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世界一のメンターの元で学んだ、自律成長組織、そしてコロナ環境に対応するヒーローチームとは?

博報堂DYグループの STORIES®STORIES® INTERNATIONALは、ハリウッドや東京を拠点として、画、広告でのキャリアを持つ40人以上のクリエイターをマネジメントし、世界のブランド・オーディエンス向けに統合広告キャンペーンからブランデッド・エンターテイメント、CM、MVまで幅広く、企画制作〜配信・調査まで行っています。

好調な業績を受けて、2018年STORIESは博報堂DYM Pから更にシリーズCとして3億円(約270万USドル)の増資を行い(現在の資本金・準備金は合計4.35億円)、更に組織成長を進めていく計画を持っています。
代表の鈴木は東京と米国を往復しながら、クリエイティブブティックとしての事業成長を促進してきましたが、今回は鈴木にSTORIESの成り立ちや特に今後の人事・組織成長の展望についてインタビューを行いました。

なぜS T O R I E Sなのか?

子どもの頃からずっと、映画や小説などの物語の力や文学の力に強く惹かれていました。
それが『STORIES』という社名にした理由です。
デバイスやスクリーンの数が増えるにつれ、SNSやニュース、ドラマ、ゲームといったあらゆる情報が広告コミュニケーションの競争相手になっています。ネットフリックス、アマゾン、Hulu、ディズニーやアップルのアドフリーモデルで週何時間~何十時間も視聴するオーディエンスは、その間一切、広告に接触しないのです。生活者はお金を払って、広告を見ない選択肢を手に入れたのです。
ブランド、広告主もメディア環境変化に対応するために、能動的に生活者、観客が観たくなるようなエンターテイメントに溢れたコミュニケーションを行っていく必要があります。
エンターテイメントに掛け算してブランドのメッセージを伝えていく、ブランデッド・エンターテイメントが広告の未来の一つの形として重要になると信じています。
そして能動的に見たくなるコンテンツに欠かせないのがストーリー、物語性そのものだと考えています。
*鈴木が共著・翻訳した、「ブランデッドエンターテイメント:お金を払ってでも見たい広告 宣伝会議出版」をぜひご参照ください。(https://brandedentertainment.jp/)

世界一のメンターからの学びとは?

私は博報堂に入社した当時から、コンテンツプロデューサーになるという明確な目標を持ち続けていました。
博報堂 、博報堂DYMPでの業務経験を経て、幸いなことに、ジョージ・ルーカスや、ロン・ハワードといった著名な卒業生を輩出した南カリフォルニア大学の映画大学院で映画テレビのプロデュースを学ぶ機会をサポートしていただきました。
この経験は映画やエンターテイメントビジネスで「次のレベルに進むためのパスポート」になりました。そしてアカデミー賞作品賞を受賞したアノニマス・コンテントのCEO、プロデューサー、スティーヴ・ゴリンにメンターになっていただく縁もいただきました。実質的に世界ナンバー1のクリエイティブ・コンテンツ会社となった、アノニマスコンテントのスティーブから、その事業運営と組織成長の一旦を学ばせていただいたことが、STORIESの設立とこれまでの成長に大きな意味を持っています。
スティーブにはスティーブイズムと言えるような、モットーがたくさんあります。ビジネスパーソンとしてもクリエイターとしてもエンタメ産業における最高の人物の一人と言っても過言ではありません。
わずかなメンバーでスタートしたプロパガンダフィルムズのシーグラム社への売却、アノニマスコンテント社の起業、そして2016年にはスティーブ・ジョブズの妻である、ローレン・ジョブズの財団との資本業務提携を行い、広告・オリジナルコンテンツ・クリエイターマネジメントを3事業を拡大しつつ、実質的なミニスタジオへと成長を促進してきました。残念ながらスティーブは2019年、惜しまれつつ亡くなりましたが、彼が作り上げてきたプロジェクトの数々、エターナルサンシャイン・50回目のファーストキス・バベル・レヴェナント・Mr. Robot・13の理由、True Detectiveほか50作品以上、そして広告分野
でも、イニャリトゥ監督のP&G Thank you MomやNike Write the Futureなど10億円を超えるような制作費をかけてしっかり結果を出したブランデッドエンターテイメントの数々、クリエイターの発掘という意味では、デビッド・フィンチャー、デビッド・リンチ、マイケル・ベイ、アレハンドロ・G・イニャリトゥ、アルフォンソ・キュアロン、アン・リーなど枚挙にいとまがありません。
そして何よりも最高のチームであるアノニマスコンテント社を1映像プロデューサー、クリエイターとしてではなく、しっかりと組織成長をさせてきた、ビジネスパーソンとしてのスティーブから学べたことは非常に大きかったです。スティーブは自分たちの強みを理解しながらも、常に産業のトレンドを理解しつつ、ビジネスとクリエイティブとロジックで繋いで、自律的に成長するチームを作り上げて行きました。真の意味で、世界一を目指せるプロフェッショナルな集団をつくり出したのです。
アノニマス・コンテントのビジネスモデルを学び、映画と広告、クリエイティブマネジメントという事業にヒントを得て、ハリウッドとアジアのクリエイター集団とともにブランデッド・エンターテイメントとオリジナル・コンテンツの両方をつくりあげるチームを「日本のストーリー・クリエイティブを世界へ」というミッションのもと、東京とLAの2拠点で展開し、おかげさまで現在10期目に入っています。

