【イベントレポートVol.2】ミッション・バリューはこう変わった!~遊び心とスタプラらしさ、そして「発信したい」と思えるもの~
こんにちは、スタディプラス 黒須です。昨日に続き、6月29日に実施した、全体会議についてお伝えします。
一記事 5~10分ほどで読み終えるボリュームですので、隙間時間にぜひご覧ください!
前回の記事はこちら
前回は、2018年1QのMVと、スタディプラスの今、そして今後起こりうる組織課題についてお伝えしました。
今回は、組織課題解決のために作られた「COO室」と、新しいミッション・バリューについてお伝えします!
組織作り・インナーコミュニケーションにご興味ある方、ぜひご覧ください。
ではまずは、人数が急激に増えるにしたがって発生し得る組織課題ー会社のことが自分ごとにならなくなったり、知らないこと・知らない(話さない)人が増えてしまうことーを解決するための新組織「COO室」についてです。
COO室について
さて、2018年7月から新たに「COO室」が設置されました。
メンバーはCOO宮坂と、私(黒須)の二名です。
COO室のミッションは、「情報の非対称性の解消/社内外への情報伝達」です。
スタディプラスとは何ぞやという価値観を共有し、時間を共有し、ストーリーや成功体験を共有することによって、ミッションを実現していこうと考えています。
具体的には、①ミッション/バリューの浸透、②ミッション/バリューを体現するイベントの開催、③ミッション/バリューを体現する成功体験の発信がやるべきことです。
COO室の設置にあたり、既存のミッション/バリューを再考し、新たに作ることになりました。
マネジメントメンバーが二日間かけて決めたのですが、なぜ変えるのか?新しいMissionへの想いは何か?についてご紹介します。
ミッション
旧ミッション「学ぶ喜びをすべての人へ」
「学ぶ喜びをすべての人へ」は社内に浸透していて、Slackでも「学ぶ喜び」というフレーズをよく見かけます。
(スタディプラスのライブラリ制度はこちら!)
一方で、解釈には迷いがありました。
例えば・・・「学ぶ」は受験勉強が中心なのか? 「すべての人へ」とあるものの、Studyplusのメインユーザーである中高生のことなのか?といったものです。
新ミッション
元々社内に浸透している「学ぶ喜び」というフレーズは変えずに、次のような副題を追加しました。
学び とは
世間で多く持たれている「学び」のイメージは、勉強 特に受験勉強で、意識が高い人が行うことだと思います。
一方で本来の学びは、勉強や受験勉強に限られないもので、その人の変化であり成長であり、つまり生きることそのものではないでしょうか?
今、世間で思われている「学び」と本来の「学び」の意味のギャップを埋めるため、スタディプラスはこれまでの「学び」という概念を変え会社であろうと思っています。
学びとは本来、もっと自由で、楽しいものだと考えています。
学ぶ喜びをすべての人へ、とは
一方で、「学んだ方が良いよ!」「学んでステップアップしよう!」と一方的に伝えることは、押し付けがましく、どうも違和感があります。
スタディプラスのサービス(Studyplus・Studyplus for School)は、コンテンツを持たない学びのプラットフォームです。
スタディプラスは「学ぼうよ!」とプッシュするのではなく、スタディプラスのサービスは「学びと出会う場」であろうと考えました。学びと出会う場を用意したら、後は何を学ぶのか?何を目指すのか?はユーザーの自由です。
また学びたいと思っている人の学びを継続することにより、その人が目指す目標や夢の実現を支援する会社でありたいとも考えいています。
つまり、その人の目標や趣味趣向に関わらず、全ての人が学びと出会い楽しむことが出来るサービスを提供する会社だ、と考えました。
新しいバリューを考えるにあたって
元々バリューは、下記の4つでした。
・成功するまでやり続ける
・より高い目標に挑戦することを楽しむ
・常に学び、変化し続ける
・チームに対してポジティブな影響を与える
こちらは、あまり社内に浸透していませんでした。恥ずかしながら、私もすべては覚えておらず・・・
文量が多く覚えにくく、また「スタディプラスらしさ」があまりありませんでした(覚えられなかった言い訳ではありません!)。
バリューを新たに考えるにあたっては、覚えやすさと個性、そして社内外に自ら発信できることを重視しました。具体的にはこの通り。
- 覚えやすい
- 箇条書きなら3つ以内に
- ひとつひとつを10音以内に
- 個性的
- 頑張ろう!のように一般的なものは使わない
- 正確さより、面白さ、少しの違和感
- 社員自ら社内外に発信できるもの
- かっこよさ、誇らしさ
- Tシャツに出来るか
新バリューは3つ!「らしさ」と少しの違和感
こうして出来上がったのが、この3つの新しいバリューです。スタプラらしさと、印象に残るように敢えて違和感のある英語の組み合わせにしています。
Dive to Learnは学習者のことを第一に考え、また自分たちも学び、学びに没頭しようという思いが込められています。
Fail Forwardは価値あるものを作るには失敗が必要で、だからこそどんどん失敗して学び、前に進もうという思いで、作られました。
そして最後、Far Togetherは「早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」というアフリカのことわざをCTO島田が見つけてきて、そこから着想を得たとのこと。
私たちが目指す「学ぶ喜びをすべての人へ」は、大きくそう簡単には実現できない目標です、だからこそバックボーンが違うメンバー同士寛容になり一緒に進んでいこうという思いです。
バリュー浸透施策第一弾、サプライズでTシャツを作りました!
ここで、バリュー浸透施策第一弾・・・ということで、COO宮坂とデザイナー小松さんがサプライズで進めていたTシャツを紹介。
Tシャツを作ろう、という話が宮坂からあったのは一週間前のことだったそうで、納期に間に合わせるために小松さんご自身でTシャツを60枚購入し、プリント屋さんに持ち込まれたそうです!
少し癖があって、優しい印象の新バリューが個人的には気に入っている、と小松さん。
Dive to learn/Fail Forwardを意識して、PCに突っ伏した赤ちゃんの写真を選んでくださったそう。また、多様性を許容する・寛容な心を持つFar Togetherを意識して、Tシャツのカラーを三色にしたそうです。
一人一枚選んだのですが、どの色もおしゃれで色違いでほしい・・・!選び難かったです。
会場からも「オシャレ~!」「ほしい!」なんていう声が上がっていました。さすが小松さん、頼もしいです!
さて、ここで宮坂からの話は終了です。続いては、Studyplus企画部部長 島田豊さんによるパネルディスカッションです。
二回目のレポートは切りのいいこちらで区切ります。ご一読ありがとうございました。
次回はパネルディスカッションと、7月から当社の社外取締役になっていただいた安藤先生によるお話です。
次回でレポートも最後です、更新は明日!
ぜひご一読ください。
では。