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日本初の家具サブスク/レンタルの始まり

スタイリクスのサービスを開発する際、家具選びの課題はコーディネート相談サービスで一つ解決されると考えていました。( →「コーディネート相談サービスの始まり」の記事参照)

コーディネート相談サービスの始まり | (株)フォー・ディー・コーポレーション
スタイリクスは、ひとりひとりの暮らしの夢を実現できるサービスを提供するお店として生まれました。 (→「スタイリクスが生まれた背景」記事参照) そこで提供するサービスとして開発された一つが、コーディネート相談サービスです。 家具選びが難しいのは、知識を得る機会がなく、購入頻度も少ないので経験が貯まらない上に、商品の種類が多すぎて全てを見て廻れないからです。 ...
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しかし、まだもう一つハードルがあることもわかっていました。家具は値が張る買い物になりやすいということです。

そもそも、サイズが大きな商品ですから材料の量や加工の大変さ、配送の大変さなどももちろんですが、新生活の際は一度に何点もまとめて用意する必要があるということも値が張る要因になっています。スタイリクスの場合は、コーディネート相談サービスを導入しようとしていたわけですから、なおさらです。

しかも、お引越しのような時は、他にも様々な理由で沢山お金が出ていく時期。払えなくはなくても、全て思い通りのものを買って貯金が減っていくのを見るととっても心細くなってしまいます。

そういう時には、割賦払いや、足りなければローンという方法もありますが、それらには金利や手数料がかかってきて、そこまでして…という気持ちになりますよね。更に、家具を揃え始める20代30代は、賃貸で暮らしていることが多く、まだその後のライフステージによって変化も多い。

実は、このビジネスを開発していた2003年のころ、私自身もアメリカの留学時代に買ったイケアの家具がボロボロになり、買い替えようとして家具店を見ていました。やはり結構するなぁと思って、レンタルにしようとレンタルサービスを探していました。欧米ではfurnished apartment(家具付き賃貸)や家具のレンタルサービスというのは結構一般的に使われていて、私も現地では利用していたからです。

しかし、見つかったのは、集会で使うためのパイプ椅子や病気になった遠方の家族に臨時でつきそうための簡易的なベッドなど本当に一時利用しかしないものか、海外からの偉い人が1~2年駐在するために利用されるとても高価なもの、しかも選ぶ余地がほとんどないもの、しかありませんでした。

そこで、日本でも欧米と同じように利用に応じて支払うことができ、初期費用をグッと抑えることができるサブスク型のレンタルを支払い手段として選べるようにしました。こうして2003年に日本で初めて家具のサブスク型のレンタルが生まれました。

私達は、経済性と同時に暮らしの変化への対応も考慮したいと考えました。提供したいのは、家具そのものではなく、家具が入った後の「暮らし」だったからです。

そのために、一般的なレンタルやリースと違い、返却・買取・継続が自由にできる仕組みにしました。レンタルというと、「一時的な利用」や「中古品のシェア」「お試し」「次々に入れ替える」といったイメージがあるかと思いますが、スタイリクスのレンタルシステムは、それらとは全く異なる視点で、理想の暮らしづくりをサポートするという価値提供のために存在しています。

これで、上質な暮らしを小さな負担で始められ、将来の変化にも柔軟に対応しつつ、いざという時には低コストで済ませられるスタイルを実現し、コーディネート相談サービスとの両輪によって、スタイリクスのサービスが回り始めたのです。

スタイリクスが生まれた背景 | (株)フォー・ディー・コーポレーション
スタイリクスのサービスは、今でこそ、サービスやシステムの一部を模倣する会社がいくつも出てきて、一般的なものになりつつありますが、2003年始めた当初はとてもユニークで、当時は「このサービスはどういうきっかけで思いついたんですか?」とよく聞かれました。ここでは、それについてお話したいと思います。 このサービスを始めた背景は、私の留学時代までさかのぼります。 ...
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