1
/
5

「シリーズB資金調達完了!CEOインタビュー〜前編:成長を加速させるフェーズへと突入!」–CEO・林 達

この度、ストックマークはシリーズBラウンドで10億円の資金調達を実施いたしました。
資金調達によってストックマークが実現しようとしている未来とは一体どのようなものなのか、そしてそのためにはどのような人材が必要なのか。代表取締役CEOの林にインタビューしました。全2回に渡り熱い思いを語っています。

前編となる今回は、ストックマークが目指す世界観をお伝えします。
後編はこちら

プレスリリース
今年3月、Bonds Investment Groupや大和企業投資、NTTドコモ・ ベンチャーズ、WiLを引受先とした「シリーズB」での第三者割当増資を実施し、10億円を超える資金を調達しました。

全社員が力を振り絞り、サクセスパターンを作っている

ーー今回、資金調達を経て、各企業から注目されているその背景をどのように分析しますか。

評価していただいた部分はいくつかあるかと思いますが、大きくは3つです。

1) 巨大なマーケットを狙っていく野心的な取り組み
特にBtoBの世界でテキストの解析をSaaSとして効率化、付加価値化していくところは、全ホワイトカラーが使えるものをつくるという点でターゲットとするマーケットが巨大であること。

2) 強いチームを持っていること
高い技術力を持ってプロダクトを作る開発チーム、そのプロダクトの価値を訴求し“売れる”ビジネスチーム。

3) 「企業文化変革」というビジョン
*別章で説明

事業をここまで着実に進めてこられたのは、メンバーがストックマークのビジョンや野心にしっかり共感して、プロダクトの開発からオペレーションの改善まで幅広い業務を地道にこなしてくれたことが大きいと思っています。

——資金調達が完了した今の会社の現状をどのように考えていますか。

ここからさらに成長を加速させるフェーズへと突入していきます!

その中で今、一番大きな課題は「成功をどう図るか」ということ。当然、売上という指標はありますが、やはり、我々のプロダクトを使ってくれている顧客に価値が出せているのかが大事だと思っています。しかし、まだ成功パターンをガチッと定義できているわけではありません。だから今はチャレンジがすごく求められています。
今回のように10億円の資金調達となると、ステークホルダーも増えていきます。だから、より具体的に現実的にやっていかなければいけません。その中で、全員がstruggleしている状態と言えます。

スタートアップはシリーズAまでは“思春期”なんですよ。(笑)
夢やビジョンを語っていればよかったところからシリーズBまで進むと、より現実的に定量的な部分を測りながらどのような効果があったかと言うところまで具体的に計測していかないと、その先に拡がっていかない。だから今まさに全社でサクセスパターンを作りにいってるところです。

顧客とのシンクロ率を高めることが何より大事

ーービジョンを実現するためには、どの様な提供価値が必要ですか。

我々が考える『企業文化変革』のステップは、個人・チーム・組織の3つのレイヤーでそれぞれ3つのフェーズを掛け合わせた指標で、いかに組織全体を変革していくかを考えています。これを1つ1つ達成していくことが全社としてのロードマップで、現在地はフェーズ1です。

フェーズ1での個人は、世の中の状況は新規事業やDXなどと言われている中で、そのためのアプローチを多くの人が模索しているので、個々人の情報感度を高めることで“イノベーションの兆し”をつくる。
チームとしては全員が本気で知恵を出し合って新たなアイデアを生み出せるよう、“ナレッジシェアをする文化”をつくる。
さらに組織においては、それぞれのナレッジを流通させる。マネジメント・ミドル・現場の縦の階層、また部署間の横の壁を超えたコミュニケーションを生み出していく。
これは目新しいことではなく、シリコンバレーなどでも言われている話です。我々は、これを企業にしっかり浸透させていきたいと考えています。

フェーズ2は、個人がアイデアの質を高めていく。そのためにはデータを活用をしていくこと。社外のニュースや、社内のデータやナレッジを活用し自分のアイデアを自分で高度化していく。
チームは、ナレッジシェア=言い合っているだけじゃなく、コラボレーションしてプロジェクトが動き出す状態にする。
組織は、情報が流通していくと、誰がどんなマインドスキルを持っていて、誰が変革人材なのかが見えてきます。それにより、人材育成やリーダーの選定が適切になされ、組織でより良いコミュニケーションが生まれてくる。

