Chain Museum」)は、8月5日(土)〜9月9日(土)まで、「アートかビーフンか白厨」にて茨城県取手市にある気鋭アーティストが集まる関東最大級の共同アーティストスタジオ「スタジオ航大」の選抜グループ展を開催いたします。
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≫https://bit.ly/3pjO02f
※出展作品はArtSticker限定で先着制にて販売受付いたします
開催概要
六本木に2023年4月にオープンしたアートギャラリー「アートかビーフンか白厨(パイチュウ)」にて、茨城県取手市にある気鋭アーティスト約30名が集まる関東最大級の共同アーティストスタジオ「スタジオ航大」から、8組の選抜グループ展『Focus the STUDIO KODAI』を開催いたします。本展はアート・コミュニケーションプラットフォームArtStickerが主催による展覧会で、会期は2023年8月5月(土)〜9月9日(土) となります。
本展は平面・立体作品を組み合わせた構成とし、各作家の新作旧作作品を展示しSTUDIO KODAIにフォーカスする空間となります。
出展作家は今井恵、太田桃香、奥村岳史、小津航、表良樹、増田将大、山田孟、山田 優 アントニ。
今井恵は、シルクスクリーンを刷る過程で身体を介することで発生するヒューマンエラー(ミスプリント)をアイデアの起点とし、「ものごとのとらえ方」や「視点の選択」をテーマとし制作しています。最近では、版を刷る行為を通じて予期せぬイメージを即興的に作り出し、鏡にストライプ模様をシルクスクリーンプリントした「mirror(stripe)」などのシリーズを制作しており、いずれの作品も人の視覚や経験から生じる認知の仕組みについてのアプローチがなされています。
太田桃香は、 京都で日常的に目にする山に興味を持ち、作品のテーマとしてきました。山を見た時の感情と、絵を描いている時の感情が似ていることから、山と絵を結びつけて制作をしてきた背景があります。現在では、あらゆる日常と絵を描くことの関係に興味を持ち、描くことが生活の内側ではなく、並行してあると考え、状況を整理しながら、制作しています。
奥村岳史は、趣味である古着収集やリサイクルショップでのアルバイト経験を通して風化や劣化などの現象に興味を抱き、物体が持つ記号的な価値と本質的な価値の変化に着目した絵画作品を制作しています。その表現方法として、描いた絵を塗膜として支持体から引き剥がし、それらを熱湯や流水に晒す事によって混ぜ合わせる手法を用いています。
小津航は、東洋美術の山水画、浮世絵、洋風画や西洋美術の空間やモチーフなど過去の美術作品を参照しながら油彩画を制作しています。昨今は「静物画」、「風景画」、「人物画」という絵画の基本の主題を通じながら、東洋的絵画空間にみられる(画家とモチーフとの関係性)や(絵画空間の設定)といった関係に注目をして東洋美術を再考するような制作を行なっています。
表良樹は、地殻変動や大気などの自然現象に着目し、生活者の視点では捉えづらい巨大な運動を彫刻作品などに投影する事で、身体的に実感し得る表現を試みています。また制作過程の多くを「現象」に委ねることで、自らの手では生み出すことのできない「力」を表現しています。
増田将大は、対象となる何気ない風景を撮影し、その画像をプロジェクターで同じ場所に投影しています。再び同じ視点で撮影するというプロセスを複数回くり返し、さらにそれをキャンバスの上にシルクスクリーンで刷り重ねることで、多数の図像と絵具の重なり、掠れを孕んだイメージを映し出しています。
山田孟は、 日本の文化や歴史、それらを自己の解釈の元、現代的な価値観や視覚情報と照らし合わせ、画面上に油彩と現代的なマテリアルのレイヤー(層)によって表現する方法を試みています。また幼少期からアニメやゲームに影響を受け、アーティストとしての活動以外にも、キャラクターデザインやイラストレーター、デッサン講師などと多岐にわたる活動をしています。
山田 優 アントニは、日本・フランス・スペインにルーツを持っています。 代々肖像画家を生業とする家庭で育ち、自身も肖像画の形式を用いた絵画の可能性を模索し続けています。また最近では第26回岡本太郎現代芸術賞展(TARO賞)に入選するなど注目を浴びています。
「実験的」「コミュニティ」「多様性」と共通言語を持ち合わせる2つのプラットフォーム、スタジオ航大とArtSticker。この双方が共鳴する、夜のギャラリー空間をぜひ会場で体験してみてください。
※出展作品は全てArtSticker限定で先着制で販売をいたします。
展覧会ステートメント
[Focus the STUDIO KODAI]
シェアスタジオは現代のアートムーブメントの縮図のようなものである。
STUDIO KODAIは年齢、出身、コミュニティ、キャリアを超えて30名ほどの作家が集まっている。
それぞれが近すぎず適度な距離で制作を行っており、さまざまなメディアで個人背景や社会意識を表現し、それらを通して「現代」の多様な価値観を垣間見ることができる。
本展示の大半の作家が2010年前後に思春期や学生時代を過ごし、スーパーフラットやマイクロポップやネオテニーなどを通過して作家として活動をしている。
歴史を区切るような大きなムーブメントを追いかける美術運動は、1950年ごろに登場した現代美術により「現代」を集中点として更新し続けている。
本展示では、(物質的クオリティ)と(排外的な身体性)のどちらか、あるいは両方を顕著に見ることがでる作家を紹介し、シェアスタジオが外側へ展開することの可能性を試みる。
