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「大阪自然災害を助太刀したい」僕達の取り組み報告

助太刀CS担当の掛川です。

ブログ初登場なので似顔絵を載せておきます。



皆さんも記憶に新しいかと思いますが、今年の夏、超大型の台風が日本列島を直撃しました。中でも関西地域への被害は深刻でした。

そんな中、9月の中旬に助太刀の社員宛に1件の連絡がきました。

連絡をくれたのは大阪でリフォーム会社を営んでいる中島さんという方。

話を聞くと、今回の台風で屋根が破損した家が非常に多く、修復する「屋根職人」さんが足りないとのこと。

交通費と宿泊費を全額支給するからどうにか全国の屋根職人さんに支援の呼びかけをしてくれないかとの連絡が。

大阪の台風被害の状況はテレビやSNSなどで知ってはいましたが、自分が東京在住ということもあり、ここまで被害が深刻だったとは思いませんでした。

(この写真は、大阪の堺市周辺で撮ったものです。ビニールシートで応急処置されている屋根が何軒もありました。)

(この写真は台風の影響で和瓦が破損したものです。)

まずは依頼をくれた中島さんに、被災状況や必要な職人さんを確認。社内で情報を共有し、助太刀としてどのように動いていけばよいか検討しました。

そして、大阪災害支援という特設ページをアプリ内に掲載。また中島さんが必要としている条件に当てはまる職人さんに手当たり次第にコールセンターから電話をかけ(勢い余って発注元である中島さんにも支援依頼の電話をしてしまいました、、すいません、、)事情を説明し大阪に支援に行って頂けないか交渉しました。

また、弊社に出資をして頂いているニッポン放送さんもラジオで告知をして下さいました。ご協力頂きありがとうございました!

その結果、全国から十数人の職人さんが名乗り出て下さいました。

そして先日、今回の件でマッチングした発注元である中島さんと、長野から駆けつけてくれた新海瓦工業の新海さん(ご兄弟。)に、ご協力頂いたお礼と現状視察を兼ねて大阪にインタビューをしてきました。

ー新海さん、今回の災害支援を引き受けて頂いた理由をお聞かせください!

新海さん「以前アプリを入れて、放っておいたら突然助太刀サポートセンターから電話があって(笑)長野での仕事もあったのですが、和瓦の職人を探しているとのことだったので、あまり深くは考えずに行ってみようかなと(笑)最初は正直、ほんとに工事代金支払ってくれるのかな、メッセージでしか連絡してないけど中島さんってどんな人なんだとか、不安なことだらけでした。でも、いざ中島さんに会ってみたらすごく良い人で仕事しやすかったです。あとは大阪初めてきたんですよね。関西の屋根屋さんって社寺をやられている方が多くて、よそ者は受け付けないっていうイメージが僕の中にあって(笑)なので、こうして大阪の屋根の仕事を中島さんと出来てよかったです。」

ー新海さんとご一緒に仕事されて、印象はどうですか?

中島さん「新海さんと出会えたのは幸運でした。こんなにいい職人さんはなかなかいないよ。もちろん助太刀さんにも感謝はしてますが、本当にびっくりしてます。大阪の南の方とかまだまだ被害が多くて、やることもたくさん。特に、今回の災害で屋根に和瓦を使用している住宅の被害が多かったので、新海さんのような和瓦のスペシャリストが支援に駆けつけて下さったことは本当に奇跡ですよ。最近では、和瓦を扱っている職人さんも減ってきていますしね。今回のご縁は大切にしていきたいなと思ってます。新海さんにはこれからも引き続きお仕事をお願いしていきたいですね。」

ー新海さんが和瓦の職人になったきっかけは何ですか。

新海さん「じいちゃんが和瓦の職人だったんですよ。それで僕が今の新海瓦工業を引き継いだんです。長男が生まれた時に建築科や左官科も勉強したのですが、最終的に瓦職人に戻りましたね。今は瓦屋続けてきてよかったと思ってます。うまく伝わらないかもしれないけど、職人やってるとコツとういか、そういうのを掴む時があって。その時の快感がたまらないんですよね(笑)僕はこの仕事に誇りを持ってます!いつか自分の子供たちが成長した時に瓦屋の魅力が伝わるように頑張っていきますよ!」

ー中島さん、修復作業は落ちついてきましたでしょうか。

中島さん「まだ100軒近くの修復作業がある状況です。ほんとにしんどいなと思う時もありましたけど、助太刀さんの協力もあり、なんとかやってこれています。とにかく今は被害にあわれた方が1日でもはやく安心して生活できるように引き続き全力を尽くしていきます!」

仕事の合間を縫ってインタビューに協力して下さった中島さん、新海さん本当にありがとうございました!

新海さんは助太刀のステッカーを気に入って下さり、普段仕事で使っているヘルメットと、なんと車にも貼ってくれました!!嬉しいですね!

今回のインタビューを通じて驚いたのは、職人さんに自分たちが思っている以上に感謝されたことでした。職人さんは普段からこういった災害支援などをやっています。

自分の仕事に誇りを持ち、朝早くから夜遅くまで世のために黙々と仕事をされている職人さんは本当にかっこいい。

このようなかっこいい職人さんたちを広めていくのも私たちの使命だと感じています。

今回は発注者である中島さんが声を上げてくれたからこそ実現した災害支援の動きでした。日本は台風以外にも、津波や地震など天災が避けられない国。つい先日は北海道で大きな地震がありました。こういった震災・災害について、これからは助太刀自らが行動し、職人さんと一緒に対応できるような仕組みを整えていこうと思います。

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