——このフェーズ2に移行するまでに、どのくらいの時間が必要だと思いますか。

早くシフトできればそれに尽きますが、理想は3年後の実現です。フェーズ3の実現は5年後を目指しています。
フェーズ3では、個人は“全員がイノベーター化”して、定型的な業務はRPAやAIなどが担い、人間は高度な事業課題に自律的に取り組む状態。
チームとしては社内外の垣根を超えた“オープンコラボレーション”が実現し、ナレッジのシェアによって多角的なプロジェクトが推進される。
では、チーム、社内、社外の境目がなくなった時に組織の存在意義はというと、フェーズ3における組織の価値は個人のミッション・ビジョン・バリューに基づくデータや知見が最も蓄積されたプラットフォームとなること。人的資本の見える化が進むことで、組織設計や人材配置が柔軟に実施され、“人的資本の最適化”が実現します。そうなれば、個人が会社のリソースを使って、A社とB社を連携し新しい価値を生み出していくというような“企業”や“人”の垣根を超えた世界になっていきます。

——この企業文化変革のロードマップは、弊社が手がけるプロダクトの提供価値にも通じていますね。

まさしく。フェーズ1で情報流通を活性化するための『Anews』、フェーズ2では『Anews』と『Asales』で社内外のデータを組み合わせて構造化する。そしてコンテンツだけではなく、人と人のコラボレーションを促進させる。この構想が現実化すれば、一人ひとりのクリエイティブな発想や多彩なコラボレーションのきっかけをつくるうえで、情報分析ツール『Astrategy』がより活きるはずです。

使われているデータは、やはり“ビジネス”なのでテキストデータが多くなります。データを構造化し、その“人”を理解して企業の中にナレッジデータとして溜めていく。企業はプラットフォームとしての価値を広げていき、個人は自由に動きながら企業を活用して、自分のやりたいことを実現していく、そんな新しい世界、新しい働き方を作ってくプロダクトです。

——1日も早くこの構想を現実化するには、ストックマークで働くメンバーはどのような意識を持つことが重要なのでしょうか。

一番は顧客を中心に物事を考えることですね。どのような思いでプロダクトを使い、どのような期待や課題を感じているか、それをどう汲み取るか、顧客とのシンクロ率を高めることが何より大事だと思っています。
顧客の成功に熱狂できること(人)が一番大事。自分のプライドや想いだけじゃなくて、データ・ドリブンに顧客の成功体験を積んでいくことができる人。

全社員を見ると、ぶっちゃけ、まだまだ足りない人もいます。自分の興味だけじゃなく、本当に顧客価値につながっているのか?それは顧客にとってどうなのか?を全員が考えられるようにしていきたいと思っています。おとなしいメンバーもいます。でももっとつき上げなきゃいけない。もっと自分の意見を持ったり、もっとアウトプットしていく。その土壌はあるはずなので、意識を変えていって欲しいです。

どちらかといえば調整型が多いのかもしれません。もっとぶつかり合っていいんですけどね。(笑)

後編では、進化し続けるための社員のマインドや組織作りについてお話します。(後編はこちら

<プロフィール>
林 達(はやし たつ):東京大学文学部宗教学科在学中、アジア向けのインバウンド旅行サービスを提供するスタートアップを設立し、大手旅行代理店との提携や行政との共同事業を成功させる。卒論のテーマは「宗教としての企業組織文化」。2011年、新卒入社した伊藤忠商事に5年間務める。伊藤忠商事では投資企画業務や投資先の経営管理や新規M&A推進業務に従事。2016年にストックマーク株式会社をCTOの有馬と共同創業。

ストックマークで一緒に働くメンバーを探しています!