Focus:焦点、焦点整合、ピント、集中点、中心、(地震の)震源、(看護などの)記録
STUDIO KODAI(スタジオ航大):茨城県取手市にある、元ダンボール工場を改装した関東最大級のアーティストスタジオ
今井 恵 参考作品
太田 桃香 参考作品
INFORMATION
Focus the STUDIO KODAI
■会期:2023年8月5日(土)~9月9日(土)
※招待者限定のレセプション:8月4日(金)19:00〜22:00
■会場:アートかビーフンか白厨(パイチュウ)
■住所:東京都港区六本木5丁目2−4 朝日生命六本木ビル 2階(ANB Tokyo跡地)
■開催時間:17:00-23:00
■休館日:月曜日/火曜日
■観覧料:無料
■主催:ArtSticker(運営元:The Chain Museum)
スタジオ航大(STUDIO KODAI)とは
東京上野駅からJR常磐線で40分、茨城県取手市にあるSTUDIO航大は工場跡地を改装したシェアスタジオです。
STUDIO航大が始動して11年目となる現在もアーティストランで常に新陳代謝を行いながら平面、立体、映像、工芸、インスタレーションなど多種多様なメディアを扱う作家が25名あまり在籍しています。
近年ではCAPSULL、MARUEIDO JAPAN、GINZA SIX蔦屋書店、HIRO OKAMOTOなどSTUDIO航大にフォーカスをあてた展示が行われ、シェアスタジオとしての可能性を切り拓きながら活動を行なっています。
出展アーティスト情報
今井 恵 / IMAI Kei
奈良県生まれ。2019年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。
主な個展 2023年 “Like talking about the weather”/GALLERY MERROW(東京) 2022年 “Kei IMAI 作品展”/銀座蔦屋書店(東京) 2021年 “almost a month”/galleryそうめい堂(東京)
Instagram:https://www.instagram.com/keiimai_works/
今井景 参考画像
太田 桃香 / OTA Momoka
1997年静岡県生まれ。2020年京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)美術工芸学科油画コース、2022年愛知県立芸術大学大学院美術研究科(博士前期)美術専攻油画・版画領域修了。
主な個展に、「太田桃香 FUGA Dining Collaboration Exhibition」(FUGA Dining/東京/2021)、「生活ダンス」(ZINE gallery/京都/2021)、グループ展に、「愛知県立芸術大学卒業・修了制作展 木木木(もり)の卒展」(愛知県立芸術大学/2022)、「アートとTシャツと私」(haku kyoto/京都/2021)、「KUAD ANNUAL2020 フィールドワーク 世界の教科書としての現代アート」(東京都美術館)など。ARTISTS' FAIR KYOTO(2021)、コンテンポラリーアートフェア「Game Changer」(2021)に参加。
Instagram:https://www.instagram.com/_0921momo/?hl=ja
太田 桃香 参考作品
奥村岳史 / OKUMURA Takeshi
1991年愛知県生まれ。2016年名古屋芸術大学大学院同時代表現研究(洋画)修了。
主な個展に、「Scramble paintings」(銀座蔦屋書店/インフォメーションカウンター前/2022)、「The Serial Piece」(Art space & Cafe Barrack/愛知/2017)、グループ展に、「KODAI vol.1」(CAPSULE/東京/2019)、「drop by the loop」(オアシス21/愛知/2018)、「Compound eyes -周辺の視覚 -」(東京造形大学 ZOKEIギャラリー/東京/2017)、「Focus Flowing」(GALLERY MoMo Projects/東京/2016)など。
Instagram:https://www.instagram.com/takeshiokumur/
奥村岳史 参考作品
小津航 / OZU Wataru
1991年東京都生まれ。2017年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。
主な個展に「on the Table」(GALLERY MERROW CAFE/東京/2023)、 「on the Ground / on the Table」(MARUEIDO APAN/東京/2022)、「「リンゴの星」( 弘前れんが倉庫美術館 BRICK壁面/青森/2021) グループ展に 「スガオヅオー」(KOMAGOME1-14cas/東京/2023)、「作家は何を見ている?」(GALLERY SCENA/東京/2023)、「次風景 Post landscape」(ASTER/石川/2023)、「ANTENNA KODAI」(HIRO OKAMOTO/東京/2022)、「Nouvel Horizon Japon」 (ギャルリーためなが/パリ/2021) アートフェアにART FAIR TOKYO 2023、ART FAIR ASIA FUKUOKA 2022、Asia Now 2022 (Paris)など。
