僕には、会社を経営するうえで、ずっと大切にしている考えがあります。
それは、「ピラミッドの頂点ではなく、円の中心にいたい」ということです。
僕は、Stella Pointを本気で大きくしたいと思っています。
事業を増やしたいし、もっとたくさんの仲間と一緒に働きたい。今よりも大きな挑戦ができる会社にしていきたい。
そのために、社長として決断しなければいけないこともあるし、会社の最終責任を引き受ける覚悟もあります。
でも、会社が大きくなったからといって、僕自身がみんなから遠い存在になりたいわけではありません。
社長だから一番上にいる。
社長だから偉い。
社長だから、みんなが自分を見上げる。
そんな関係をつくりたいわけじゃないんです。
僕は、みんなと一緒に笑っていたい。
誰かが成果を出したら一緒に喜びたいし、困っている仲間がいたら一緒に考えたい。くだらない話で笑い合う時間も、ずっと大切にしたい。
僕が中心にいたいのは、権力の中心じゃない。みんなの笑顔の中心なんです。
01|僕がつくりたいのは、ピラミッドじゃなくて円。
会社の組織を図にすると、よくピラミッド型で表現されますよね。
一番上に社長がいて、その下に役員や責任者がいて、さらにその下にメンバーがいる。
これはこれで、必要な形だと思っています。
誰が何を決めるのか。誰がどこまで責任を持つのか。
会社が大きくなればなるほど、こうした役割や責任の整理は欠かせません。
だから、僕はピラミッド型の組織が悪いと言いたいわけではありません。
ただ、人と人との関係まで、ピラミッドにしたくない。
僕が一番上にいて、みんなが下から僕を見上げている。
そんな会社よりも、みんなが一つの輪でつながっている会社の方が、僕は好きなんです。
【ピラミッドと円の比較】
ピラミッドは、役割や責任の違いを表すには分かりやい形です。
でも、僕が目指している円は、正式な組織図の話ではありません。
社長とメンバーの距離感の話です。
誰かが嬉しいことを報告してくれたら、一緒に喜べる。
困っていることがあったら、ちゃんと声が届く。
新しいことに挑戦したい人がいたら、その話を聞いて、一緒に考えられる。
社長だからといって、遠くから眺めているだけの存在にはなりたくないんです。
02|円の中心にいたい。でも、全部を決めたいわけじゃない。
ここで、一つだけ誤解してほしくないことがあります。
「円の中心にいたい」と言うと、結局みんなが僕を中心に動く会社にしたいの?と思う人もいるかもしれません。
でも、それはむしろ逆です。
僕は、みんなにもっと自分で考えてほしいし、自分で決めてほしい。
チームのことも、事業のことも、自分たちの意思で前に進められる人が増えてほしいと思っています。
何をするにも社長に確認。
何か問題が起きたら、とりあえず社長に判断してもらう。
それでは、会社が大きくなったときに限界が来ると思うんです。
それに、そんな会社って、あんまり面白くないじゃないですか。
自分で考えて、自分で決めて、挑戦できる。
その方が、仕事は絶対に面白いと思う。
もちろん、任せる以上は責任と権限を明確にする必要がありますし、僕が判断しなければいけないことは僕が決めます。
でも、みんなの挑戦を、僕の判断待ちで止めたくはないんです。
僕が中心にいたいのは、意思決定の中心じゃない。笑顔の中心なんです。
誰かが自分の力で成果を出したとき。
チームで目標を達成したとき。
ずっと苦戦していたメンバーが、何かを乗り越えたとき。
その瞬間に、一緒に喜べる社長でいたい。
僕が全部動かしている会社より、みんながそれぞれの場所で会社を動かしている方が、ずっとワクワクします。
03|僕、みんなと一緒にいる時間が本当に好きなんです。
これは、経営者としての立派な考えというより、単純に僕の性格の話かもしれません。
僕、Stella Pointのメンバーと一緒にいる時間が本当に好きなんです。
仕事の話をしている時間も好きですし、くだらない話をして笑っている時間も好き。
恋バナで盛り上がることもあれば、気づいたら仕事の話になって熱くなっていることもあります。
みんなでご飯に行くのも大好きです。
ちなみに、僕はお酒がそんなに好きじゃありません。
ビールなんて最初の3口くらいで十分です(笑)。
できることなら、最初から最後までコーラを飲んでいたい。
それでも、みんなとご飯に行く時間が好きなのは、お酒が飲みたいからじゃないんですよね。
一緒にいる時間が楽しいからです。
ただ、こういう話をすると、飲み会に参加することが大切なのかと思われるかもしれませんが、そういうことではありません。
ご飯に行くかどうかは、もちろん本人の自由です。
仕事中の何気ない会話でもいいし、ちょっとした報告でもいい。
大事なのは、社長とメンバーという立場の違いがあっても、人としてちゃんと向き合える関係でいたいということ。
僕は、みんなが楽しそうにしている姿を見るのが好きなんです。
だから、その輪から遠く離れた場所にいる社長にはなりたくない。
04|仲が良いだけじゃ、会社は守れない。
ここまで読むと、「みんなと仲良くしたい社長の話?」と思われるかもしれません。
でも、それだけではありません。
僕は、Stella Pointを本気で大きくしたいと思っています。
事業を成長させたいし、もっと多くの人が挑戦できる会社にしたい。
そのためには、売上も利益も必要です。
雇用を守ることも、新しい事業に投資することも、厳しい判断をすることも、全部経営者の仕事です。
時には、メンバーにとって耳の痛いことを伝えなければいけない場面だってあると思います。
みんなに好かれることだけを考えていたら、経営者として果たせない責任もあります。
だから僕は、ただ優しい社長になりたいわけではありません。