オープンポジション
オンラインでカジュアル面談しませんか?オープンポジション募集!
ストックマークが解決する社会課題は、日本の海外との競争力の低下です。 国内GDPの20%を占める最大産業である『製造業を中心に国内エンタープライズ企業』は、イノベーションのジレンマを抱えています。 イノベーションを作り出す最前線で働かれている、商品開発・技術開発・事業開発・R&Dの担当者は、イノベーションを生み出すために、自社の技術を活かす用途探索&技術分析、マートケット理解を進めるために市場調査を行われていますが、情報のスピードが速く膨大にある現代において、人間の力や、既存のツールでは、対応しきれない実態があります。 弊社は、社内外にある世の中にある膨大なテキストデータを自然言語処理AIで解析し、次世代のアイデア創出ができる仕組みを、自社のSaasプラットフォームを通じて提供しています。 是非、次世代のビジネスパーソンのプラットフォームを生み出し、人類にとってイノベーションの絶えない豊かな社会を実現していきましょう! ▼サービス紹介 ストックマークのサービスは、日英中の3.5万サイトもの膨大な情報網から、自然言語処理を活用して、ニュース/ IR / 特許 / 論文 / 社内資料を解析し、最適な形で情報をお届けし、次世代のイノベーション創出&アイデア創出の仕組みを提供し、新しくビジネスチャンスを発掘する支援を行っております。 ▼Anews(エーニュース) 情報収集SaaS 業務に直結する情報をAIとヒトのナレッジから、個人/チーム/組織単位で収集が可能 組織全体の「暗黙知」を「形式知」に変えて、組織全体の情報感度を高め、 事業アイディアの着想と組織内での発展を促します ▼Astrategy(エーストラテジー) 市場分析SaaS AIが技術や事例/リスク&チャンスなど該当情報の意味を理解した情報を、市場分析から将来予測が可能なデータにしご提供することで、様々な分析が可能 ▼お客様紹介 日経225を中心とした日本の大手企業が利用 パナソニック様、日立製作所様、味の素様、みずほ銀行様、帝人様、セブン銀行様、三菱商事様、サントリー様、JTB様、リクルートホールディングス様、リクルートキャリア様、ソフトバンク様 など 【関連資料】 ▼【超オススメ】いま注目のAI!自然言語処理の実社会活用と未来構想 〜アカデミック、ベンチャーキャピタル、海外動向、スタートアップから見た実態〜 https://youtu.be/YzSa9aUTk8o ▼CEO林 インタビュー動画 https://youtu.be/nNAG1uByRbY ▼CTO有馬 インタビュー動画 https://youtu.be/yFsB0GfwaFU ▼Technology Fast50 2022 Japan https://stockmark.co.jp/news/20230519 ▼Stockmark オープン社内報(Youtube) https://youtube.com/playlist?list=PLrZHMFQXt_asWdFjymZAIc1h6WrE4kKBa ▼coevo 当社運営のオウンドメディア https://stockmark.co.jp/coevo
ストックマーク株式会社
COO
急成長AI×SaaS スタートアップのCOO候補募集
ストックマークが解決する社会課題は、日本の海外との競争力の低下です。 国内GDPの20%を占める最大産業である『製造業を中心に国内エンタープライズ企業』は、イノベーションのジレンマを抱えています。 イノベーションを作り出す最前線で働かれている、商品開発・技術開発・事業開発・R&Dの担当者は、イノベーションを生み出すために、自社の技術を活かす用途探索&技術分析、マートケット理解を進めるために市場調査を行われていますが、情報のスピードが速く膨大にある現代において、人間の力や、既存のツールでは、対応しきれない実態があります。 弊社は、社内外にある世の中にある膨大なテキストデータを自然言語処理AIで解析し、次世代のアイデア創出ができる仕組みを、自社のSaasプラットフォームを通じて提供しています。 是非、次世代のビジネスパーソンのプラットフォームを生み出し、人類にとってイノベーションの絶えない豊かな社会を実現していきましょう! ▼サービス紹介 ストックマークのサービスは、日英中の3.5万サイトもの膨大な情報網から、自然言語処理を活用して、ニュース/ IR / 特許 / 論文 / 社内資料を解析し、最適な形で情報をお届けし、次世代のイノベーション創出&アイデア創出の仕組みを提供し、新しくビジネスチャンスを発掘する支援を行っております。 ▼Anews(エーニュース) 情報収集SaaS 業務に直結する情報をAIとヒトのナレッジから、個人/チーム/組織単位で収集が可能 組織全体の「暗黙知」を「形式知」に変えて、組織全体の情報感度を高め、 事業アイディアの着想と組織内での発展を促します ▼Astrategy(エーストラテジー) 市場分析SaaS AIが技術や事例/リスク&チャンスなど該当情報の意味を理解した情報を、市場分析から将来予測が可能なデータにしご提供することで、様々な分析が可能 ▼お客様紹介 日経225を中心とした日本の大手企業が利用 パナソニック様、日立製作所様、味の素様、みずほ銀行様、帝人様、セブン銀行様、三菱商事様、サントリー様、JTB様、リクルートホールディングス様、リクルートキャリア様、ソフトバンク様 など 【関連資料】 ▼【超オススメ】いま注目のAI!自然言語処理の実社会活用と未来構想 〜アカデミック、ベンチャーキャピタル、海外動向、スタートアップから見た実態〜 https://youtu.be/YzSa9aUTk8o ▼CEO林 インタビュー動画 https://youtu.be/nNAG1uByRbY ▼CTO有馬 インタビュー動画 https://youtu.be/yFsB0GfwaFU ▼Technology Fast50 2022 Japan https://stockmark.co.jp/news/20230519 ▼Stockmark オープン社内報(Youtube) https://youtube.com/playlist?list=PLrZHMFQXt_asWdFjymZAIc1h6WrE4kKBa ▼coevo 当社運営のオウンドメディア https://stockmark.co.jp/coevo
ストックマーク株式会社
アカウントエグゼクティブMgr
日経225などの組織変革をすすめるアカウントエグゼクティブMgrの募集!
ストックマークが解決する社会課題は、日本の海外との競争力の低下です。 国内GDPの20%を占める最大産業である『製造業を中心に国内エンタープライズ企業』は、イノベーションのジレンマを抱えています。 イノベーションを作り出す最前線で働かれている、商品開発・技術開発・事業開発・R&Dの担当者は、イノベーションを生み出すために、自社の技術を活かす用途探索&技術分析、マートケット理解を進めるために市場調査を行われていますが、情報のスピードが速く膨大にある現代において、人間の力や、既存のツールでは、対応しきれない実態があります。 弊社は、社内外にある世の中にある膨大なテキストデータを自然言語処理AIで解析し、次世代のアイデア創出ができる仕組みを、自社のSaasプラットフォームを通じて提供しています。 是非、次世代のビジネスパーソンのプラットフォームを生み出し、人類にとってイノベーションの絶えない豊かな社会を実現していきましょう! ▼サービス紹介 ストックマークのサービスは、日英中の3.5万サイトもの膨大な情報網から、自然言語処理を活用して、ニュース/ IR / 特許 / 論文 / 社内資料を解析し、最適な形で情報をお届けし、次世代のイノベーション創出&アイデア創出の仕組みを提供し、新しくビジネスチャンスを発掘する支援を行っております。 ▼Anews(エーニュース) 情報収集SaaS 業務に直結する情報をAIとヒトのナレッジから、個人/チーム/組織単位で収集が可能 組織全体の「暗黙知」を「形式知」に変えて、組織全体の情報感度を高め、 事業アイディアの着想と組織内での発展を促します ▼Astrategy(エーストラテジー) 市場分析SaaS AIが技術や事例/リスク&チャンスなど該当情報の意味を理解した情報を、市場分析から将来予測が可能なデータにしご提供することで、様々な分析が可能 ▼お客様紹介 日経225を中心とした日本の大手企業が利用 パナソニック様、日立製作所様、味の素様、みずほ銀行様、帝人様、セブン銀行様、三菱商事様、サントリー様、JTB様、リクルートホールディングス様、リクルートキャリア様、ソフトバンク様 など 【関連資料】 ▼【超オススメ】いま注目のAI!自然言語処理の実社会活用と未来構想 〜アカデミック、ベンチャーキャピタル、海外動向、スタートアップから見た実態〜 https://youtu.be/YzSa9aUTk8o ▼CEO林 インタビュー動画 https://youtu.be/nNAG1uByRbY ▼CTO有馬 インタビュー動画 https://youtu.be/yFsB0GfwaFU ▼Technology Fast50 2022 Japan https://stockmark.co.jp/news/20230519 ▼Stockmark オープン社内報(Youtube) https://youtube.com/playlist?list=PLrZHMFQXt_asWdFjymZAIc1h6WrE4kKBa ▼coevo 当社運営のオウンドメディア https://stockmark.co.jp/coevo
ストックマーク株式会社