Instagram:https://www.instagram.com/ozuwataru/
小津航 参考作品
表良樹 / OMOTE Yoshiki
1992年大阪生まれ。2014年京都造形芸術大学美術工芸学科総合造形領域卒業、16年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。
主な個展:2022年 「 Tectonics_skull」 銀座蔦屋書店(東京)2019年 「等身の造景」kanakawanishi gallery(東京)
主な展示:2023年 「有楽町ウィンドウギャラリー2023」bois de gui(東京)2022年 「ART MART」 MARUEIDO JAPAN(東京) 「休憩所の美学」 ソノアイダ#新有楽町(東京)2021年 「KODAI vol,2」CAPSULE(東京) 「あさごアートコンペティション」 あさご芸術の森(兵庫)2020年 「Anthropocene」GINZASIX蔦屋書店(東京)2019年 「FIND YOUR ART - 大切な人への贈り物」MARUEIDO JAPAN(東京)「瀬戸内国際芸術祭2019」粟島海洋記念館(香川) 「OPEN STUDIO 2019」スタジオ航大(茨城) 「群馬青年ビエンナーレ2019」群馬県立近代美術館(群馬) 「Canal Links2019」B&C HALL (東京)※鯰[Namazu]として参加2018年 「六甲ミーツアート芸術散歩2018」六甲山カンツリーハウス(兵庫) 「セルフもっとサテライト(地を仰ぐ)」ondo STAY&EXHIBITION(東京) 「Insecure Tide Land(不安的な干潟)」WINWIN ART 未藝術(高雄)
Instagram:https://www.instagram.com/yoshikiomote/
表良樹 参考作品
増田将大 / MASUDA Masahiro
1991年静岡県生まれ。2020年東京藝術大学博士後期課程修了。
主な個展に「増田将大 個展」(日本橋三越本店/東京/2023)「Scattered and Connected」(MARUEIDO JAPAN/東京/2022)、「散在し接続されている」(京都岡崎蔦屋書店 GALLERY EN ウォール/京都/2022)
Instagram:https://www.instagram.com/masudamasahiro/
増田将大 参考作品
山田孟 / YAMADA Hajime
1987年千葉県生まれ。2014年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。
主な展示 『-黥面-GEIMEN』(銀座蔦屋書店/東京/2023)
Instagram:https://www.instagram.com/yuanthonyyamada/?hl=ja
山田孟 参考作品
山田 優アントニ / YAMADA Yu Anthony
1987年静岡県生まれ。2012年愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画版画領域修了。
主な展示に、「第26回岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館/神奈川/2023)、「fragments」 (REIJINSHA GALLERY/東京/2021)、 梅津庸一キュレーション展「フル・フロンタル 裸のサーキュレイター」(MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY/東京/2020)、「人物に託す意思 山田優アントニ×川島優」(浜松市秋野不矩美術館/静岡/2017)などがある。
Instagram:https://www.instagram.com/yuanthonyyamada/?hl=ja
山田 優アントニ 参考作品
会場:GALLERYについて
アートかビーフンか白厨 とは
ArtStickerを運営するThe Chain Museumがプロデュースする飲食&アートギャラリーです。再開発で取り壊しの決まっている雑居ビルにて毎月プロジェクトを企画します。
▽Instagramアカウント
https://www.instagram.com/paichu_roppongi/
▽ギャラリーページ
https://artsticker.app/paichu
ArtSticker(アートスティッカー)について
株式会社The Chain Museumが運営する、アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっています。
また、ArtStickerはデジタル上だけでなく、リアルでユニークな場所と出会うことで、アートやアーティストが世界と直接つながることを希求しています。
▽ArtSticker Webサイト
≫ http://bit.ly/3ZeK8vS
株式会社The Chain Mueum 概要
社名 :株式会社 The Chain Museum(読み:ザ・チェーンミュージアム)
所在地 :東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階 代官山TOKO
代表者 :代表取締役 遠山 正道
▽株式会社 The Chain Museum 公式Webサイト
≫ http://bit.ly/3y2cttp