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教師から障害者雇用支援へキャリアチェンジ、"誰もが自分らしく過ごせる社会"の実現に向けて

スタートラインで働くスタッフの様子を紹介。

今回は2016年6月入社、現在は【サポート付きサテライトオフィスINCLU】にて、2拠点を管轄するエリア責任者の佐藤さんのお話です!

■簡単な自己紹介

出身:北海道札幌市
好きな言葉:生きるということは、学ぶということ
趣味:ランニング、ライブに行くこと

----------まずは、佐藤さんのご経歴とスタートラインへの入社のきっかけを教えていただけますか。

 前職までは、小学校の特別支援学級の講師をした後に高校普通科の教師として働いていました。高校では数学を担当していたのですが、数学は自分にとって苦手な分野でありながらも同時に好きな分野でもありました。有難いことに、好きなことを仕事にすることができてやりがいを感じながら働いていましたが、激務の中で、これからも自分らしく働いていけるのだろうかということについて疑問を抱いたことから、転職に至りました。

----------当時はどのような転職軸をお持ちでしたか?

 自分以外の誰かをサポートできるような仕事をしたいと考えていました。

 小学生の時に白血病を患い、まともに学校に通うことができず入院生活が長かったのですが、病院の中では車椅子の人や内部疾患を持つ人などが当たり前にいる環境でした。ですので、自分にとって障害を持った人が身近にいることは、生きていく上でごく自然なことでした。しかし、社会に出てまわりを見渡すと、どうやらそうでは無いということに気付きました。障害の有無が生活や仕事等に影響を及ぼすことがあると感じていました。そのため、仕事を探すときには「障害」や「サポート」をキーワードに、様々な求人を見ていました。その一つにスタートラインの情報があり、興味を持ったことが入社するきっかけとなりました。

 面接の過程でいろいろとお話をさせていただく中で、当時はまだ創世期でしたが、「手探り感がありながらも、社会が明るくなりそうな予感」を感じることができたことや、一緒に働く人の雰囲気で最終的には入社を決めました。


----------未経験で入社されてから様々な経験をされてきているかと思いますが、当初はどんなことを感じることが多かったですか?

 "自分が失敗したり、かっこ悪いところを見せる"のがとにかく嫌な性格なんです笑。しかし、入社してから現在まで、大小問わず数えきれないほど失敗をしてきました。そんな時に、一緒になって乗り越えてくれる上司や同僚がいつも周りに居てくれました。入社してから今まで、それはずっと変わらず、その連続ですね。すごく恵まれてるなと感じていますし、仲間たちにとても感謝しています。

INCLU=誰もが自分に正直でいることができる場所

----------佐藤さんが、INCLUを通じて社会に還元しているものって、どんなことだと考えていますか?

 INCLUでは障害をお持ちのメンバー様とスタートラインのサポーターが就業していますが、メンバー様1人1人が笑顔で活躍していくことを実現することがとても大切だと思っています。それを実現するには、サポーター1人1人が笑顔でいることが必要だと考えています。もっと言うと、自分自身が笑顔でいる必要がある。その笑顔は、【自分が自分らしく、ありのままで、得意不得意などのデコボコはあっても組織の中で自分の役割を実感し、体現できていること】で生まれるものだと考えています。INCLUでは、それを体現することが出来ていると思います。社会には、自分が正直でいることができない場面があって、どうしようもなく辛いこともあるかもしれないのですが、INCLUは正直でいることのできる環境ではないだろうかと実感しています。そういった意味で、INCLUは自分も含めて、誰もがそこに居ていいと認め受け入れられる環境を実現していると思っています。

 今期もたくさんのサポーターに入社していただいていますが、皆さん様々な経歴をお持ちで、色々な経験をされて、入社してくれています。メンバー様への関わり方ひとつとっても、サポーターによって一人ひとりアプローチは異なります。そのような違いを尊重しながら、「みんなでクライアントやメンバー様のためにサポートしていきたいから、同じ目標に向かってそれぞれの良さや能力を発揮して、力を合わせていこうよ。失敗しても大丈夫だよ」と胸を張って言える。自分らしくいることは、社会ではとても難しいことかもしれないけど、INCLUはそれが実現できる場所である。"自分はここにいていいんだ"と実感ができる尊い場所だと感じています。


----------現在はマネジメントラインとしてより一層の責任を受ける立場にいらっしゃるかと思います。時には、サポーターがのびのびと働くということと、ビジネス上の責任や厳しさを共存させなければならない場面に直面することもあるかと思いますが、どんなことを大切にされていますか?

 責任者になった当初はとても苦戦しました。責任を受ける立場だからこそ、自分自身が全ての事象に介入しようとしてしまっていたんです。そうすると仕事量も増えますし、抱えきれなくなってくる。とても辛かったし、体現したかった組織は作れていないなと感じていました。その経験を経て、現在は同僚やチームのみんなを心から信頼して任せることを大切にしています。

 自分が責任者であっても、万能ではない。自分よりもサポート力が高い人や、柔軟なアイディアを生む人や、誠実できめ細やかなフォローができる人など、個々のサポーターの素晴らしいところに目を向けて、その力を発揮してもらう。その中で、時には失敗してしまう場面もありますが、失敗したくて失敗しているわけではない。もちろん、致命傷になるような失敗は回避できるようにあらかじめ備えておくようにしながらも、チーム全員の考えが反映されて、最終的には「佐藤さん、あとはやっておくので大丈夫です」となるような組織が、今は体現できているのかなと思います。

ありのままの自分でいられる社会を体現する貴重な存在を、社会のあたりまえに

----------佐藤さんが大切にされている組織の在り方に触れて、素敵だなと思いました。最後に、今後のビジョンについてもお聞かせください!

 【誰もが自分らしく生きることができる社会】を実現していきたいと考えています。それは、社会とのギャップを感じながら自分と向き合わなければいけない茨の道かもしれません。だけど、仲間と一緒に力を合わせて、体現していきたい。事業の規模が大きくなっていけば、さらにその輪は広がっていくと思います。その先に明るい未来が待っているのではないかと感じています。同じような価値観や志を持つ人は、ぜひ一緒に体現していきましょう!

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