この記事を読んだ方はこちらもオススメ

チームメンバーと伴走して顧客価値をつくる-『Anews』 Customer Success・服部貴之 | 社員インタビュー
Customer Success(以下、CS)を束ねるリーダーとして、入社後3か月でカスタマーヘルススコアの導入や顧客ロイヤリティの把握プロセスを構築するなど、チーム体制の改善策を次々に打ち出してきた服部。圧倒的なスピード感でCSチームを革新する彼が見据える今後のビジョンとは? CSが担う業務とともに尋ねました。 <プロフィール>服部貴之(はっとり たかゆき):約17年間にわたり、IT ...
https://en-jp.wantedly.com/companies/stockmark/post_articles/321227
異能なメンバーたちと「化学反応」を起こし続け、最強の組織を作る!-人事・岸本泰治朗 | 社員インタビュー
大手転職エージェントに新卒入社し、3年間経験を積んだ後、2019年10月に「ストックマーク」に転職した人事・岸本。前職で幅広い業界・規模の企業に対して採用コンサルティング業務を中心に行うなかで、「人事の根幹に携わりたい」との思いが芽生えたのは、長年の趣味である"アカペラ"の影響が大きいという。そのココロに迫る。 岸本泰治朗(きしもと ...
https://en-jp.wantedly.com/companies/stockmark/post_articles/302199
ストックマーク株式会社's job postings
25 Likes
25 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from ストックマーク株式会社
If this story triggered your interest, have a chat with the team?