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プロダクトデザインからCGクリエイターに【隣のスタイルポートさん 7つの質問 vol.3】モデリンググループ 柿沼良さん

プロダクトデザインからCGクリエイターに

こんにちは!スタイルポート採用チームです。スタイルポートメンバーの横顔をお伝えする「7つの質問」メンバーの人となりや、スタイルポートのカルチャーについて、知っていただく機会になれば嬉しいです。

vol.3は、2023年度上期にMVP受賞した、モデリンググループの柿沼良さんです。

【略歴】高校生時代にものづくりへの関心からプロダクトデザインに興味を持ち、中央工学校インテリアデザイン科を卒業、美術造形企業に就職。企業からの発注を受け美術作品やテーマパーク造形物の制作に携わる。2019年7月スタイルポート入社、2023年度上期MVPを受賞。

1.現在の仕事内容と、仕事でワクワクすることを教えてください。

テクニカルアーティストと呼ばれるような仕事をしています。クリエイターとエンジニアの間に立つ役割です。クリエイターが求めていることを実装しやすいようにエンジニアに説明したり、エンジニアが作っているROOVのエンジンの仕様を、クリエイターが使いやすいようにするためのツールを作ったりしています。
仕事でワクワクするのは、新しいことに挑戦している時ですね。今まで使ったことがないツールの使い方や、知らなかった物理現象について調べたりしていると、「そういうことだったのか!」と世界が広がる感じがあって、ワクワク、面白いなと思います。例えば素材に光が当たった時にどの様に光が反射して色が見えるのかとか、光が反射したり吸収されたりして艶感が表現されるとか。普段は全然気にしない当たり前のようなことも物理現象にまみれているので、そういったことも勉強しています。CGって現実のものを、いかに計算量を少なく、嘘なんだけど本当っぽく見えるようにするかなんですね。そうすると物理現象や数学を勉強しないと思った通りに再現できないんです。知らなかった世界の真理を覗き見して、自分のやりたいことが増えるのが面白いと感じています。

2.なぜスタイルポートに入社しようと思いましたか?決め手を教えてください。

前職とは全く違う業界なのでどうかな?とは思っていたのですが、もともとインテリアが好きだったというのが一つ。それから、転職の動機としてデジタルでものづくりができる環境を求めていたので、その環境構築に力を入れていることが大きかったです。
前職の頃から、人の手でやっていることをデジタル化することで、いつ誰が作っても同じクオリティのものを効率良く制作でき、事業としてよりスケールできるのではないかと考えていました。デジタルであれば、一度作ったものを何回も利用できたり、ツールを使えば人の力量に影響されることなくクオリティを保つことができるので、デジタル化はやっていかなければと思っていたんです。
それから、当時CG Worldにスタイルポートの記事が掲載されていて、経営陣のクリエイターに対する理解があると感じたのも大きかったです。効率良くものづくりをしていくための組織作りをしていることがわかりましたし、実際に面談で代表の間所さんと話した時に、論理的かつ穏やかながらも「こうしていくべきだ!」というしっかりとした思いを聞くことができ、経営者としても信頼できる方だなと思ったのが決め手でした。

3.入社して驚いたことはありますか?

一番驚いたのは、ドキュメントがすごく整っている!ということですね。最初、そのドキュメントを見て仕事をしてくださいねと言われた時は、「ん?どういうことだ?」と不安に近い部分もありましたが、実際にドキュメントを見てみたら「おお、わかるなあ!」と。凄く丁寧に全部書かれていたんですよね。細かいところは随時質問をして、本当にほぼドキュメントだけで仕事を進めることができました。前職では見て盗めという感じも若干あった位なので、ドキュメントがあって皆がそれを見て同じように進めることができるというのはとても驚きましたね。ドキュメント化は今でもグループとして大事にしている文化です。

4.一番テンションが上がった仕事やエピソードを教えてください。

入社して半年くらいは決められたドキュメントにしたがって ROOV walk を作成したり、どれくらい早く作成できるかといったところに取り組んでいました。入社半年後くらいからは、ワークフローやツールをもっと改善したいなと思い始め、それまでやったことはなかったスクリプトを覚えて色々なミニツールを作るようになりました。そうしたことでどんどん、どんどん世界が広がりましたね。
ツールを作るには、3dsMaxなどの今まで用意されたUIで使っていた裏の処理を理解しないと作れないんです。今まで知らずに使っていたボタンが「こういう処理をやっていたのか!じゃあここを変えればもっと良くなるんじゃないか?」という感じで、すごく世界が広がった瞬間だなと感じますね。

5.3つのOur Valueの中で一番好きなValueは何ですか?

Be Innovativeがやっぱり一番好きです。どんどん知らないことを知りたい、新しいことを覚えていきたいという欲求が大きくありますし、やっていきたいと思っているんですが、会社としてもそれを大事にしている、同じ考えを持てているというのは嬉しいですね。
「もっともっと」というのは自然にやっているんですよね。お風呂に入っている時に「あれっ?このやり方あんまり良くなかったな、こうした方が良かったかもしれない」とふと思ったり、寝る時に「明日起きたらまずやってみよう!」だったり。
試行錯誤するのがそもそも好きですね。考えている行動や時間が好きなんです。結果が失敗してもよくて。頭の中の考えをアウトプットする、その結果を見るのが好きなんだと思いますね。造形屋さんだった時は粘土で作ったり、発泡スチロールを削って形があるアウトプットを見て「楽しいー!」とかでしたが、今はそれがワークフローで発揮されているということなのかなと思います。

6.休日はどんな風に過ごしていますか?

寝ているかゲームかCGの勉強をしています。ロングスリーパーです。ゲームは雑食ですね。 PlayStation 5 だったり Switch だったりのメジャータイトルなどをやってます。気に入ったゲームは繰り返しやるタイプです。
でもどちらかというと、特にスタイルポートに入社してからはCGの勉強をしている方が多いですね。勉強したいときは勉強、したいものがあればゲーム、したいゲームがなければ寝ると極端な感じです(笑)。CGの勉強はモデリング系が多いですね。あとはスクリプティング。新しいツールの機能を使ったり、今まで使っていなかった関数を使ってコーディングしてみたりとか、仕事の時間に触れないものを調べたりしています。

7.今後挑戦したいことは何ですか?

今はまだ、ROOV walk は特定のツールを使わないと作れないというか、作りづらいのですが、一般的なツールで誰でも簡単に作れるようにしていきたいですね。そして ROOV walk の活用の幅を広げていきたいと思っています。
ROOV をもっと世の中に広めて、面白い使い方を見つけてもらいたいです。ROOV walk は今はウォークスルーのためのツールの側面が強いですが、エディターなど3Dデータを扱うプラットフォームとして発展していくのを、いちクリエイターとしても楽しみにしています。

スタイルポートについて

スタイルポートは「空間の選択に伴う後悔をゼロにする。」をMissionに、「グローバルで利用される3Dコミュニケーションプラットフォーム」をVisionに掲げ、住宅販売の変革を目指し唯一無二の空間コミュニケーションプラットフォーム『ROOV(https://styleport.co.jp/roov/)』を開発、提供しています。

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