コロナ環境におけるヒーローチームへの変化。

当社はおかげさまで、直近3期は営業利益増益で、しっかりと成長をしてきました。
しかし昨年の2~3月にコロナショックがスタートし、米国と日本を行き来する中で、この事態にどう対応するか、特に先にロックダウンが始まっていたLAの状況を肌身で確認した中で、広告や映像コンテンツ制作がどこまで進められるのか?という危機感を持って検討し、私なりの考えをチームに共有しました。2020年4月1日にメンバーに伝えた事は、パンデミックは戦争と同義である、常識は変化するという事でした。その上で、戦時には必ずヒーローが生まれる、そのヒーローは自ら危機感を持って、先を見通し変化に適応したものしかなれない。しかし私、一人が頑張ってチーム全体がヒーローになる事は無い、ぜひメンバー一人一人がリーダーとなって、常に変化する環境に、怯えず、たじろがず、対応策を検討し、PDCAを回して行こうという話をシンプルに伝えました。
そしてその後の2020年の当社の仲間のプロフェッショナルとしての活躍と成長には、心から、驚きと感謝を感じています。自ら考えて、行動し、チームとして、個人としての成果を上げ続ける、ヒーロー達が、東京でも、LAでも数多く誕生しました。サン=テグジュペリは愛とは見つめ合うことではなく、同じ方向を見つめることであると語っていますが、この未曾有の危機の中でチームにリーダーとヒーローが数多く誕生したことで、同じ方向を向いたヒーローチームができてきたと頼もしく、そして誇らしく感じています。
結果、今年度末に向けて、この環境の中でも当社は東京、LA共に過去最高益を出せる状況が見えてきています。

人事組織成長担当者・責任者の仲間を募集しています。

スティーブが作り上げてきたアノニマス・コンテント社のような世界で最高と呼ばれるようなチーム、多くのポテンシャルの高いメンバーに仲間として参加してもらい、芸術的にも、商業的にも成功し、インパクトあるブランデッドエンターテイメントプロジェクトやブランドコミュニケーションを量産する、所属することが誇らしいチームへと更にメンバー一同で同じ方向を見つめて、進めて行きたいと考えています。
属人的と思われがちな、クリエイティブビジネスでありながら、ロジックとストーリーの組み合わせで売上、百億円規模の組織へ成長をさせてきたアノニマスコンテント社のような成長をするために、大企業勤務とベンチャーのスケールの両方に携わったことがある方、クリエイティブな産業の中で、ビジネスを日本のみならず米国でもしっかりと成長させていける気概とスキルのある方に仲間になっていただきたいと考えています。
そのためには新しく仲間になっていただく、メンバーの選定や、フィットが最も重要です。

3億円の増資を経て現在日米で25名のチームを2024年までに140名程度まで拡大する計画を持っています。私たちは、これから第二の創業期を迎えると考えています。
ぜひこの第2創業期に、最高の仲間を集めていくために、私やメンバーたちのパートナーとして、魅力あふれる方に、人事と組織の担当者、責任者に仲間になってもらいたいと考えています。
今私たちは、世界最高を目指すために、同じ方向を見つめて挑戦し続ける、愛あるチームを成長させるメンバー、人事責任者を募集しています。



鈴木 智也 プロフィール

博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所等を経て、2011年博報堂
DY・セガなどの出資で東京・LAに拠点を持つクリエイティブ・ブティック「STORIES ® 」を設立。
同社は米国を中心に20名超のクリエイターが所属、安室奈美恵MV、宇多田ヒカルMV・テレビ番組、SUBARU Your story with シリーズなどブランデッドエンターテイメント、CM、MV、イベントと多くのプロジェクトをプロデュース。

米国においても複数のハリウッド映画、テレビ番組を企画開発進行中。
USC映画大学院プロデューサー学科卒業 2017年カンヌライオンズ ブランデッドエンターテイメント部門審査員、2018年Spike Asia審査員

「The Art of Branded Entertainment(共著:英Peter Owen出版)2018」
「ブランデッドエンターテイメント 〜お金を払ってでも見たい広告〜(共著・監修・翻訳:宣伝会議出版)2020」

https://www.stories-llc.com/

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