責任の大きさと、人との距離は、別の話だと思うんです。
社長には社長の責任がある。
責任者には責任者の役割がある。
メンバーにも、それぞれ任された仕事があります。
そこを曖昧にするつもりはありません。
でも、責任が大きいからといって、人との距離まで遠くする必要はないと思っています。
厳しい判断をすることと、相手を大切にすることは、両立できるはずです。
むしろ、大切な仲間だからこそ、必要なことを伝えなければいけないときもある。
僕は、そんな関係をつくっていきたいんです。
05|会社が1000人になったとき、僕はどこにいるんだろう。
Stella Pointは、2035年にグループ全体で10事業、売上100億円、1000人を目指しています。
かなり大きな目標です。
でも、僕は本気で目指しています。
その未来を考えたとき、ふと思うことがあります。
会社が1000人になったとき、僕はどこにいるんだろう。
今と同じように、全員と頻繁にご飯に行くことは難しいと思います。
全員の名前や日常を、今と同じ深さで知ることも簡単ではないでしょう。
会社が大きくなれば、仕組みも必要になるし、組織の階層も増えていくはずです。
それは自然なことです。
でも、だからといって、社長が何を考えているのか分からない。
社長には話しかけづらい。
社長は自分たちとは別の世界にいる。
そんな距離感を当たり前にはしたくないんです。
もちろん、1000人全員と同じ距離で関わることはできないかもしれません。
でも、現場の声を聞く機会をつくることはできる。
頑張っている人を知ろうとすることはできる。
直接会ったときには、立場なんて気にせず話せる空気をつくることもできる。
そして何より、各チームの中で、そういう関係が生まれていてほしい。
僕が一人で1000人を笑顔にするんじゃなくて、誰かが隣の誰かを大切にして、その人がまた別の誰かを大切にする。
そんな会社になったら最高じゃないですか。
06|一つの大きな円より、たくさんの笑顔の円がいい。
僕が目指す会社には、もう一つ大切なことがあります。
それは、すべての円の中心に僕がいる必要はない、ということです。
例えば、あるチームでメンバーが目標を達成したとき。
そのチームのリーダーが一番に喜んで、みんなで笑っている。
別の事業では、新しい挑戦が始まって、責任者とメンバーがワクワクしながら話している。
また別の部署では、誰かが困っていたら、周りの仲間が自然に声をかけている。
そんな小さな円が、会社のあちこちに生まれてほしいんです。
そこに毎回僕が登場する必要なんてありません。
むしろ、僕がいなくても、そういう光景が当たり前になっていたら、すごく嬉しい。
Stella Pointには、「半径5m以内の人を幸せにする。」という大切にしている言葉があります。
僕にとって、それは特別なイベントの話ではありません。
普段、一緒に働いている人を大切にすること。
誰かの成功を、自分のことのように喜ぶこと。
困っている仲間がいたら、手を差し伸べること。
そういう小さなことが、会社中に広がっていくことだと思っています。
一人の社長を中心にした大きな円ではなく、一人ひとりが誰かの笑顔をつくれる、たくさんの円がある会社。
僕が本当につくりたいのは、そんなStella Pointです。
07|僕は、どんな社長でいたいんだろう。
会社を経営していると、売上や利益、採用、組織、将来のことなど、考えることは本当にたくさんあります。
会社が大きくなればなるほど、今より難しい判断も増えるでしょう。
だからこそ、忘れたくないことがあります。
僕は、何のために会社を大きくしたいんだろう。
どんな景色が見たくて、ここまでやっているんだろう。
もちろん、大きな事業をつくりたい。
100億円も達成したいし、1000人の仲間がいる会社もつくりたい。
でも、1000人の一番上に立って、「俺が社長だぞ!」って言いたいわけじゃないんです(笑)。
僕が見たいのは、みんなが笑っている景色です。
誰かが成果を出して、嬉しそうにしている。
誰かが新しいことに挑戦して、目を輝かせている。
誰かの成功を、仲間が自分のことのように喜んでいる。
そんな景色を見たい。
そして、できることなら、その輪の中に僕もいたい。
会社の規模が大きくなることと、人と人との距離が遠くなることは、同じじゃないと思っています。
もちろん、言うほど簡単なことではないでしょう。
僕自身も変わらなければいけないし、今まで以上に人に任せる力も必要になる。
一人ひとりの声が届く仕組みも、これからつくっていかなければいけません。
でも、だからこそ挑戦したいんです。
08|ピラミッドの頂点より、笑顔の中心にいたい。
僕は、社長としての責任から逃げるつもりはありません。
会社の未来を考え、必要な決断をして、みんなが挑戦できる環境をつくっていく。
それは、これからも僕の仕事です。
でも、社長だからといって、みんなから遠く離れた場所にいる必要はない。
偉そうにしているより、一緒に笑っていたい。
誰かの挑戦を止める人より、背中を押せる人でいたい。
成果を報告されるだけの人より、一緒に喜べる人でいたい。
そして、僕がいなくても、みんなが自分たちの力で会社を前に進められる。
そんな強い組織をつくりたい。
ピラミッドの頂点より、笑顔の中心にいたい。
これは、役職や責任をなくしたいという話ではありません。
僕自身が、これからどんな社長であり続けたいかという話です。
会社がどれだけ大きくなっても、みんなの笑顔の真ん中にいられる社長でいたい。
そして、僕がいない場所にも、たくさんの笑顔の円が広がっている。
そんな会社を、みんなと一緒につくっていきたいと思っています。